うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

バカとクズの話。あるいは結果が出ない理由の話。

〜あらすじ〜
・「バカ」は頭が悪くて考えずに行動して失敗する人
・「クズ」は考えられるのに行動しない、手抜きをする人
・うまくいかないなら自分は「バカ」か「クズ」のどちらかの状態、あるいは両方


バカとクズ

「お前は本当にバカでクズだな!」って言われたら、
普通の人なら、ヘコむか怒るかすると思うんです。
言われたのがちゃんとやってるという自負がある人ならなおさら。


でも、何かがうまくいかなかったってことは
その人は「バカかクズ」なのかもしんないよね。
だって、結果が出なかったのだから。
ゴールに対して正しいアプローチができていなかったのだから。


なにか行動してうまくいかないなら、
理由があるはずだよねー。


んで、その理由は大きく分けて2つあって、
計画がだめか、行動がだめか。
のどっちか。
うまくいく計画を立てられなかったり、計画実行中に軌道修正ができないのが「バカ」。
計画は合ってるのに行動をサボったり手抜きするのがのが「クズ」。
という話です。


あらためて言い直すと、
人を批判する方法の話じゃなくて、
「もしかして失敗の理由ってこの2つのどっちかに分けられるんじゃない?」
という話ね。

たとえば、そば屋があるとしましょうよ

一軒のそば屋があるとして、
・客単価がいくらである
・原価がいくらでメニューがどうで
・営業時間が何時間で、何席あって一日何回転する
というのを考えるのが計画。


そして、
その計画に基づいて
軌道修正しながらお店を切り盛りしていくのが行動。


例えば、
・計画段階で実は赤字になるようになってる
・開店してから「あれ?オレ一人で24時間働けば人件費ゼロじゃない?」と思って実行してしまう
・客足が減ってきたときに何の手も打たない
・繁忙期に人を増やさず、サービスに不満を持ったお客さんが二度と来てくれなくなる
のは、計画がよろしくない。
よって、バカ。


例えば、
・とにかく掃除をしてなくて不潔
・できるだけ安く仕入れて高く売ろうとしてるので、マズい
・出前のリクエストがあっても、めんどくさいからやらない
・ラストオーダー間際のお客さんには帰ってもらう
・クレームをつけるお客さんは客とも思わない
みたいなことは、行動がよろしくない。
よって、クズ。


これさ、
そんなそば屋なんてお客さん来なくなるんだから
がんばって改善するか、
早めに店を閉めたほうがよくないか?って思わない?

運が悪いってのもあるんじゃない?という考察

ちなみに「バカとクズ」ともう一個「運」という要素もあるんじゃないかなー、
と思ったんだけど、
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
という言葉もある通り、実は「運がない」って、
バカやっちゃったか、クズだったかなんですよ。


計画に漏れがあったりとか、
「ここまで行動すりゃいいだろう」
っていう見積もりが狂ってたりとかね。

なんでこんな話をしてるかというと

ある人と話をしていて、
「結果が出ない人はバカかクズなんですよ。
 ◯◯さんはバカ。△△さんはクズ」
みたいな話をしていて、うわーひでー話だなーと思いつつ、
なんか納得してしまったんです。


なんで納得したのか、というと、
どうやらその人は
「◯◯は行動量はあるのに優先順位を間違っていて結果が出ない。だからバカ」
「△△はちゃんと考えられるのに、状況に甘えて行動量が少ない。だからクズ」
みたいな判断をしている。


そしてその話をした本人も
「バカはバカだし、クズはクズのままだから、
 それを直せない私はバカかクズのどっちかなんですよ。
 どうやらクズです。クズ。」
という自分の批判(っていうか反省)をする。


これって仕事に限った話でもないよなー。
100%自分の思い通りに仕事を運べる人ってなかなかいない。
100%自分の思い通りの人生を送っている人もなかなかいない。
誰もがバカかクズなんじゃないかな。
でも、ちょっとでもバカでもクズでもなくなろうとするのが、
尊いんじゃないかしら。


みたいなことを思ったんでしたよ。