うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

無料フェスティバルや無料野外イベントについて思うこと。

無料で入れるイベントの、
どこでお金を生むのかってのが、
これからの音楽を育てるために大事になり始めている。


先週末の土日は、
立川の「東京ピクニック」と、
所沢の「夏結びミュージックフェス」
に行きました。

どちらも、飲食店もライブもあって、天気も良くて、
素晴らしいイベントでした。
またぜひぜひ行きたい。

東京ピクニックは、
ハンドクラフトありハンモック体験あり読み聞かせありケータリングもいろいろいろいろ。
ライブをやるアーティストも一人か二人の弾き語りだけどちゃんと見てる人に届くような歌。リラックスした雰囲気。
ゆるくて、空間が広くて、
通りがかりの人が寄りやすいような状況。

商売っ気がないわけじゃないけど、
「もしよければ〜」くらいのライトな感じ。
協賛がいるのと、各お店からのお金で運営するのでしょう。
なのに必死感はあまりない。


夏結びはたしか去年か一昨年から無料のイベント。
以前有料のときに行ったこともあります。

ケータリングトラック5台。
飲み物やハンドクラフトの屋台みたいなところがある。
ライブは2ステージあって、片方バンド系で片方アコースティック系。
バンドの方はまわりにフェンスがあって、持ち込みは禁止!
すり鉢状にベンチがあってスタンディングエリアがステージ前にある。
アコースティックの方は芝生の上に一段高いステージであとはたいら。

でもアコースティックの方はすぐ横にケータリングトラックがあって、
音がうるさいし、なにより焼きそばを買う人の列でステージが邪魔されてるというあーもうどうなの?な状況。
そしてお客さんの数に対して店が少ないのも気になった。

バンド系のステージも、ステージ手前のお客さんを相手にライブしてるアーティストばかりな気がした。
(きっと見たアーティスト数が少なかったせいもあるけど。)


いいライブって、一番後ろにいる人まで届くようなものだと思うんです。
でも、届きにくかった。届かなかった。

夏結びについては、スタッフさん達が普通に公園で遊んでる人に「無料ライブイベントやってまーす」と声をかけたり、
ビールや飲み物を売り歩いてたり、なんだか必死感が伝わってきてしまった。


長々説明しててなんだかわかんなくなってきちゃったけど、
「結果、東京ピクニックのほうが自分の財布からお金を使ったな」
というのが、今回のポイントだったと思います。

変に商売っ気がないほうがポイポイ買ってしまうのです。
会場費の問題とかいろいろあるとは思いつつ、
何を目的にしてるイベントなのか、が問われる日だったなー。と思った。
いろいろ考えて、話し合ってああしたのだろうけど、
それでいいのかな、と。
そこに愛はあるのかい?と。


イベント存続が目的のイベントなんて、
明日を生きるので精一杯な人間みたいじゃないか。
人を幸せにしてナンボだろ?と。
思ってしまったんです。


とはいえ、
どちらも本当にスバラシイイベントでした。
ほんと。
スタッフさん達はほんとにがんばってあの一日を迎えたのだと思う。
アーティストさんにもケータリング屋さんにもスタッフさん達にも心から拍手を送りたい。
これからも楽しみにしてます。


あ、もっとTwitterなりFacebookなり使いこなしたり、
ニュースリリースサイト使うなりなんでもできることをして、
認知度をあげていただきたいと思いました。
せめて公式ハッシュタグ
せっかく素晴らしいからもったいなかったのです。




写真は航空公園の売店で買ったヒコーキ。
主翼の裏にアルミ板があって、
それを曲げてヒネリを加えられる仕組み。
うまくやるとかなり飛ぶようです。