うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

劇場版CITY HUNTER<新宿プライベート・アイズ>を見てきた話。あるいは、平成終わるねの話とか、スマホとかドローンとか時代は変わったねーの話とか。

濃縮版でした。
なんというか、CITY HUNTERを一度全て溶かして煮詰めて要素別に分けて、ちょっと平成味も入れて、さらに各要素を3倍くらいに濃縮して、
という処理を経て生まれたかのような映画でした。


以下、ネタバレもあるので、
まだ見てなくて見ようと思ってる人は
読まないでね。
いや、読んだところで見たら楽しいんだけども。


まあ、あらすじを話すと
美女の依頼をシティハンターが叶える話です(20文字)。
で、終わっちゃうとね、さすがに文章として寂しいので。

平成味

平成味が加わってたのがね、よかったです。
たとえばスマホがたとえばAI搭載のドローンが出てくるんです。
もう新宿駅には掲示板がなくなってるんだけど、
ARで掲示板が表示されたりとかね。
2019年っぽさがあった。


うわー!ぜったい無理だよ!AIだよ!
相手がすぐ弾を避けるようになるよ!
と、一瞬思わせて、すぐにその無理を克服する。
かっこいいところはたいへんかっこよく、
ふざけるところはちゃんとふざける。


これね、あと30年くらいしたらもう相手は攻殻機動隊になるわけですよ。
光学迷彩VS冴羽獠のコルトパイソン。
義体強化サイボーグVS1,000tハンマー。
ぜったい負ける!と見せかけて負けないシティハンター
(歳も取らないし、もちろん相手の弾は走れば当たらない)。


それか、
月の裏側に住むエイリアンが新宿に攻めてくる話でもいいよ。
とにかく新宿を攻められたらもう出てくるから。
殺人怪光線VSコルトパイソン。
重力を操る超能力者VS10,000tハンマー。
そしてもちろん勝つ。


超見たいなー。
超見たくない?

テンポの話

妄想の話はいったんおいといて、
「テンポ」が早かったなー、と思いましたよ。


いや、まんが→アニメ→映画化だからか?と一瞬思う。
ほら、20数話あるアニメの時間軸をどーんと縮めたら、
なんか超絶早送りみたいになっちゃった!っていう映画があるじゃないですか。
ククルス・ドアンの島がすっ飛んでる、とか。


シティハンターはオリジナルストーリーだから、
ほんとはもっと余裕のある作りにしてもいいのにね。


いろいろ詰め込もうとしたらこうなったんだろうなぁ。


小ネタを挟む回数がとにかく多い。
サントラの曲が出てくる回数がとにかく多い。
あのしらけトンボやあのハンマーも出てくる回数がとにかく多い。
ミニクーパーローバーミニとは言わない)がとにかくよく走る。
建物はよく壊れる。
スマキにされても悪者が来た際には脱出できる。


なにが言いたいかと言うと、
CITY HUNTER成分が濃いめだったよ。
ということですよ。
こってりしっかり。


「最近のお笑いは笑いから笑いまでの間が短くて、
 いかに短い時間で小さい笑いをとるかを意識しつつ、
 温めて温めてさらに加熱して大爆笑を取る」
みたいな、お笑い論みたいな話を思い出すほどの濃さでした。

ジャンプのまんが

ジャンプのまんがって一種のサプリメントみたいなものだと思っています。
人によっては栄養ドリンク一本分くらいの価値があるんじゃないかしら。
そういえば金額的にも似てるよね。

見に行った経緯

前にFacebookとインスタで「新宿駅NewdaysCITY HUNTER仕様になってるー」みたいな写真を載せたら、
あれよあれよと見に行きましょう!みたいな話が出て、
あれよあれよと見に行ってきました。


映画館で映画を見ない時代が長く続いた私ですが、今年はもうこれで2本めですよ。