うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

KTさんの「コラボレーションがあなたの創造性を解き放つ」というお話を聞いてきましたよ。という話。


20221117にセゾン情報システムズさん社内のスペースにて
KTさん( KT ❄️ 11/16 BUILD.local (@DATA_Saber) / Twitter )のお話を伺ってきました。

このイベントでした

0.プロフィール

営業からプロフィールを書いて送って、と言われて、
自分が送ったプロフィールは魅力的ではないのに。
もりもりにもって送り返されてきた。
それ以来、大きく自分をアピールするプロフィールを書いている。
皆さんもプロフィールはモリモリのモリにしましょう。


Snowflakeプロダクトマーケティングエヴァンジェリスト。元Tableau。
データを使いたい人のために、DATA Saber。データのスキルを上げたい人のためのコミュニティづくり。
をしている。

1.KTさんの性質

・ミッションやビジョンが行動を突き動かすタイプ
 →意味を見出せないと意欲を失う
  →全体構想や目的がわからないプロジェクトでは挫折することも…


・ミッションに共感し、広めたい・受け継ぎたいという気持ちになると最強
 →エヴァンジェリスト、コミュニティづくり
  →DATA Saber、Tableau User Group、Snowflakeなど


そんな人なので「誰の役に立つか」「どこに向かっているか」がわかるとやり切れる


はじめてそれに気づいたのがTableauのミッションに触れた時
We help people see and understand data(tableauのミッション)
→そこからコミュニティづくりや本の出版

2.Why Data なぜデータ?

「データ」って聞いて何を思い浮かべますか?
01?数字の表?


デジタルデータは爆増中 ゼタバイト単位
2020年の調査ではデジタルデータは世界に59ゼタバイトあった
指数関数的に増えていて、もはやゼタバイトうんぬんも意味を持たない。
まだまだ増える。

3.データとは?

例えば買い物をすると取引データが残る、
例えばWebサイトアクセスするとアクセス履歴データが残る
例えば人の往来を録画するだけでデータが残る
もはやデジタルでないものがデジタルデータになって残っていく時代
「あらゆる行動がデータ化されている」

4.デジタルツイン化

リアルとバーチャル
データは世界を写す鏡
この鏡で世界を理解することができる

しかも、
距離はゼロ。過去にも戻れる。未来予測もできる。粒度も変えられる。
全体、俯瞰、フォーカスをシームレスに変えられる。

5.Tableauのビジュアル分析のサイクル という図がとてもよくできている

ビジュアル分析のサイクル - Tableau
task,Get data.choose,view,insight,art


データ分析以前
→データ分析を専門家がする時代
 →データ分析の民主化の時代


「Get data」の中でデータ準備が8割、と言われるほど時間がかかる。
このままではデータ活用が進まない。
なぜそんなに時間がかかるのか。
理由:データがどこにあるかわからない、データが使える形になっていない、自分では持っていない


この「Get data」をはやくする必要がある


例えば
「自社の製品の売上ランキング」に意味がある?
自社ではイスが一番売れている、よりも、世の中のイスや机の売れすじ等がわかるほうが
意思決定に使える


いろんなデータがないと難しい。
だから、これから訪れるのはデータコラボレーションの時代

6.データコラボレーションの重要性について

あらゆる危機に立ち向かうには?
パンデミック、聞こう、人口減少、高齢化、戦争、物価高騰、円安、次はなに???


「事前準備は不可能」な時代
過去に何があったか、ではこの先は立ち向かえない


あらゆる人、組織、それを写す鏡であるデータとのコラボレーションが必要


問い:自分の持っているデータだけでいい?
→昨年実績だけでは今年はわからない

例1

チポトレというレストランの話
大手レストランのChipotleがSnowflakeを駆使してコロナ禍で情報に基づく意思決定を実現 - Blog

自社データとSnowflake Marketplaceの中の「新型コロナ感染者数データ」と掛け合わせた
機械学習を使い「次の期間どのくらい従業員や材料がいるかを導き出した」という事例

自分の持っていないデータを掛け合わせて、経営に活かした
この件は2021年の7月に記事化されている。

いかに俊敏に迅速に対応できるか、
ほしいと思ったらすぐに使えるか
というのが重要な時代が来ている
「全て事前準備しておく」のは不可能

外部データの取得はもう困難ではない

例2

CO2排出量の話
サプライチェーン排出量は自社より他社が多い
工場で作るのにどれだけCO2出たか、売るのに、材料を手に入れるのに、どれだけCO2出たか
どうやってそれらを測定し、まとめるか
あるいは個人レベルでは?


「他社=Scope3」の排出量を出すには?
全てをデータ化し、使える状態にしておく必要がある


「排出量をちゃんと正しく公開できている企業」という評価軸が出てくるのがこれから。


「データコラボレーションが必須の世界」になる
+αのメリットがあるだけでなく、やらないとマイナスになる

使い方はインもアウトもある
1.相手からデータをもらって掛け合わせる、自分の洞察を深める
2.自分のデータを提供し、掛け合わせてもらう、人の洞察を深める素材提供
→どちらも価値が生まれる


ネットワークにたくさんの人が参加し、コラボレーションするのが大事、皆さんにもその一員になってほしい


「あなたのデータは他の人にとって価値がある」という視点を持ってほしい
例)防犯用監視カメラのデータが、販促用にも使える、


7.データクラウドのお話

コラボレーションが必要なのに、できていないのは
「データサイロ化」しているせい
価値実現を阻むのがデータサイロ。


お客様のやりたいことを実現するのがSnowflakeのミッション
カスタマーファーストの軸


データ圧縮すると売上は減るが、それでも圧縮する


Snowflakeの企業理念は
To Mobilize the world data
世界のデータをmobilizeする


mobilizeとは?
→mobileを連想する言葉ですよね


mobile=スマホが変えたものってなんでしょう
・地図がいつでも見える
・時間があったらお客様先に行ける
・電話もそこにある
・音楽もそこにある、メールも、ドキュメントやスライドも
あらゆるものを持ちあるけるようにしたのがモバイル


データもそうしたい
いつでもどこでもどんなデータも使えるように
誰かが持っているデータを誰でも使える状態に
組織内、関連会社、組織外、天気や市場のデータなどを取れるように


「データクラウドはグローバルネットワーク」
プラットフォームとしてのSnowflakeとデータやサービスやアプリケーション


YouTubeは動画プラットフォームでクリエイターが自由に動画を載せられる
おもしろい動画があるからみんな見る。容量制限ない、高画質、簡単、


Snowflakeが提供しているものはプラットフォーム
・どんなワークロードも迅速に処理
・要求通りに機能する
・本当に重要なものにつながる
基本的に見えてこれができていないものがあふれている


蛇口をひねると水が出るように、
データが正しく出てくるようにする
すぐ新鮮なデータを使えるようにする。


データクラウドに向けイノベーションを進めてきた
これからも短いスパンでたくさんの改善をしていく


セルフBI等新しいものが進んだことにより
データクラウド
・どんなデータでも入る
・自由に使えつつ、ガバナンスもきく
・バラバラにならない
・セルフマネージド
・プログラムもできる
・それらをマーケットプレイスで売ることもできる


Snowflakeの特長
クラウドデータプラットフォーム「Snowflake(スノーフレイク)」とは - INSIGHT LAB


最適化されたストレージ
・「マイクロパーティション」で細かく分けてデータを保存。サイロに阻害されないデータアクセス
・大規模データも容易にアクセス
・柔軟性


伸縮性のある高性能エンジン
1つのエンジンであらゆるワークロードに対応
トップクラスの性能と同時進行
アクセスとプログラミング
リソースを考えずにコンピューティングできる。一瞬だけの高負荷処理に耐えつつ、コスパを良くしている


インテリジェントなインフラストラクチャー
多くのワークロード


Snowgrid(クロスクラウド
AWS、Azure、GCPいろいろな環境で使える
コラボしやすい


Snowflakeがデータコラボレーションを実現する方法
簡単に連携できる
今までは「転送」していた
これからは皆さんが持っているデータをそのまま見せることができる
組織間をまたいでリアルタイムデータを共有できる


今までは切り離して共有
Snowflakeは自分のところに入れたまま相手のリソースで共有ができる
誰にでも見せるのではなく、相手によって見せる部分を変えつつ
Snowflakeマーケットプレイスで260を超えるプロバイダーを活用できる


■これからの社会とデータクラウド
次の大きなイノベーションの波を取り入れること


2014:Disrupt Analytics
2018:Disrupt Colabolation
Today:Disrupt APP Development


アプリ開発の常識をぶっ壊そうとしている


PythonJavaSnowflake上で使える


ブラウザでPythonを書いたらアプリをSnowflake上で使えるようにしていく


「このデータをあの人に見せたら…」「このデータをこう使える人がいたら…」
というアイデアを実現できるように


コラボレーションの先にオーケストレーション


データがあればデータで
コードを書ければコードで
組み合わせが上手な人は組み合わせで
色々な人が集まって新しいアイデアを実現できるようにする


「皆さんは何を成し遂げ、どんな未来を作りますか?」

Q&A

Q.当社もSnowflake使っています
世界にシェアする世界観は共感持てるが、自社データを出すのに壁を感じます
すでにデータシェアをしている会社はどうやってその壁を乗り換えたか
→A.わかっている人はわかっている
 当然みんなそれがよいと思っていない
 やろうと思っている人がやるのが文化づくりの基本
 そこから成功事例を出す
 囲い込み作戦をしている人の囲い込んでいるものの価値が一瞬にしてゼロになる
 マスタデータはどこかが出せば
 
 コンシューマレベルではすでにシェアしているよね
 書籍なんかそうですよね?

うさみ感想

いやいやいやいやいやいや
圧巻でした。
超おもしろい。
実はKTさんのご登壇を見るのは今回が初めてだったんですが、
自社製品のお話よりもほとんど「データと未来」的なお話だったので、
うわーなにそれその未来ー!超今すぐ体験したーい!!と思いました。


Snwoflake使ってみたーい
という方は
データクラウド | Snowflake JA
から無料トライアルもできるとのことです。


今のこどもたちが大きくなったころ、
どんなデータ活用がされてるか超楽しみ^_^

ちなみに

このイベント、すでに次回が決まっていて、
今度は元マイクロソフトの澤さんが登壇されるそうです。


場所はまたセゾン情報システムズ社内ですけども、
どなたでもご参加いただけるようなので興味のある方はどうぞー。
<未来へのコードVOL.4> 「働く」をアップデートするために必要なマインドセット(澤 円氏) - color is(カラーイズ) | あなたの可能性を広げ行動につなげるヒント。


あ、KTさんのお話に興味がある方はこちらもどうぞ
データドリブンの極意 〜Tableauブートキャンプで学ぶデータを「読む」「語る」力

ういむす(ウインナーソーセージ一本おにぎり)とはなにか、あるいは具をセンターに入れたおにぎりを作るのが苦手だったあの日の私への手紙。

こどもが2人ともサッカーを続けている。
長男が始めて8年、次男が始めて4年。
彼らは彼らなりに努力し、それぞれのスピードで成長している。


そして、父である私は、
ほぼほぼ毎週末おにぎりを握り続けてたらレベルアップしてきてしまった。
おにぎりチェーン出店のオファーが来ないのが不思議なほどである。
言いすぎましたごめんなさい。


さて、そんな私の現時点でのマスターピース、最高傑作が「ういむす」ことウインナーソーセージ一本おむすびである。


ウインナー一本をごはんでつつんだおにぎり。
っていうか、あたまからウインナーがはみ出している見た目。

老若男女のわくわく感を煽ります。


一本まるまるなのでパリッと食感が保たれ、ウインナー周辺のごはんに脂の味が染みる。
そう、ホットドッグのウインナーまわりのパンが吸っている、あの脂を米に吸わせるのだ。

イントロなしのいきなりサビ、みたいな美味しさ。


前置きが長くなったが、以下、レシピをどうぞ。
あ、ちなみにこのやり方だと「初心者が意外に難しくておどろく、具をセンターに入れた三角おにぎり」が上手にできますので、
ウインナーで慣れたら他の色々も試してみてね(ウインク)。


材料

作る分の本数のウインナー
ウインナーをいいかんじに包める分量のたきたてごはん
塩、水
幅22cmのラップ(でかくてもいいけど)


塩はおにぎりひとつに0.6から0.8グラムくらい(てきとうにやってみて回数作って慣れてください)

 


つくりかた

小さいフライパンに大さじ1くらい水を入れてウインナーを入れて弱火で火をつけ、時々転がしながら水分が蒸発して少し焼き目がつくまで焼く
(中までジューシーになるよう火を通しつつ、表面をパリッとさせる焼き方です。)


焼きつつ、ごはんに塩をまぶして混ぜておく(混ぜすぎるとべたべたになるので注意)


ラップを長方形にひろげる
(B5の紙より一回り小さいくらい)


ごはんをラップの上に楕円形に広げる


ウインナーをごはんの真ん中から端寄りに1本乗せる
(おにぎりのてっぺんにウインナーがどーんとはみだす位置に)


ラップごとごはんを持ち上げて半分にたたむようにかぶせる


ラップの端をつかってごはんを完全に包み、おにぎりっぽく形を整える
強く固めすぎず、米粒どうしの距離を詰めていく感じで全体に圧をかけるように握る


以上で完成。
日本の農耕文化と、西洋の牧畜文化の頂点、ういむすをおいしく食べるがいい!
あ、ちなみに冷めても美味しいし、できたてのあったかいのを食べるのもおすすめです。


塩の話

塩をまぜるようにしている点について、
炊く段階で塩を入れて味を決める方法もあるけど、
混ぜたほうがランダム感がでるので楽しくて好きです。


あと、炊く段階で混ぜると、具を混ぜるタイプのおにぎりを作る際にしょっぱくなりすぎるので、
白いおにぎり用にだけ塩を混ぜてます


センターに具を入れるおにぎりの話
このにぎり方は「具をセンターに入れるおにぎり」全般に使えるので、できるようになるとツナマヨ、こんぶのつくだに、鮭、たらこ、おかかなどなど、応用が効くようになります。

 

あと、イシイのおべんとくんミートボールどーーん!とか、
冷凍からあげチンして半分に切ってどーーん!とか、
缶詰の焼き鳥をでーーん!みたいなおにぎりはこどもウケが大変良いです。


やったことないけど、しゅうまいとか餃子とかもこの包み方ならおにぎりにできますねたぶん。しらんけど。


ちなみに下の写真の右の列がういむすね。
このはみ出てる感がこどもおおよろこびです。

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20221014 UpdataDX22 3日目のキーノート書き起こし #updataDX

三日目だけですが、WingArc1stさんのUpdataDX22の会場に来ることができました!

 

キーノートのメモ取ってたのな皆さんにお裾分けを。


◾️田中社長
世界デジタル競争力ランキング日本22位
コロナ禍かわったものは?
リモートワーク
国別リモートワーク利用状況
ウイングアークさんは100%リモート
業種別リモート状況

Dx推進3年前と比較 データの時間に掲載あり
20%の人が取り組んだといってる
30%は進んでないと言ってる
残り50%は実感なし

なぜ実感ないか…人に関する問題が1番大きい、リーダー不在
次が文化や意識の問題

企業文化と人材育成が問題
会社と人が足枷です

◾️デジタル庁河野大臣ビデオメッセージ
デジタル庁は日本のdxを推進する
さらにスピードを上げていく

「ぬくもりのあるデジタル化」
チャップリンのモダンタイムス
歯車に絡め取られるうちに心が病む
機械に追い詰められてはいけない
私たちが向かうデジタル化は
「デジタルでできることはデジタルで、人がすべきことは人がやる。
取り残される人がいない社会を作るためのデジタル化」
「書かない窓口が広がりつつある。申請書の代わりに職員が入力して、きた人は署名だけでいい。人が繰り返し申請書に書かずとも役所側が情報を持っている。」
「複数の課に回るのではなく、ワンストップで済ませる」「住民が便利になる」
近い将来役所に行かなくて済むようにしたい。
年間50万人が役所に来る自治体を五万人くらいまで減らす。コンパクトで安い役所。かつ作用する。

マイナンバーカードが行き渡るとさまざまなことができる。
災害時の本人確認や配給などにも。
宮城県の訓練では手書きで10分三十一人
マイナンバーカードなら2分で100人

マイナンバーカードのメリットをもっと伝えていく

日本のデジタル化は政府だけでなく、地方自治体と人が協力して進める
デジタル庁750人のうち200人民間から来ている。
まだマンパワー足りない。
シンガポールは2000人
デジタル庁に力添えを、アイデアをください

◾️dxを成功させるためには企業文化を変え、人を育てる必要がある

文化を変えるには経営層の意識改革が必要
つぎに人の成長

世界では専門知識を持った人がデジタルの仕事をする、日本では誰でも入り口に立て、デジタル人材になれる

経営に従業員がどれだけついてくるか
日本の従業員エンゲージメントは低い
5%
世界平均は20%

働きがいがある仕事で高いモチベーションを
皆さんの力でdx実現を

ウイングアークさんの定義するdx
企業内dx
企業間dx
人財dx
それぞれに対応する製品群

アライアンスアップデート
2年前シンガポールのアゼンディアンとコラボした
先日Leppelとアライアンス
世界中のエネルギー効率化

新たなアライアンス
ソートスポットとドクターサム
ソートスポットはライブアナリティクスの会社
後ろのエンジンとしてドクターサムクラウド

CEO
dxはユーザーのためのもの
一人一人への適切な提示のためのデータが必要
ハイパーパーソナライズドサービス
データインサイトナレッジアクション

世界の変化と同じ速度でデータを

ゲスト3名
◾️ラインAIカンパニー道下さん
ラクル→セールスフォース→ウォークミー→LINE
クロージングザディスタンス
ひと、サービス、の間を近づける
Life on LINE
ライフプラットフォーム
9200万ユーザー

人に寄り添う人に優しいAI

文字認識など身近なツール

BtoBですること
デジタルと人間を近づける

Crova OCR
LINE AI CALL
Hyper CLOVA
日本語にこだわりあり

OCR
国立国会図書館の事例
古い文体も可能

コール
ヤマト運輸の「うけとる」を便利にするAIコール
百万件のうち7割AIコール

CLOVA
AIの進化の中で生成が取り沙汰されている
キーワード入れると画像、のように、
長文を要約したり、
ざっくり箇条書きから丁寧なメール文を作ったり

アバター自然言語で動かすとか、業務アプリに声で指示したりも遠くない未来

キーボードは1800年くらい前に作られたが
イノベーションない
変わっていい

コロナ禍にもAIコール活躍した

◾️ヤンマーホールディングス CDO奥山さん
創業110年
農業機器
ディーゼルエンジンの先駆者
農業機械、船、発電

デジタルが重要なテーマ
エンジンだけでなく電動化も
お客様のために

dxを全社で推進する必要性は社員に落ちているか?
→業務効率改善+デジタルを通じて初めて可能になる付加価値

データや情報収集をデジタルで、意思決定もAIで
→改善サイクルを早め、進化のスピードを加速

ヤンマーはCDOを置いた
変革の一つ「企業文化」を変えつつある

dxで苦労してる点は?
キーワードは「現場」
建設機械の事業部でいろいろなシステムがバラバラにデータを持っていた

販売した機械に不具合があった際にトレースしにくかった
データが繋がるように試みている
ダッシュボード作りにウイングアーク製品を使ってる

現場は「エクセルの方がはやい」と言われる
→1日ではなく長い目で見て

情シスにはシステム改変の重みがかかる
→基幹システムのデータは出すだけ、変えない

「変わることに対する抵抗があったら、納得してもらうが、わかってもできる、にはならない。
そんな声はなかったか」
→地道に進めた

現場でデジタルに興味がある人を掘り起こしてコミュニティ化する
150名
ノーコードを使ったりしているひとが孤立している
「こんなこといったら上司に怒られる」と思ってるのを掘り起こし、学び合い、育成、支援。
イデアを取り入れる。

ボトムアップトップダウンを組み合わせる
2年で歯車が動き始めた
この取り組みはジャーニーで終わりはない

150名のモチベーションは?
学びが成果評価につながるのでモチベーション持つ
会社が認める褒める、サイクルを回す
この取り組みはグローバル
売上は海外半分
コミュニティポータルがあり盛り上がっている

うまくいく方法は?
→1割くらいそういう人がいるはずだから取り上げて活躍してもらう
指名してやらせるのでなくやりたい人にやってもらう


奥山さんの哲学、ビジョンは?
→現場の重要さ、お客様への付加価値
お客様の付加価値がわかってるのは現場の人
組織、文化もトランスフォーメーションしていく必要がある
本社から言うだけでなく、中の人がとりくみ、トップが取り上げていく

時間はかかるが地道にやりつづけると、日本のdxにつながる

皆さんといろいろ情報交換し日本をよくできれば


◾️東芝代表CEO島田さん
東芝カーボンニュートラルの取り組み
コロナ禍二酸化炭素減った
だが、また戻ってしまう

アマルティアセンがベンガル危機の食糧不足は実際には食料があったことを解き明かしノーベル賞

日本の企業はdxの定義があいまい
東芝はちょっとやってみて、展開しようとしている

東芝のdxは「プラットフォーマーになること」
DE デジタルエボリューション、お客様の仕事を代わりにやる

アプリハードソフトを分離し、プラットフォームを構築する。部品化。、ある顧客から得た情報を他の顧客で活かす

郵便区分機が読めない文字を読むサービス提供
機器を納めた後にもお金が生まれる

dx、ローレンツアトランクタ方程式、天気の予測、外れる
株価も読めない
複雑で読めない
不平等

一定レベルまで情報が収斂すると大きく変わる
詳しくは「スケールフリーネットワーク」と言う書籍にあり

東芝は「スマートレシート」をやろうとしている
個人が買ったレシートの情報がデータで飛んでくる
店舗のPOSでなく個人のスマホからインプット
店舗は広がっている

これとカーボンニュートラルの関係
個人個人がどれだけ二酸化炭素を使っているか知らない
今飲んだ水を作るためのCO2を知ることができるようにする

CO2の見える化を会社として実施
工場にIoTシステムを入れダッシュボード化
誰もがCO2量を見える世界に

再生可能エネルギーは余っている
東芝ではマッチングプラットフォームを作っている

アクセンチュアと協力しGXを始めた
都市全体が電気を産む
エコシステムとして電気を産む

個人用セルフアセスメントも作った

量子によるトランスフォーメーションQX
答えが一瞬で出る
答えがエネルギーの低いところに落ちていく

静的、動的な問題解決
答えはひとつか複数か
高速通信
量子はセキュリティ面も強い
物売りではなくサービスを提供する

Q-STARという、量子研究の協会も作った
量子力学が解決する未来は、全く違う業界同士が瞬間的に最適化される時代
政府の量子ビジョンに提言したのは5年以内に日本人口の10%が知らない間に量子技術を使っているようにしようということ。

薬、交通運用最適化、なんにでも
運輸距離40%減ればCO2も40%減る
大事なのは、データがなければ通信することもない
データをどうやって出せるようにするかが大切
見えないから真剣になれないなら、見えるように

人と、地球の、明日のために

デジタル化を誰かに任せるな、昨日より半歩でいいから進もう

◾️田中社長
デジタルのチカラは、世界を変える!

育児とか子育てって人によって内容の認識が違うし、概念がぐにゃっとしてるんだなー、と思った話。あるいは「子育ての作業見積もり難しい問題」。

うさみですどうもどうも。
自動化やらコミュニティやらのお仕事をふだんはしている私ですが、仕事から離れれば11歳と7歳の二児の父だったりもします。

 

んで、妻と家事を分担してたりもするんですね。
私の担当は主に週末のごはんとか、平日用のつくおき作りとか、食器系洗い物とか、日々のゴミ出しとか、最後に入った場合の風呂掃除とか、チャッピーこと我が家の自動掃除機を動かしたりとか。

 

で、そんな家事や育児、子育てについて、
自分的には大発見があったので、
書いておこうと思ったんです。

 

その大発見っていうのが何かというと、
「育児とか子育てって、作業量が見積もりできなくない?」
という話なんですよ。

 

突然なにを言い出してるのこの人は、という感じですけども。
妻から「誰々さんの家はお父さんがあんまり育児に参加してなくて云々、奥さんがたいへんで云々〜」
みたいな話を聞いて、あらーたいへんそうねぇ。と思ったんですね。

 

んで、
お?その線で行くと私は育児やら子育てに参加してるのかしら?と思ったんですね。
ごはん作ったり、べんきょう見たり、よからぬことしたら延々とお話をしたり、ということはしてるが、
「これって育児、子育てをしている」
と言えるのかしら?と。

 

ここで気づいたんです。
子育てって、ほかの家事に比べると、作業を小分けにしにくいんですよ。
いや、家事に限らず、この世の中の全てのものやことのなかで、群を抜いて小分けにしにくい。
下位の概念に分けにくい。

 

じゃあなにが小分けにしやすいかというと、料理や掃除、洗濯といった家事は小分けにしやすいなーって思うんです。

 

料理でいうと、例えば「今日はカレーライスを作ろう」と思うじゃないですか。
材料を揃えてお米を研いで水につけといて炊き始めて、野菜の皮むいて肉の下味して炒めて煮込んで火止めてルーを溶かして混ぜながら煮込んで、
盛り付けて、食べて、お皿を洗う。

 

洗濯で言うと、洗濯機のボタンを押す、洗剤入れる、終わったら干して、なんなら日中乾きやすいように場所移動さす。

 

さて、君。
育児、子育てはどうだろうか。

 

今日は2022年5月6日。
今は14時58分。

 

今朝私が6時にこどもたちを起こしたのも子育て。
朝こどもが食べる納豆を混ぜたのも子育てっちゃ子育て?
学校指定のアプリに体温と体調を登録したのもたぶん子育て、
サッカー少年な2人が朝する走り込みのタイムを測るのもたぶん子育て。
学校に行く友だちと玄関前で無事に合流するのを見届けてたのもたぶんアレ子育て。
学校の避難訓練&校庭での引き渡しに行ったのもたぶん子育て。
私の目の前で子供が宿題や某教育関連企業のタブレットで勉強していたりするんだけど、
わかんないところがあったらいい感じに教えるのもたぶん子育て。

この後はたぶん風呂掃除したり、ばんごはん作ったりもすると思うけど、按分すると子育ての部分があるんですよ。
少なくともこどもが食べるぶんを用意したり片付けたりするのは子育てでいいんじゃないかしら。

 

おいちょっと待て、子育て、幅広すぎない?
って思うんです。

 

そして「たぶん」って書いてる回数むっちゃ多くありません?

 

どっからどこまで子育てやねんと。

 

私ほら、元SEさんで、仕事の見積もりとかよくしてたんですね。
でっかいホニャララプロジェクトを小分けにしていくと、ちっさい作業がいっぱいある表ができるんです。
んで、それぞれの小さい作業に「どのくらい時間かかるかなー」と時間を書いていくと、
どんな人がどれだけのお仕事をする必要があるかわかる。
あるいは何を買わないといけないかも見えてくる。

 

さて、対して子育てですよ。

「たぶん」の項目がとっても多いし、
こどもの年齢や個性によっても必要な項目が変わるんですよ。

 

ここ、大事なことなのでもう一度。
子育ては項目がとっても多いし、
こどもの年齢や個性によっても必要な項目が変わるんです。

 

例えばアレルギーがある子供だと炊事の手間もかわるだろうし、
朝なかなか起きない子もいるだろうし、
なにか薬を服用している子ならそれを忘れないようにするのも子育てだったりする。
忘れ物がないようにするのも、子の性格なんかで変わってくる。

 

んで、いろいろな家庭があると思うのだけど、
「育児、子育てって、何と何をすることだよね。」
という事を正しく認識して共有できている親って、
たぶんほぼいないんじゃないかなー、と思ったんです。

 

だって、育児、子育て、複雑なんだもん。
SEさん的には見積もりに対してどのくらいなんの作業をしたかを正確に積み上げたいところだけど、
カレー混ぜながら「宿題終わってるー?」っていうのも子育ての一つなんすよ。
もし子育ての作業実績を履歴に残せって言われたらそうとうめんどうだよね。


最初の方で書いた「お父さんがあんまり育児、子育てに参加していない」というお家の話でも
お父さん的にはしっかりやることをやっている、という認識なのかもしれない。
土日に子供と遊んでるじゃーん。的な。

 

それがいいとか悪いとか、
そんな話をするつもりは全然ないんです。
男性の育児参加とか、女性の社会進出が云々の話をしたいわけではない。
いろんな家族の形があるしね。
正解がなんだったかの答えなんて、たぶん子供が大人になってからもまだまだわかんないんだと思う。

 

これを読んだ人が
「育児とか子育てって作業を小分けにしにくいんだな。」
と認識してもらえたら、それだけで価値があるんじゃないかなー。と思うんですよ。
あ、もちろん「そんなんとっくに気づいてるよ」という方もおられると思うけども。

 

前々から気になっていた
「昔はみんなで子育てしてたけど、核家族化が進んで子育てたいへん」的なお話も、
こういう視点で見ると一歩深く理解できるように思う。


ほら、こどもがよく育つことって、大事なことじゃないすか。
子供がどう育つかって、どうしても「教育」の方向から考えちゃうんだけど、
こういう何かももしかしたら大事なんじゃないかなー、と思ったんすよね。

 

2011031120220311、2011031320220313

2011年3月11日

でかい地震が起きた日、
僕は職場の隣のビルの一階に上司のOさんを呼びに行きました。
そこにあった喫茶店で、Oさんとお客様のTさんが打合せをしていたから。
茶店はそんなにゆれなかったらしく、Oさんは
「え?普通に仕事するでしょ?」という顔をしていたのを覚えています。

金曜日。

その後、夕方まで会社にいました。
それから、目黒区の職場から日野市の自宅まで、
甲州街道を歩いて帰りました。
途中のコンビニで暖かいコーヒーかなにかを飲んだような気がする。

2011年3月13日

その2日後、2011年3月13日は僕の33歳の誕生日でした。
世の中大混乱で、どうにもならんぜ状態で。
まだゼロ歳の息子と、妻と過ごしました。


その翌日はホワイトデーです。
もちろんそんな場合じゃないんだけど。
焼き菓子か何かを作った気がする。


あ、違う。
たしか立川駅のグランデュオという商業施設に、
ホワイトデーのお菓子を買いに行ったんだった。
パティスリードゥフジウっていう、高幡不動に本店のあるお菓子屋さんの、
小さいトートバッグつきお菓子を買った。


夕飯に何を食べたかは覚えていないけど、
とりあえず食べられるものをしょぼしょぼ食べたと思います。

2022年3月11日

家族のコロナ感染により、濃厚接触者になったので、
自宅でひたすら待機をする日々が3月3日からずーっと続いています。
自治体からの支援食糧と、ご近所からの支援食糧でなんとかしのいだ一週間。
仕事のかたわらワンオペ家事をしました。


長男次男はオンライン授業。
自分はWFHこと在宅勤務。


来週の月曜日からはこどもたちはまた学校に行きます。
普段の週末はひたすらサッカーだから、
こんなに彼らが家にいるのも珍しい。

2022年3月11日

これを書いている当日です。
44歳の誕生日。
朝はフォカッチャを作って、
昼はご近所からいただいたピザを食べた。


今はホワイトデー用にスコーンを作っていて、
それの待ち時間です。
こんな休日もあるよね。


なんというか、ずーっと家にいるのはなかなか特殊な体験です。
家事をひたすらやっているので、ワンオペのワーママさんをたいへん尊敬します。
あと、在宅介護をし続けている皆さん。すごいっす。
それと、なにげに引きこもりの人達って、家に居続けるのなかなか大変だろうなー、という思いがあります。


外に出たいわー。
あ、明日には出られるけどね。


ちなみに、二つ上の兄からLINEでお誕生日おめでとう的なメッセージが来たので、
「おれ、外に出られるようになったら、ビール、買うんだ…」と、
死亡フラグ的メッセージを送ったのですが、返事は
「買うといいわw」でした。


名前叫んでくれてもいいのに!

特に言いたいこともないけど

人生なにがおきるかわかんないもんだよなー、と思う。
特に言いたいこともないけど。このへんで。

2022年の仕事のこととか私事のこととか

はじまりましたね2022年。
っていうかもう一月が終わりかけている。


昨年の振り返りを兼ねて一記事かいてみようかと思います。
だいぶ今更感あるし、最近こういうの書いてないけど、うまく書けるかしら。


ちなみに去年のはこれ
https://usaminaoto.hatenablog.jp/entry/2021/01/20/204337

2021年のテーマのその後

2021年は前を向く年にする。
自分らしくなんて考えなくても、より純粋に自分らしい感じが出せてきたので、
努力もしつつ、前を向いて進もう。


前を向く年にする?


いやはや、
前を向いた2021年でした
むしろ前を向きすぎたのかもしれません。


1.15年働いた会社からの転職
2.ジョギングの開始
3.在宅勤務開始
4.新しいコミュニティへの参加と新たな交流
5.新たな学び


うっわやばい。
ここ20年?40年くらいで五本の指に入る前向きっぷりだわ。

1.15年働いた会社からの転職

43歳の私が、6月に転職したんです。
清水の舞台から飛び降りるどころか、
ミシミシ言う潜水艦で日本海溝に降りていくくらい不安もあった。
ありがたいことに運に恵まれて、
今では転職してよかったと言えるようになりました。

2.ジョギングの開始

転職が6月で、7月くらいからジョギング始めたんです。
で、9月にはランニングしてる先輩数名と、走る気?ないわー。
という人とでオンライン飲み会をして、いろいろヒアリングしたりもした。
一番頑張った週で週5回。
最近は週に2~3回程度走れている。

3.在宅勤務開始

以前は出社が基本だったのだけど、
最近は出社2、在宅3くらいのペースになってる。
天候不良や電車の不調があらかじめわかってる場合は
在宅で仕事できるようになった。
大変ストレスレス。

4.新しいコミュニティへの参加と新たな交流

ここ!これ!
自社製品を中心としたコミュニティの運営に関わらせてもらったり、
新たな場所で登壇させていただいたり。
新鮮。至福。


Pardotユーザ会、本当に大切なホームで、
離れるのがイヤだったんだけど、
その後もみんな仲良くしてくれたりするのが嬉しい。


また、読書会に入ってみたり、
ランニングのゆるい同好会的なのがはじまってみたり。
また、一部旧交を暖めてみたり。
なんというか、人との繋がりを見つめ直す年だったよね。
なかなか会えないけども、
オンラインとかでも、SNS とかでもなんでも、会ったな。

5.新たな学び

DataSpider について一歩深く学んだり、
RPAちょっとかじってみたり、
英語とアラビア語のレベルを少しずつ上げようとしてみたり、
こどもが英検受けるのの過去問一緒にやってみたり、
あらたな簡単おいしいレシピの開発したり。


今まで知らなかった技術に触れたり苦戦したり、
どーんと壁にぶち当たってみたり、
時に回り道したり遠回りしたり。
詳しい人に聞いてみたり、勉強する人と仲良くなったり。
うん。よし。いい一年だった。

2022

さらにうさみさんっぽい人に、なろうと思うの。
二年前くらいはおせっかいなおばちゃん的な人になろうとしていたけど、
ちゃんと自分らしくいようと思う。
自分らしく前を見て、
自分らしくミスをして、
人に迷惑をかけたり迷惑をかけられたりしながら、
這いずり回って前に進もうと思う。


弱い部分を認め、
ダメな部分もさらけ出し、
それでも、助けられたり助けたりしながら、
前に進もうと思うよ。

RPAっていうかPower Automate for Desktopとわたくしといつか乗り越えたい壁

このnote記事は
RPA Community Advent Calendar 2021 - Adventar
の12/10担当分です。

さて、
東京都日野市より参りましたうさみですよろしくお願いします。

前置き

普段はセゾン情報システムズという会社のマーケティング部門で、
マーケティングや自動化のお仕事をしております。


今朝、
「人とデータ」という言葉を思いついたんですね。
コミュニティによる知識/知恵の共有と、データ活用による生産性の向上。
そんな目線で仕事をしていこうと思ってます。
以上、わかりにくいですが自己紹介です。

■1.RPAと出会う前のわたくし

前職は不動産屋さんの情シスで働いていて。
多数の紙やデータに埋もれる暮らしをしていたんです。


システム開発するほどではないけど、
事業部さんからしょっちゅうデータ抽出やらなにやらの依頼が来て、
ひとまずはHeidiSQLとExcelでどんどん作業してたんですよ。
あとはSalesfroceとData Loaderね。
手動でSQLをちこちこ打ったり、集計して誰かに送ったり
CSVを作って更新をかけたり、
みたいな作業をしていたんですね。


元SEだし、これは自動化したいなー、と思うじゃないですか。
システム作っちゃえば同じ処理が毎日自動できるよなー、と。


ところがその処理(手作業ですけども)は
事業の急成長とともに作っているので、
変わるんです。仕様が。


飛んでるヘリコプターに乗っていて、窓から外に出て、着陸用の足を付ける。
みたいな作業になるんですね。
しかも「すいません、今日は湖に降りるんでフローターを…」みたいな話が翌日やってくるんですよ。おおげさですけども。


で、そんな作業がだんだんたまってきたところで、
ああもう、自動化ぜよ!と。
でもガチガチに開発しちゃって変更できないのも厳しいので、
柔軟に調整できるのがいいな、と。


で、そこから私を救い出してくれたのが、
DataSpider Cloudというセゾン情報システムズの製品だったんですね。
テラスカイさんという会社さんに問い合わせて導入して、
今まで手作業でやってた作業をどんどん自動化していって。


MySQLSalesforce&PardotとCSVを組み合わせて、
あっちのデータを編集してこっちに登録して、
こっちのデータを集計してあっちに登録して、
こっちの仕組みに処理をしてそっちの仕組みにデータ登録して
そうするとお客様にメールが自動で送られたりして。
みたいなことを設定して、自動化しては楽をしておりました。
いや他の仕事ももちろんしてたんですけど。

■壁その1:DataSpider Cloudとネット上にないファイル、からのRPA

DataSpider Cloud。
WEB上のサーバにあるファイルや、サーバ上のDBのデータや、クラウドにあるデータを扱うのがたいへん得意なんです。
ところが、ローカルPCや社内ファイルサーバにだけあるファイルには直接触れられません。


手段として、
・オンプレのファイルをクラウドから見えるようにするツール
・オンプレのファイルをクラウドに自動アップするようなツール
もありましたが、
専用のツールを使うのではなく、
RPAをこの際勉強して、他のこともやってみよう。
と。


そして、いくつかのRPAツールを試して、
Power Automate for Desktopに落ち着きました。


結果として、
動作の安定感としては上記の
クラウドから見えるようにするツール」
クラウドに自動アップするツール」
のほうがサービスとして安定するのでよかったのかもな…とも思いつつ、
ひとまず無事に動くものができました。


RPAって、使ってみてわかったんですが、
ものすごく安定してやれる作業と、
ちょっと苦手な作業というのがあるんですよね。


単純にファイルを移動、とか、こっちのファイルをこのコマンドにかける、
みたいなことはわりとブレが少なくて得意。


こまるのは、
ブラウザや画面の状況がいつもと違う中での自動化なんだと思います。
たとえば画面上のXとY(位置)で制御するような処理だと、
ちょっと画面が変わったら動かなくなったりするし、
いつもと違うポップアップが表示されてただけで正しく動かなくなったりする。


ほら、自動運転の車が中央道だとちゃんと走れるけど首都高では怖い感じ
(運転しない人にわかりにくい例え)。


あるいは、清潔な工場内だとしっかり働けるけど、
人や猫(猫?)がたくさんいてものがたくさんある家だと掃除しにくい掃除ロボットとかね。
そうそう、今年我が家にも最初のお掃除ロボットが来たんです。
整理整頓が行き届いた部屋では大活躍。


RPA、便利に使い始めたけど、このあたりは最初よくわかっていなくて、
一歩一歩つまづきながら進んだ感じでした。


学び1:RPAはお掃除ロボットと同じようにやさしく扱おう。

■2.壁その2:顔認証!

その後転職したりなんかしたんですが、
ここまで自動化を学んだらもう、
仕事してるのに自動化しないなんてありえない!


ということで、いろいろな業務を自動化していたんですよ
1.Google Analyticsの数値の自動集計
2.Salesforce上の各種データの集計
 …Salesforceのレポートやダッシュボードで集計
 …DataSpiderで集計
 …Google Spreadsheetでレポートやデータを読み込み
3.各マーケティング施策の結果の自動集計
 …ブラウザからDL
 …ファイルからひっぱる


で、だ。


「3.各マーケティング施策の結果の自動集計」
の中にね、
いくつか
「ここのフォルダのファイルを持ってきて云々」とか
「ここのサイトをこうこうこう操作してエクスポートして云々」といった
作業をしてインプットを作る部分があるんですね。


そんなの小回りの利くRPAの出番じゃないですか!
フィンファンネル飛ばすニューガンダムの気分で
自動化するじゃないですか!


ところが
ここで登場する壁。
ログイン時に顔認証するやつがあるんです。


よくあるパターンだと
1.ログインページをChromeで開く
2.ログインID/PWを入力
3.該当のページへ移動
4.条件を指定(あれば)
5.エクスポートボタンをクリック!
6.なんならなにかしら計算して、置くべき場所に表を置く
みたいな流れなんですよね。


でも
「2.ログインID/PWを入力」
「3.該当のページへ移動」
の間に!
顔認証が!
カメラに顔を映せと!
顔認証が!
f:id:naoto_usami:20211210173634p:plain


こういう場合ってやはり画面の前に行ったりするのかしら…
まさか、写真を印刷してフォトスタンドに立てておく?
むむむ。



まあ、
顔認証はちょっとあれですが、
フォルダからならふつうにファイルコピーできるし、
「管理者じゃないと貼り付けちゃだめ!」みたいなフォルダへの
貼り付け方法もわかったし、
ほとんどのサイトではエクスポートできるようになった。


ということで、
レベルアップしているものの、
すぐすぐの解決が難しいこともあるよね。と。


レベル。
ドラクエで言うと橋を二つ渡ったくらいのところにいる気がします。
(まだまだ道のりは遠く長い…)

■3.おまけ

Power Automate for Desktopを使い始めて日が浅いんですが、
使い始めの自分に言っておきたいことはこちら。


1.事前に何の処理を自動化したいかまとめましょう
2.機能は少しでも安定して動くように心がけましょう
3.画面やブラウザのレコーダーだけだと難しいので、
  中身のそれぞれを理解しましょう
4.あとから見てわかるようにコメントを入れておきましょう
5.年/月をまたいだら作業が必要!という場合に気を付けましょう
6.同じ処理を実現する場合でも、やりかたは何種類もある
  少し試して難しかったらアプローチ変えてみて
7.時間をかければそれだけしっかり動くものになって、
  手作業するより楽になる!


以上、うさみでしたー。