この記事を書いてしばーらくして、
うさみ本棚というブログをはじめました。
「人からおすすめされた本だけ読んで、それを紹介しよう」みたいなブログです。
(↑2017年2月追記)
港区立図書館|赤坂図書館にかなりの頻度で行くんです。
会社が近いので、昼休みなんかに。
雑誌を読んだり、おもしろそうな本を探したり、
事前に予約しておいた本を借りたり。CDを借りたり。
RFIDを利用した「重なったまま本を置いてカードを入れるだけ」の貸出機も超カッコイイし。最高。
入ってちょっとのところに
いつもテーマを絞ったおすすめ本のディスプレイがされてて
前からよく見てたまに借りたりしてるんですが、
今回は「港区立赤阪図書館スタッフのおすすめ」です!
おもしろければなんでも読みたいと思ってる人にはヨダレもんです。
どどんとそこに紹介されてた本を紹介します!
カシコギ
趙 昌仁
ただ、ただ涙です。
父子の愛に泣けます!
下駄本―下駄の買い方・履き方
榎本 準一
あまり本屋で見かけないものというテーマで選びました。
下駄の説明と写真で大変わかりやすいです。
「ゆかた」は夏の風物詩ですが
足元はスニーカーだったりしてちょっとガッカリします。
おしゃれは足元から・・・!
ロックンロールが降ってきた日 (P-Vine Books)
秋元美乃
邦楽Rock好きにぜひ読んで欲しい1冊です!
好きなミュージシャンが"ロック"と出会う瞬間ふるえがきます!
特にチバとヒロト!!
エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談 ---憑かれた鏡 (河出文庫)
ディケンズ ストーカー エドワード ゴーリー
12編の短編が収録された怪奇小説アンソロジーです。
エドワード・ゴーリーによる線画が恐怖を増長させます。
おすすめは「猿の手」です。
ペローとグリムのおひめさま シンデレラ (絵本単品)
高橋真琴
物語はさし絵によって、印象がちがいます。
こちらは1960〜1970年代に人気のあった少女画の
高橋真琴さんがさし絵をかいています。
なつかしさとロマンティックな気分にひたれます!
ちゃらぽこ: 真っ暗町の妖怪長屋 (光文社時代小説文庫)
朝松 健
"ちゃらぽこ"な登場人物がくりひろげる、
笑いあり涙ありの"ちゃらぽこ"な物語です。
読むと元気になれる本です!
修復家だけが知る名画の真実 (プレイブックス・インテリジェンス)
吉村 絵美留
ルノワール、ユトリロ、藤田嗣治、岡本太郎などの、
歴史的名画修復の際に分かった意外な事実について、
科学的な視点からわかりやすく書かれています。
絵画好きならワクワクすることまちがいなし!の1冊です。
回転ドアは、順番に (ちくま文庫)
穂村 弘 東 直子
二人の作家の方による短歌のやり取りが、
出会いから始まって一冊のお話になっているのが面白いです!
その短歌も、文字数をよく数えてみたら五七五七七だったという位、
まるで文章の様な短歌で堅苦しくなくとても素敵だと思いました!
沈黙のエール
横関大
ジワジワと背中を守られている感じでいっぱいに。
最後には絶対、シュークリームが食べたくなる!
装丁もかなりいい!
世界のぶす猫でぶ猫 (エクスナレッジムック world trip series 4)
「味」がある猫に癒されます。
かわいいの猫の写真や絵はよく見ますが、
「かわいくない」猫の写真集は珍しいのではないでしょうか?
個人的に太ってふてぶてしい感じの猫が大好きなので
おススメしてみました。
学生時代にやらなくてもいい20のこと
朝井 リョウ
今、大注目の朝井リョウ。
青春!!
あい
高田 郁
73歳にして北海道開拓を志した関寛斎。
そしてその妻「あい」の夫婦の物語です。
関寛斎についてはいろんな作家が書いているのですが、
妻「あい」については全く資料がなく
彼を支えた様子もわからないのです。
それを著者が細やかにかいていて、
心温まる感動のお話です!
ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
夢野 久作
"本書を読破した者は
必ず一度は精神に異常を来たす"
と評される、日本探偵小説三大奇書の一つ。
刊行は1935年ですが、最近、
最期自筆原稿が見つかったそうです!!
重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
この著者の本は違う作品の登場人物達が
繋がっているところに面白さがあると思います。
パラレルワールドの様に一度読み終えた人物達が
他の世界ではどういう生き方をしているのかが、
興味をひかれる所だと感じます。
強運の持ち主 (文春文庫)
瀬尾 まいこ
霊感の全くない占い師のお話です。
人生相談のような占いで、
悩みを抱える人の背中を押していく、
じんわり優しい気持ちになれる1冊です!
いかがでしたでしょうかー
写真を撮っていいかを聞きついでに伺ったところ、
これらの本は、スタッフみなさんそれぞれのおすすめだそうです。
いい企画だなー。
ベストセラーはたしかに面白いことが多いけど、
何万人がなんとなく買った一冊よりも、
一人が何万冊から選んだ一冊の方が、
心にグサグサ来るんじゃないかなーと思うんだよね。
時間がかかるけど順番に読みたい。
もし会社が引っ越すとしても図書館の近くがいいな〜。
2016/10/07追記
ちなみに、本のおすすめだと、別ブログですが
人から「価値観の変わる本を教えてください」と言われて。 - うさみ本棚
という記事も私が書いてるので、ぜひ見てやってください。