うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

自分ごと化と自分でもできる化と動機と行動。あるいは、Pardotユーザ会2周年の回が終わった。という話。

2017年2月16日の第1回Pardotユーザ会から2年が経ちました
(最初の一回は私がインフルエンザで休んでますが)。。
昨日は18回目。参加者90名だったそうです。


来てくれる人の数が増えたり、
いろいろな方が声をかけてくれるようになったり、
Salesforce.comさんから記念品をいただいたり、
と、充実した2年間でした。


とか書いてると「引退するの?」と思われるかもですが、
そんなこともなく、これまで以上にユーザ会に来てくれるPardotユーザーみんなが
今以上に活躍できるようにしたいなー、と思って、
事務局やまわりのPardotファンのみんなと話をしています。

自分の登壇について

20分しか枠がないので、
なにから伝えればいいのかわからないまま時が流れる…なんてこともなく、
最初はどんな人に対して話をしようか、考えていました。
内容はわりとスルスル作れました。


対象にしようと思ってたのは、
「Pardotを使い始めたばっかりだけど、なにからやればいいのかわからない」
「そこそこ使っているつもりだけど、使いこなすまでに壁を感じている」
といった方たちです。


Pardotユーザ会は人数が増えているのですが、
ビギナーの方や、入れたけどまだ使いこなせて無くてー、
という方が多くいらしてます。


アンケート結果を見ても、
いかにもベテラン!な感じの方もいれば、
用語からしてわからん!という方もいます。
(ベテランとわからんで韻を踏んでいます。)


なので、
「ある程度自分でできる人は、今後も自分で自分のやる気スイッチを押せると信じ、
 途中であきらめてしまいたくなる初心者の方や、
 壁を感じている人を助けられるような方向性で」
というようなことを事務局みんなやSalesforceさんと話をしていました。


その思いが私の発表の中にも溢れて、
自己紹介とPardot愛→会社概要→事例っぽい話までで13スライドしかないのに、
そのあと「こんな壁がありましたー」という内容が48スライドまで伸びました。

壁とF

「壁」と言っているのは、
導入当初の設定の話もあれば、
ギターのFのコードのように、
最初はきれいに音が出なかったEngagement Studioの話、
あとは、社内や社外のPardotユーザーのみんなにどうやって使ってもらうかの壁。


Fのコードってあれですからね。
ネックの握り方を変えて、
指が指板に垂直に当たるようにする、
みたいなコツっぽい話がまずあります。


そのあとは、
いきなり「じゃらーん」と鳴らせなくても、
一本一本の弦の音が一音一音ちゃんと出てるか確認すると、
意外にそのうちちゃんと弾けるようになりますからね。


弾ける人は最初から余裕で弾けたりするしね。
ただ、Fが弾けるかどうかと
人を感動させる曲が弾けるかどうかは
まったく別問題だけどね。

使うべき人がちゃんと使う壁

「使うべき人が使う壁」が、難しいなー、と思ってます。
会社の規模によっても違うし、
役員や上司のスタンスによっても全く違うし、
社内での役割とまわりとの距離感・温度感も違うし、
もともとどの程度のマーケティング活動をしていたか、によっても
まーーーーーーっっったく違う。


機能が難しいんじゃなくて
(いや、最初とっつきにくいのはあるけど)
動機を持ち続けて、
貪欲に使っていくことが難しい。


他の仕事と兼務でそもそも時間が取れなかったり、
そもそもメルマガ送ってなかったのにいきなり
「他社が入れてるからPardotだ!MAだ!」って言われてたり、
営業とマーケの間でパワーバランスがよろしくなかったり。


そんな中で、
ちゃんと使いもせずにリプレースを検討しはじめるとか、
悲しいじゃないですか。

たとえ

たとえば
新車を買ってワクワクしてたのに、
あんまり乗らないからって手放すみたいな話なんです。
悲しい。


しかも、これでキャンプに行こうとか、
夏には海に行こうねとか、
寒くなったら温泉なんかもいいよねとか言って
SUVかなんか買ったはずが
結局コンビニとスーパーくらいしか行かずに
手放す話をする(たぶんショッピングモールも時々行くのかな)。
悲しい!


君はそれを愛車と呼ぶのかい!?
そこに愛はあるのかい!?

そんな中、大事だと思っていること

これ、Pardotユーザーに限らずの話なんですよね。
そもそも自分ごとにできてなくて行動できないとか、
最初は自分ごとにできたのに、
機能を使えるようになる時間がないとか。


やる気があればまだいいですが、
そもそも動機がなくて動けない人もいるんじゃないかと思うんです。
動機がないと行動ができない。
お腹がへらなきゃ歩かない。
動機すなわちモチベーション。


他のことよりもプライオリティを高くするための動機。
一人の人を動かすだけの動機。


今回もお話しましたが、まず「自分ごと化」をすることだと思ってます。
私たちは今インターネットがある世界にいる。
MAをはじめデジタルマーケティングツールが溢れた世界に生きている。
だからその知識を身につける。
そしてあわよくば自分もそれを使う。

動機が大事だと思ってる話

機能の理解もすごく大事ですが、
まずはみんなが動機を持つことが大事だよなー、といつも思ってるんです。
私自身が、過去にいろんなセミナーや勉強会でもらったものは
知識だけでなく動機がたくさんたくさんあったから。


動機があれば、知識なんて勝手に身につけるし、
動機があれば、ちょっとした問題なんて自分で解決できるし、
自分のやったことももっと良くしていくこともできるから。

Pardotユーザ会冒頭で話をしているアレ

Pardotユーザ会冒頭で毎回
Salesforceユーザグループ 会則」の抜粋をちょっと読んで、
その後「Pardotユーザ会でやること」というのを話してます。


「会則」に書いてあるのは

<目的>
Salesforceのユーザ(法人・団体・個人事業主)が、Salesforce及びそれを取り巻く
クラウド・コンピューティングのベネフィットを十分に享受することを目的とする。

出典元:Salesforceユーザグループ 会則。


といった話なんですが、最初この
クラウド・コンピューティングのベネフィットを十分に享受する」
というのが、わかるんだけどわかりにくかった。
というか「享受するとどうなるか」が語られていないのではないか、と思った。


なので、この会則のあとで少し話す「Pardotユーザ会でやること」にかいてあるのは

やったことや悩みを共有して
知恵を出し合って
SalesforceとPardotを便利に楽しく使い
皆さんの収入が増えるようにしましょう

出典元:20190220Pardotユーザ会冒頭の資料


なんです。
クラウド・コンピューティングのベネフィットを享受するとどうなるの?
集客増?売上増?コストダウン?昇給?昇進?ステキな会社への転職?競合に打ち勝つ強い会社になること?個人の市場価値の最大化?


とにかく「今よりも参加者一人ひとりが良い評価をされる」ようになる。
となると、結果収入も増えないとおかしいでしょう。


そんなユーザ会にしたかったんです。
しおれた動機にもう一度火をつけ、その上知らない知識が学べる
自分のための勉強ができて、結果それが組織の役に立つ。


自分で選んで自分で決めることを幸せに感じるのが人間です。
「自分が選んでユーザ会に行った」
というだけで、ちょっと動機が強くなるんですよね。
その上なんだかおもしろい話をするおにいさんやおねえさんたちが
ぞくぞく出てくる。


知らない言葉が出てくれば学びたくなるし、
あるあるな話を耳にすれば
「ああ、わかるわかるー」
と共感できる。


そんな場所にするので、
これからもよろしくお願いしますね。

告知

ということで、
今後のPardotユーザ会は
関西 3/7(木)15:00-1700
東京 4/18(水)15:00-17:00
東京 6/20(木)(仮)
ですので、手帳やGoogleカレンダーに書き込みよろしくおねがいしますね。
詳細はそのうち
Salesforce Trailblazers Eventにあげますし、
関連お役立ち情報も含めて
https://success.salesforce.com/_ui/core/chatter/groups/GroupProfilePage?g=0F93A000000DGpxもチェックいただければ幸いです。

強めな人たちの会

あ、もちろん、突き詰めてる人の突き詰めてる話を全力で聞く会も
自分としては楽しみなので、
そのうちそっちの会もやろうと相談してます。
アルティメットPardotユーザ会?天下一Pardot武闘会


見たい人はお楽しみに。
なにかアイデアなどあれば、
ぜひ教えてくださいね。