うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

図書館でおじさんとおじさんがおじさんとケンカしていた

図書館が大好きでよくいくんですが、
ある日あった出来事がまあなんというか
「不毛」の一言で片付ける他ない感じだったので、ここに記しておきます。

あらすじ

雑誌新聞の棚の前には背もたれのないベンチみたいな椅子がある。
僕はそこに座って、dancyuの最新号を読んでいた。
平松洋子さんの連載とか、
一番最後のバーテンダーさんへのインタビューとかええなあ、と思いつつ。


12:40くらいに、少し離れたところで事件が起こりはじめた。
窓に向かってずらっと並ぶ資料閲覧デスク。
一人分の幅約60cmくらいで、デスクランプと肘掛けイスがある、
まんがきっさのフリースペースみたいな机。



その席に座っているおじさんAがとなりのおじさんBに
「新聞をめくる音がうるさいので、少し静かにして欲しい」と要望を伝えた。
たしかにおじさんBはすさまじい勢いで過去の新聞をめくりまくっていて、
ばっさんばっさんばっさんばっさんと
大きな音を立てていた。



ところが、おじさんAの申し出に対しおじさんBは
「うるさくなどしていない、通常の利用の範囲内である。
 どこかにそんなルールでも書いてあるのか。」と反論した。
いや、ふつうにうるさいけど。
本人的には許される範囲内のことをしていたようだ。


うるさくする権利と、静かに本を読む権利を持つ二人のステキなマリアージュ


最初のころはおじさんAもおじさんBも冷静さを保っていたのだが、
新勢力「おじさんC」がここで登場し、場面は急転した。


おじさんCはおじさんAの「新聞がうるさい」という主張に乗っかって、
「ごちゃごちゃ言うな、お前が悪い、静かにしろ!」
と、おじさんBに対し強めの発言したのだ。
怒れる正義の男の登場だ。


これにより、当然ながらさらなる混沌が訪れた。
戦線は今や拡大し、ムーブメントは誰にも止められないほどの熱っぽさを見せ始めた。


つまり、よけいうるさくなった。


この後不運な図書館スタッフさんが現地に呼ばれ、
他のお客様のご迷惑になりますからお静かにご利用ください私には状況はわかりませんけどもー、
と、まだごちゃごちゃ言う3人に対して伝えた。
おじさんBはあいかわらず「普通に新聞を読んでいただけ」と主張。
その主張にイラっと来たおじさんA,Cはさらに温度上昇。


そのスタッフさんが受付カウンターに戻ってからも、
おじさんCとおじさんBがけんか腰になりまだまだ口論。
ランチで摂取した熱量を消費しようとするかのようにヒートアップ。
90年代ヤンキーマンガもびっくりな怒号。うるさい。
おじさんBがキレたところで「警察呼んでくれ!恐喝された!」とか言い出すおじさんC。
距離を置きつつ援護射撃を続けるおじさんA。


完全なる泥仕合


おじさんAは60代前半くらいで、スーツ。
近所の会社のおそらく中間管理職。
おじさんBは50代の研究者かエンジニアといったところ。私服。
おじさんCはおそらく60代後半。スーツでノーネクタイ。
経営者か自営業かなにかだと思う。


正直、なにかのきっかけがあればさらにおじさんD、おじさんEが登場してもおかしくない状況だった。
「いい大人がみっともないから全員やめなさい!」とか言って。
余計うるさくなったりするの、あるある〜。


このやりとりの後、最終的にどうなったのか、実は知らない。
もしかしたら「ドッキリ大成功」の看板を持ったおじさんZが出てきて、
大爆笑と安堵のため息が書架に響いたかもしれない。


まあ、なんというか、
静かな場所では静かにしましょう。
というのが一番言いたいことです。


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