うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

今年やってた業務ハックっぽさのある話を振り返る。それか仕事の断捨離の話。あるいは社内システムとSalesforceとPardotがDataSpider Cloudで手をつないだ話。

この記事は
GYOMUハック/業務ハック Advent Calendar 2018 - Adventar
に投稿する用の記事です。

あらすじ

新しいことをやるのに必要なものはなにか、
金か、時間か、アイデアか。
金は降ってこないが、時間は「今やってるなにか」をやめれば作れるし、アイデアは降ってくる。


社内システムとSalesforce&Pardot間でデータのやりとりする場面が超あるけど。
データ移行とか手でやる(注:CSVとかデータローダとかHeidiSQLとかエクセルで処理云々とか)のめんどくせーし、
ゴリっとプログラム書いてもらって後から仕様変更がガンガンにくるのもめんどくせーしコストがもったいねーぜ、
そんなことに金使ってるくらいだったらおれの給料増えないかなー、うふふー。

ことの発端

システムっぽいようなマーケっぽいような仕事をしている私のところに持ち込まれる案件は例えば


「最近新規事業担当してるんですけどー、
 ほら、あの社内システムの、あの案件のデータがあるじゃないっすか、
 あれの仕入れ先の情報をこっち(Sales clo某)に入れて、
 履歴の管理とかしたいんすよー。
 でも全部じゃなくてこれこれこういう条件に該当する一部で、
 あ、あと、そこのホニャララをこう計算してうんぬんかんぬん。」


みたいな話だったとしますよ。
だったとします。
んで、どんな項目入れるの―?とかどんな条件で抽出するのー?みたいな話を進めていって、
とりあえずレコードタイプ(「種別」みたいなやつね)を作って、
それ用に項目を作ってガシガシ進めるとしますよ。




ほんとはね、ほんとは業務に合わせて正しい仕組みを最初からご用意できればいいんだろうけど、
新規事業だし流動的にやることが変わったり、
社内システムもSFAも必要な項目が変わったり、
昔はインポートしなくてもよかった項目が重要度を増したりするんすわ。


いや、ちゃんと業務をまとめなさいとか、そういうのはごもっとも、ごもっともなんすけど、
だってもうほら、人の入れ替えとかも超激しいじゃないですか新しいことやると、
だから「この前こう言ってましたよね?」みたいな相手がもいなかったりすんの。
この支配からの卒業しちゃってんの、たたかいからの。


そうすると
「昔はこれがよかったと言われていた戦い方が、
 数ヶ月後に古くなってる」
みたいなことが起きるのね。


そんな場所で、まじめに
「データAデータBのアレとアレを足し算して、データAのIDごとにくくって…」
っていうデータインポート&エクスポートのしくみを作ったり作ってもらったりしてたら、
なんかめんどくさいじゃん?


ほら、超わがままな王様にごはん作ってるみたいで。
「王様的にはビーフシチューが食べたい気分じゃ。」
って言うから真面目作って出したら
「作ってるのを待っている時間のうちに牛すじの味噌煮込みが食べたくなった。」
って言われんの。
バーカ王様バーカ。ロバ!お前もうロバ!


素材と調理法合ってるけどそれおまえまるまる作り直しじゃん、と。
ビーフシチューに味噌どかっと入れたらバレるかな?と。

DataSpiderという選択肢

いやこれ、出会いだったんですが、
なんでかDataSpiderをちょうどいいタイミングで知ったんです。
GUIで処理が作れる
CSVが読める/書ける
FTPが使える
・マージやらジョインやらできる
SalesforceのSOQLが使える
バッチ処理も作れる
・演算とかIFの処理とかForeachとか使える
・inner joinとかleft joinとか使える
Salesforceに入るということはその先のPardotも動かせる
という、なにこれーちょっとー
お誂えむきじゃーん。
ご都合主義的ストーリー発動してるじゃーん。


と思ったんですよ。
ほら、SalesforceとPardotという巨大ピタゴラ装置があるわけですけども、
そこにさらに巨大なところからビー玉ビースケが降ってくる感じ。
あの戦隊モノ巨大ロボキターと思ってたら、さらに巨大なロボと合体しちゃうような感じ。


胸、熱。


んでその後ごにょごにょ設定して、
今では0時、3時、5時みたいなバッチを走らせております。
しかも大事なことが、
「今はこうしてるここをこうしたい」とか、
「新たな項目を作り足して、そこに今ある項目のあれとあれをゴニョゴニョして入れたい」
みたいなことに対応するのがむっちゃしやすい

ここがたいへんだったよDataSpider

・サポートの人の守備範囲が広すぎてたいへんそう
 …質問に対して返ってくる答えがなかなか難しかったっす
・ざっくりの設定方法がわからない
 …ほんっと、GUIであるがゆえに発生する…クセ…ざわざわ
  やりたいことの実現方法が
・見えるドキュメントの少なさ
 …ここはね、セカイイチSFAとか使ってて、いろんな人がいろんなことを書いてくれてる優しい世界に慣れすぎていたわ
・DataSpiderのForeach、マジムズかった
 …いやほんと根性がためされました

まとめ

ええとね、冒頭で

新しいことをやるのに必要なものはなにか、
金か、時間か、アイデアか。
金は降ってこないが、時間は「今やってるなにか」をやめれば作れるし、アイデアは降ってくる。

てなことを書きましたが、
「今やってるなにか」をどうやめるかって話なんですよ。
大事なのは。
断捨離。
あなたのお部屋にあるここ数年着ていない服をどうやって捨てるか。
断捨離。


誰かにやらせるか、
なにかに自動処理させるか、
依頼元の人に断ってやめるか、
のどれかなんです。
仕組み化して勝手に回るようにする必要がある。


そう思うと、
データ移行&処理ツール的なものって、
選択肢の一つとしてアリじゃない?
だっておれだけじゃなくて、そのデータを両側(業務システムとSFA)で使う人々のためにもなってるし。



こんなんも業務ハックって言っていいのかしら。
言えるんじゃないかな、
わりと言えると思う。


この辺のもっと生々しい話を聞いてみたいなー、
という方はお声かけくださいね。べっらべらしゃべりますよ。