うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

shuftiとcrowdworksに仕事依頼を出した話。あるいは、久しぶりにITヤベーって思ったり、価格破壊ってこうやって起きるんだと思ったりした話。

〜あらすじ〜
たくさんの人に「こんな仕事あるけどやらなーい?」と聞いたら、
500円から50,000円まで、いろいろな見積を62通いただけて驚いた。
500円の見積を出した人が意外とよさげだったので発注したら、
こちらの想像を超える高品質で納品してくださって、さらに驚いた。


どこに依頼を出したの?

シュフティ
CrowdWorks
という2つのサイトに「やらなーい?」と聞いてみました。


いわゆるクラウドソーシングサイト。
クラウドソーシングって何よ?と言うと、
自分がやってほしい仕事をネット上にいるたくさんのフリーランスさんに
おねがいできるようなサイトね。


アウトソーシング」の「アウト」が「クラウド」になってる感じ。
特定の取引先に依頼するのではなく、
個人に直接依頼をできちゃう仕組み。
Crowd sourcing。
upwork(旧 ElanceとoDesk)とかlancersなんかと同じカテゴリーのサイト。


一昔前なら「データ入力 アウトソーシング」とかで検索して、
5万円〜くらいで見積を取って…みたいなことをしてた内容じゃないかな、
と思います。そう思うと、選択肢の幅がすごい。
もちろんセキュリティ面などなど気をつけないと行けないところもあるけれども。


もっと前ならデータ入力屋さんや、
データ入力をやってくれるアルバイトさんかパートさんでも探す話ですよ。

どんな仕事をお願いしたの?

お願いした仕事は、
「エクセルのリストに書いてある言葉をGoogleで検索して、
 5つの項目についていろんなサイトやページから集めてエクセルにコピペってください。
 リストは500行あります。調べられる範囲でお願いします。」
みたいな内容。


自分でできなくもないけど、
他の仕事の時間をけずってまでやるのはけっこうシンドイ。
なので、外注に出してみようと思ったんです。
個人情報やセキュリティ的にも怖くない内容だったし。

どんな人にお願いしたの?

最終的にお願いしたのはshuftiでご応募くださった方で、
7年間商社に勤めてデータ入力なんかの受発注業務をやっていた人。


プロフィールを見るとまあまともそうだし、
最初にいただいたメッセージには丁寧な挨拶と
「当方初心者なので、まずは実績を作りたいと考えております。」
という言葉と「500円」という見積提示額。

なんでそんなに安くしたの?というと

クラウドソーシングも、
今時のサイトらしく「★いくつ評価」「レビューがどう」みたいなことが大事なので、
★を増やしてできる仕事を増やしたかったんでしょうね。
にしても、この方だけが500円で提示してきてました。スゴイ。


その後応募してくださった一人一人に
「今回はまともそうかつ安く提示してくれた人がいるので、その人にお願いしますごめんなさい。」
っていうメッセージを送ってお断りしたんです。
あとで「1件1円の500円でもやりますよ!」というメッセージをくれた人もいた。

ほんと驚いたのよ

1995年くらいからインターネットに接続し始めて、
それから何度も何度も衝撃を受けている。
そして2017年2月、また新たな衝撃を受けた。
インターネットの恩恵を受けつつそのヤバさにヤバい気持ちになってヤバい。


元々アウトソーシングを受ける会社のSEとして社会人のスタートを切った私としては、
なんというか時の流れにビビるばかりでヤバい。
だってさ、データ入力で家族を養ってる人もたくさんいるわけじゃないですか。


いろんな業界で同じことが加速している。
業界内に新しい登場人物が出てきて価格競争しまくって、
需要は変わらないから業界全体がけっきょく儲からなくなる。
しかもそれにインターネットが拍車をかける。


これ、人工知能が人間を超える前に仕事がなくなる人が出るほどだ。


他に固定収入のある人が片手間にお安く仕事を受けまくるんだよ。
まあ、じゃあクラウドソーシングを使わないかと言うと使うんだけどさ。
だって、安くてまともなんだもん。


しかもこのshuftiをやってるのは、
うるるBPOっていうBPOの会社もやっている
うるるっていう会社なんですよ。
時代の流れにしっかり対応してるのがすげーよね。


ちなみに「昼間は仕事をしてるので、夜間と土日にやります」みたいな人もいて、
本業だいじょぶか君ィ、とか思ったりもした。

ルーズソックスの伝播

ちょっと関係あるような無いような話なんだけど、
この前、Interfmの「Walkin' Talkin'〜徒然ダイアローグ〜」っていうラジオ番組を聞いてたんです。


月替りのミュージシャン二人が週一回対談をする番組。
トークの途中で影響を受けた曲なんかを紹介してくれるんだけど、
楽曲だけでは見えないものが感じられて大好きなんです。


2017年3月のマンスリーゲストはCharaさんと水曜日のカンパネラコムアイさん。
アラフィフのお母さんと20代半ばのお姉さん。


その対談の中でおもしろかったのが、
「昔はファッションの広がり方がゆっくりでー
 ルーズソックスみたいなものって」
「今はどこでも同じものを売ってるし、
 みんな同じようにおしゃれだよねー」
「昔は雑誌の地図を切り抜いてお店を探したけど
 今はどこ行っても同じ服屋さんがあるしー
 インスタとかで流行もすぐわかるしー」
「昔は原宿のおしゃれな人は原宿にしかいなくてー」
みたいな話をしていたこと。


ルーズソックスってあったじゃないっすか。
あれの伝播って、ものすごいゆっくりだったんですよ。
当社調べだけど、人に話を聞いたところどうやらものすごいゆっくりだった。
ごく一部での流行が雑誌に反映されてその雑誌に載ってる商品をいろんなお店の人が仕入れて。
と、ものすごくゆっくりだった。


なんというか、
そういういろんなことが一気に感じられた瞬間だったんで、
長々と書いてみました。


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