**小中学生のためのスマートフォン依存症チェックリスト
1.過去1年間に、あなたがスマートフォンを使っていて人や物とぶつかってしまったことがある
2.過去1年間に、スマートフォンを使っていて気づいたら時間が過ぎてしまい、約束等に遅刻したことがある
3.スマートフォンを使用できないと不安やイライラを感じる
4.宿題や勉強をしているときにスマートフォンに触ってしまうことがある
5.スマートフォンの使用により、友人や家族からの信頼を失ったことがある
6.通知がないことを知っていてもスマートフォンを確認することがある
7.暇な時間があると、InstagramやTikTok、YouTubeなどのソーシャルメディアアプリを見てしまう
8.寝る前にスマートフォンを見ていて、翌朝起きるはずの時間に起きられなかったことがある
9.過去1年間に、スマートフォンの使用により、宿題などのやるべきことができていなかったことがある
10.友人や家族との集まりよりも、スマートフォンの利用を優先したことがある
3〜4項目くらい当てはまれば、スマートフォン依存症の入り口にいると思っていいのではないでしょうか
※医師や専門家の作成したものではなく、個人の見解ですのでご注意ください
**中島らもさんの「今夜、全てのバーで」のアルコール依存症チェックシートの話
なんでこの「小中学生のためのスマートフォン依存症チェックリスト」を作ったかと言いますと、
こどものスマホ依存、スマホ中毒みたいなことに興味があるんです。
なんというか、50年後くらいの世界を左右すると思っている。
で、昔読んだ「今夜、すべてのバーで」って言う本を思い出したのが、このチェックリストを作ったきっかけ。
「今夜、すべてのバーで」は、中島らもさんが書かれた小説。
主人公は18歳から毎日ボトル一本のウイスキーを飲んでいて、35歳でアルコール中毒で入院する。
文筆家で頭もいいのに、アルコールがやめられない。
ひどい時にはまったく食事がとれずハチミツと牛乳で栄養補給しつつ、それでもアルコールを飲んでしまう。
そんな小説の中に出てくるのが
WHOのアルコール依存症チェックシートなんです。
10個の設問を見ていると、どれだけ止めるのが難しいか、止められないことで被害にあっているか、という内容が含まれている。
この「被害があるか」っていうのはポイントだと思っている。
どんなに不利益を被ってもやめられないんですよ。
**中毒や依存症で思い出すこと
「中毒」っていうと思ってアヘン戦争の話を思い出す。
1840年頃のこと、国民をアヘン漬けにされた清国が怒ってイギリスからのアヘン二万箱を焼却したのが引き金になって戦争勃発。
その前からの積み重ねもあるけども。
映画とかまんがみたいな荒唐無稽っぷりだよね。
それいったい何京リベンジャーズやねん。言うて。
**スマホ依存症の話
スマホは、麻薬のように持っているだけで捕まるものではないし、
アルコールやタバコのように体に直接の害があるものでもない。
しかも、アルコールやタバコほどではないけど簡単に手に入れることができてしまう。
この状況はまだまだこれからスマホ依存症を増やしていくんだろうな、と思っている。
「デジタルツイン」という言葉を聞く機会が増えてきた。
現実社会が写し鏡のようにすべてデータになっている社会。
世の中の「面白いもの」は全てスマホから簡単にアクセスできる。
スマホを使うな、というのは、「世の中の面白いものにアクセスするな」と言ってるのと同じ意味になってしまう。
素晴らしいものにはどんどん触れてくれていいのに。
だからこそ、この問題の解決は難しいんだろうなー。
こどもたちには単純に面白いものだけでなく、価値あるものに触れてほしいなー、と思う私です。