うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

けーごの「13歳のリアル」というラップを聴いて、電車で泣きそうになった話。

けーごさんってラッパーさんがいて
「13歳のリアル」って曲がラジオで流れて
中央線高尾行きの快速列車の車内で聴いてて
泣きそうになった37歳のおっさんがいらっしゃったそうだよ
どこのどいつだ〜い?


ということで、
まずはこちらの動画をどうぞ。
けーご - "13才のリアル" (Music Video) - YouTube
まずは聴いていただきたい。
とにかく聴いていただきたい。


13歳のリアル。
これはあなた素晴らしい曲じゃないですか。
さらにこのコメント欄に賛否両論どっちもすごいたくさんあって、
あー、好きな人も嫌いな人もなんかしらひっかかっちゃったんだなー、と思った。

どんな内容?

「ピアノとちょっとだけリズム」くらいのバックトラックに、
溢れる感情を抑えてる感じのポエトリーリーディングみたいなラップを載せて。
って感じの曲。


ラップは過剰に韻を意識したものとか、
すっごい速いやつとかじゃなくて、
ナチュラルな話し言葉に近いような感触。
本当にリアルなんだなー、と思う。


クラスでいじめられてたけど、ラップに出会って変わった。
下ばっか見てても先が見えないし、
逆に前ばっか見てても現在地なんてわからないよね。
っていうような歌詞。

どんなとこで泣きそうになるの?

声と言葉がね、
グイグイ食い込んでくるんです。
いわゆるツボを押す声と言葉。


今時の13歳の冷めたような悲しいようなでもちょっとキレっぽいような声、
宇多田ヒカル登場の時に感じた
「ああ、憂いのある声ってこういう声を言うのね」みたいな声。
技巧的に極めてうまいわけじゃないし、
ブレもあるけど、とっても耳に残る。


手に汗握るような生々しいラップ。
作り物じゃない感じ。


そして歌詞というかリリック。
例えば

おれにとっての幸せは友達と鬼ごっこして
モンハンの通信を4人でやって
じゃーねって手を振って家に帰って
今日楽しかったなって・・・

みたいなこのサビ前。
文章にして読むだけでもかなりグッと来る。


男の子を持つ親として、
あるいは13歳だったことのある一人の男子として、
この見た目ふつうの中学生男子のラップに
心を掴まれてしまうんだね〜。


なんで掴まれたのは心なのに目から汁がでるかというと、
たぶんつながってるんだね。

好きな人も嫌いな人も「注目」してしまう

嫌われるのも好かれるのも
「注目されている」という点においては変わらない、
というのが今の世の中なんですね。


いまだとSNSやらなにやらで
「ブサイク!キモい!」とか言われる芸人さんがいたりしますが、
言われないよりは言われたほうがよっぽどいい
(本人言われるのはいやかもしれないけど・・・)


賛否両論じゃなくて否一論でもいいんです。
その直後に「いや、おれはわりと大丈夫」みたいな人が出てくるから。


何かを世に問いかけるなら、
注目されたほうがいい。
なにかが引っかかれば、
それがきっかけになるんだね。


これ、ウン十年前だと
「好きな人がゆっくり増えて、アンチがその後に育つ」
みたいな流れがゆっくりだったんだよね。
尾崎豊さんみたいですね。


今だと、
好きな人がゴッ!って増えて、
そのあとすぐさまアンチがドバッ!っと増える
そして、それによってさらに注目される。


上手い下手だけじゃなくて、
「つかみがあるかどうか」
みたいなとこが問われるのだね。
恐ろしいけど楽しい世の中。


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