うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

画像解析とか、AIやらなにやらについて思ったことをつらつらと。

2023年3月27日現在、
世間ではWBC旋風が吹き去り、
ChatGPT旋風が今も春の嵐のように吹き荒れております
(あと水卜麻美ロスと中村倫也ロス?)。


明日28日、とある勉強会があるんですが、そこの宿題が今回
「自社または自社で考えられる画像解析、顔認証をディスカッションできる程度に考えておく」
ということで、いろいろ考えてみたメモです。


以下、長文乱文失礼しますー

画像解析、顔認証

私の場合だと、以前技術系コミュニティに参加したときに
とある不動産ベンチャーの方が話されていたことを思い出します。


「間取り図から間取りの情報を抜き出してDBの各間取り項目にチェックを入れる」
というような話だったんです。
例えば「1K風呂トイレ別、収納あり、角部屋、和室」とかですね。


不動産(特に住宅)はものすごくタグ付けする項目が多いんですよ。
以前某大手不動産会社さんのシステムにデータ登録するCSVの書式を
仕事で触ってたことがあるんですが、
後から後から項目を付け足したような印象的な書式でした。


私は駐車場の事業をやってる会社に居ましたが、
駐車場だけでも場所はもちろん、
幅、高さ、全長、車高、車両最低高、タイヤ幅から
過去どの車種が入ったか、みたいな情報をひたすらデータ化して、
なんとか検索できるようにしておりました。
「衛星で全部データ撮ってなんとかしてよ!」
と思っても、都心の単価の高い駐車場は立体駐車場で衛星では見えなかったりするんですよね…

画像からテキスト化やタグ付けなどなど

画像からテキストやタグやDB項目に落とし込めるという意味では、
LLMが得意な文章の要約に近いところなんですよね。
画像ができるということは映像や音声を元にしてタグ付けができる!
これはたいへん楽しい^_^


「なんでもデータにできて、タグ付けできるなら、
 どんな使い方をする?」
というのはおもしろいテーマですよね。


そういえばこの前、お昼にやよい軒に行ったんですよ。
食券を買って席につき、
スマホにアプリを入れつつ料理を待って、その後ごはんを食べました。


飲食店でも個別席にカメラがあったり、
会計時にカメラ前を通過するだけで満足度調査が済んだりするのかも。
アプリと連動したりするのかも。
と思うと楽しいです。
MAっぽいような自動フォローもされたりするかもですね
(そのシステムと基幹システムのデータ連携はぜひ弊社のプロダクトで…、とか思いつつ)


そんな細かいことしないで、
一斉配信のクーポンでも配ったほうがコスパよいのかどうなのか。
このへん、コミュニティも絡んできたりするとより楽しそうですね。

メタリカの話

もう一つ
数年前のSalesf〇rceさんの年次イベントで、
メタリカというバンドが演奏したんです
(サンフランシスコでのイベントのアフターパーティで演奏。
 行きたかった…。高校生くらいからメタリカ好きです私。)


アーティストは顧客エンゲージメントがあってなんぼですからね。


ファンの顔と個人情報が一致するのはもちろん、
物販やチケットの購買履歴やらなにやらデータが連動したり、
コンサート中に誰がどの位置にいるかまでわかっちゃうようになるのは、
技術的にはもうできるんですもんね。たぶん。


昔だったら小さいライブハウス規模でないと
「顔と名前が一致する」なんてことはなかったんだと思いますが、
何万人の顔と名前が一致して、全ての関係性がデータ化される。
すごい世の中だなー。


「人気商売」みたいな言葉の定義が変わってきますよね。


SF小説の「1984」を思い出すような怖さもありますが、
とても面白い未来が近づいてるなー、と思うんです。

超似てる双子とかね

乗り越えないといけない壁の一つが
「超似てるふたご」とかだったりするのかな、とも思いますね。
実際まだ今のスマホレベルだと
双子の判別できなかったりするし。


知らぬ間に巨額請求が来たりしてね。
弟が兄を追いかけたりして。
ああ、そう思うと防犯目的の利用とかも進んだりするんですかね。


あと、悪意を持った大怪盗が、
本物そっくりのフェイスマスクを使ったら?とか、
そいつが本物のルパンだー!とか、
トムがクルーズでミッションがインポッシブルだったらやっぱり騙されちゃうのかしら?とか。
いろいろ考えますよね知らんけど。

皆さんどう思います?

こんな感じの未来がすぐそこまで来てるんだよなー、と思いますよね。
不気味と思うか、便利と思うかは個人の意識の問題ですよね。


とある勉強会用に書いてた文章なんですが、
なんか書いてて楽しくなってきたので、
こっちにも載せておきます。


一九八四年 (ハヤカワepi文庫)