うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

人の時間って有限だよね。という当たり前のことを、ある人のお通夜に行って思い出した話。

あんまり意識してないけど、
人の一生にはその内終わりが来るんだよ。
という当たり前の話を書きたくなったので書いておきます。

お通夜

先日、お通夜に行きました。
ある日曜日の18時から。
7月にしてはとても暑い日だった。

誰が亡くなったのか。

亡くなったのは、
ここ10年くらい仕事上の付き合いがある、
50代前半の男性。


知り合った当初はシステムの要件定義やらなにやら
とにかく打ち合わせが多くて、
毎週とか週二回とか、とにかくメールに電話に打ち合わせを多くした相手だった。
長時間に及ぶ煮えっ煮えのミーティング。
土日祝問わずの電話とメール。


落ち着いてるタイミングでエライ人に連れられて飲みに行って、
韓国料理屋さんでいっしょにあほほど食べて飲んだり、
スナックでカラオケしたりもした。


抜け漏れも時々あったり、
いつも同じところに誤字があるメールが来たりもした。
でも、なんというかにくめない人だった
(向こうが年上だから失礼な話だけど)。
裏表がないし、笑顔でいることが多い人だった。


去年の夏にがんの摘出のために入院して、
その後職場復帰して、ときどき打ち合わせもしたりしていた。
でも、前ほど真剣な打ち合わせじゃなくて、
大半は体調の話と休日の話になった。


検査は早めに受けたほうがいいですよ、とか、
どこのがんなら今は大丈夫ですよ、とか、
お子さんもう大きくなったでしょう?とか、
キャンプに行くならどこどこはおすすめですよ、とか。
丁寧な人だった。


第一報を聞いて、ああ、と思った。
少しして葬儀のお知らせが来た。
お通夜に行くことにした。

当日

家から電車で一時間くらいの、
新宿区にあるお寺に行った。
最近建て直しでもしたのか立派なお寺だった。


ご焼香の列は、本堂から次の間でも止まらず、
外の階段の下まで続いていた。
といっても十段もないような階段だけれども、
たくさんの人が来ていた。


その方の会社の人と少し話をした。
仕事関係、趣味関係、親戚、色々な人が来ているようだった。
ご焼香を待つ列ではすることが無いので、
色々考える時間になった。


列が進んで、
いつも見ていたあの笑顔そのままの遺影が見えた。
なんだか慌ててしまって、
あたふたしながらご焼香をした。
ちょっと長めに合掌していたので、
横の人とのタイミングがずれてしまった。


帰り際に、小さな展示コーナーが作ってあって、
バイクのヘルメットや、バイクに乗っている写真や、
楽器の演奏をしている写真があった。
サークルかなにかの仲間で大集合!みたいな写真もあった。


そうそう、
パリダカだかグラナダダカールだかに出た話を前に少し聞いたんだった。
すごいよね。仕事もちゃんとしてたのに、
休みをとって、そんなところまで行ってバイクに乗ってたんだよ。


尊敬できる、とても素晴らしい人だった。

思ったこと

あんまり意識してないけど、
人の一生にはその内終わりが来るんだよな、と思った。


教えてもらったキャンプ場は
予約がいっぱいでなかなか取れないみたいだけど、
いつか行ってみたいと思う。


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