映画This is itを見た人は一人残らず呼んだほうが良い良書です。
実はまだ読み途中なんだけど、超おすすめ。
ノーナリーブスというバンドのギターボーカルの西寺郷太さんといえば、
日本一のマイケル・ジャクソンマニア。
っていうのは知ってたんだけど、いままで本を読んでませんでした。
この本、ほんとすっごい。
調べ方が深いです。
本人だけじゃなくて、ジャクソンファミリーみんなの話が出てくる
もうね、家族の一員なんじゃないかってくらい家族全員の話が出てきます。
父親は以前何の仕事をしてたとか。子供時代にどんな環境だったとか。
小学校の発表会でマイケルが歌うシーンとか、じーんときます。
バックグラウンドがよくわかる。
We Are The Worldの話とか
We Are The Worldの話を聞きに行った相手が、
この曲をマイケルと共作したライオネル・リッチーで、
自分でまとめたレポートを渡して、
すばらしく調べてあると驚かれる。
驚異の作曲方法/アレンジ方法
頭の中にこれからレコーディングする曲の細部まで入ってたらしい。
スキャットとかハミングでどの楽器のどのフレーズでも表現して、
それを楽器演奏者がマネするような方法を取ってたらしい。
Black or Whiteって曲の終盤で出てくるへヴィメタルギターも
マイケルが「こんな風に弾いて」って言って声で表現したらしいよ。
ストーリー性
一人の人間なんだなー、と感じるようなストーリー性があるんです。
スーパースターだから特徴的な一面だけ表面に出てきて
「すごく曲が売れたけどなんだかよくわからない性格の人」
というイメージがあるんだけど、
読んでみると子供時代からすべてふりかえってるから
「こういうことがあってこういう性格になるのか」とか
「こうなってだんだん変わっていくのか」とか
「こうやって誤解されていくんだな」といった
発見がある。
音楽とダンスの才能がとてつもないけど、ちゃんと一人の人間なんだよね。
ほんとにおすすめしたい本に久しぶりに出会ってしまったので
ここに書いときます。