
データの壁を越え、文化で繋ぐ
データ界隈100人カイギ(第3回)
https://techplay.jp/event/978596
というイベントに行ってきました
2025/11/21に
「データを捨てよ、町へ出よう!そして、データ界隈、せっかくだから、繋がろう!」
■100人会議とは
・ゲストが100人集まったら会を解散!
・自治体や行政主導でやっていることも多い
・特定の主催者ではなく、公益性のあるつながる場
・地域で活躍する面白い人の話を聞く
・働く人をつなぎ、ゆるやかなコミュニティを作る
■本日のセレンディピティ・トリガー
・登壇者おすすめの本
■データ界隈100人会議 共同発起人
データの時間の野島さん
ダイハツ太古さん
りょうさん
臼井さん
他
・運営は5名
■本日のゴール
・ここにいる皆さんが「知り合い」になること!
・名刺交換推奨
ここから本題
■りょうさん(データパレード 石井亮介さん)
自己紹介
・町中華界隈でもっともデータに詳しい男
・SE時代に毎日のように幼馴染がいる町中華で、よく飲んでいた
・友達がWEBを作ろうとしていたので、作ってあげて、GAをいれて、MotionBoardで可視化
・興味があると作っていて楽しい!データ分析 x 町中華
お店の話
・当初オーダーは紙で通していた→町中華のオーダーシステムも作った(bubble)
・別な幼馴染にも協力を仰いだ
・「注文から提供までのタイムスタンプを取った」→データ分析の学び、すぐ出るメニューをメニュー表の一番前に
→楽しい!のめりこむ
・Instagramのデータも抜いてPython→Snowflake→Tableau
・Instagramの運用は当初フォロワー数と考えていたが、お客様として来るかは別問題、実際来る人と違う。KPIを変える、といった分析と改善をしていた
・お金はもらっていない、幼稚園のころから中学生のころまでラーメンやかに玉をおごってもらっていた、ので、その恩返し
・最近大学でデータサイエンスの講義もしている
「実際のデータを使いたい」という学生の声にこたえて、一番飯店のデータを使わせてあげるようにした
・自分の作ったオーダーシステムが大学でも使われる、喜び、面白さ
・現在新オーダーシステム開発中、今度はセルフオーダータイプ(テーブルにタブレット)
・次の野望:他の飲食店への導入を考える、金額はなるべく安く、データパレードでデータを使える規約にして、「町中華のオープンデータ」を作りたい。
各店舗価格改定があったらどこでいくら変わったかもとれる
・今まで町中華のデータは存在しなかった
・データは人の温度を残すもの、遊び心からはじまっても社会を動かせる、僕の原点はあの一杯のラーメンです
後日のうさみ感想
…一番飯店にまた行きたくなりました(町中華食べたいのと、オーダリングシステム見たい!)
町中華オープンデータやばい。200年後くらいに蓄積されたデータを見たい
店舗のデータの大学への提供素晴らしい。以前とある大学のデータサイエンス学科の先生と話をしていて、実社会のデータがほしい話あったなー
■東急コミュニティ 鎗野真次さん
ビル設備管理の部門
趣味:工作、ゴルフ場を作る
今日のテーマ:大阪・関西万博「ハンガリーパビリオン」におけるDXの取組
ミャクミャクくん、最初は受け入れられなかった。響かなかった→毎回目にしてだんだんかわいくなってきた。今はPCのデスクトップにしている
その後、万博ロスを味わっている
1.DXプロジェクトの概要
DX:IoTとICT
…IoT:現場に行かなくてもモニタリングできる
…ICT:現場スタッフの円滑なコミュニケーション
IoTセンサーでしたこと
・グリーストラップのポンプの限界の検知
(大阪万博は埋め立て地なので、地下は2mまでしか惚れなかった)
・現場にブザーとon/offスイッチを設置、現地のハンガリー人に動いてもらうようにした
→ブザーが鳴ったら現地でハンガリー人の料理人が対応
・給湯温度低下検知器
・キュービクル上部漏水検知
全部データはAWSにあげていた
ICT:情報伝達
・デジタルツインをつかった Matterportというツール。360度カメラで撮影し、デジタルツイン化
撮影を続けるだけで作れる
・パビリオン内やフロア移動も可能、家具がある場合「家具を非表示」もできる
・工事の際の搬入時等とても便利
・異常検知の共有→AWS
…現地にはランプやブザーで(も、一度クラウドに上げている)
…Teamsを使って事務所にいる人も現場の以上を知ることができる
グリーストラップ満水通知が出る→Matterport上で「どこで異常が発生したか」をデジタルツイン上で確認できる
人がいないところでどう解決するか、という取り組みをしています
後日のうさみ感想
…元ラーメン屋アルバイト店員&不動産情シスとして、「グリーストラップ」という言葉を久しぶりに聞き、そんなところにIoT!と驚いた。
あと、Matterportのことを初めて知った。あとで聞いたら3Dモデルを作るためには写真をとる際に隠れないといけないとのこと
室内の3Dモデルの家具は消せるのに、人物消せないの最高
■JTUG 永瀬宗彦さん
世界に広がる日本のラーメン文化
趣味はDIYと猫
Tableauユーザー会、DATA Saber Council、data noodle
仕事は楽天生命保険のデータ分析、基盤構築、DX企画、THK、大正大学非常勤講師
Tableauユーザー会とは
2013年から、初心者に優しい、熱狂的な参加者が多い
Tableau User Groupサイトも盛り上がっている
みなさんへ質問
・仕事でデータに携わっている方
・プライベートでデータを触っている方
・好きなラーメンのスープの種類:醤油、とんこつ、みそ、鶏白湯、塩、魚介
→手を挙げてもらうとイメージが伝わるが、そのデータはない
…もともとコミュニケーションが得意じゃない、世界ラーメンマップ作成プロジェクトを個人でやっている
その①:ラーメンの好みと食習慣に関するアンケートデータを収集してTableauで視覚化(今は回答数130)
・日本人回答者が多いが、海外の人もいる
・海外ではラーメンはディナータイムの高級品、専門レストランで食べる、ということがデータからわかってきた
・130の中では1位とんこつ、2位醤油、
・アンケート件数が増えると、オリジナルキャラクター「でたどん」の麺が伸びる
その②
・Google Maps APIで海外を含むラーメン店の分布を可視化
・海外のラーメン店は軒並み評価が高く、日本は低い
・日本では庶民派、海外では高級品、というのもデータをTablearuにいれたら鮮明にわかる
・山形市には130店あり「自称ラーメン王国」というような話も
・Tableauのワークブックを公開できるサービスがあり、ラーメンvizを載せている
なぜやっているか
地域や業界、技術別にいくつもあるTableauユーザー会同士の連携とオープンデータ活用のために共通テーマとして「ラーメン」を選び、イベントを開催したが今は止めている
グローバルの連携実績まである、閉じるのも忍びないので続けている
webサイト、コラボ、Tシャツ、パーカー、などなどオリジナルグッズも多数
http://www.datanoodle.org
…後日のうさみ感想
データ界隈、BI界隈ってほんとなんでこんな面白い人が集まるんだろう…
「鳥観図」の鳥の視点を超えたもっと高いところ、人工衛星視点よね、いや世界の裏側もデータはあるのか
あ、キャラクターやグッズのセンスも好き
■自治体職員矢部弦也さん
データで世界を見ると人生がちょっと面白くなる話
店舗型性風俗特殊営業4号(モーテル、ラブホテル等)
上空からプロットすると一部エリアに密集している
新宿渋谷池袋上野鶯谷
新宿は歌舞伎町1,2丁目
地図は街のルールを映し出す
人口10万人あたりのラブホテル数を割り出すと…九州と東北に多い
都道府県別の出生率と比較してみた
ラブホテル数と出生率が比例しているように見える
→xで投稿したら…
2世帯住宅が多い地域にラブホテルが多く、出生率が増える
正しいかどうかはわからない、が、仮説や議論が生まれるのがデータの楽しさ
全国の約5千店のホテル名をテキストマイニング!
フェアリー、プリンセス、ムーンなどが多い
さらにマイニングデータを生成AIにかけたら名前のアイデアを出してくれたり
もし日本にラブホテルしかなかったら…夜でも明るくなりますね
データはifを映し出してくれる
ブラウザの検索履歴がラブホテルだらけになる…
神奈川県庁のデジタル部門5年→鎌倉市役所に出向中
職場内ではそこそこ評価されているつもり、でも外に目を向けるとすごい人だらけ、このままでいいのか?俺と思った
SNS「げん@データ可視化」
最初は少年ジャンプ発売日のtwitter の盛り上がり可視化
ビューは106、スキは2
半年やっていたらのびはじめ、いまは3年やっていて自身がつき始めた
→自治体の枠を超えいろいろな活動が
SNS情報発信、コミュニティ参加、プレゼンLT
オープンデータハッカソン参戦、Tableau DATA Saber挑戦、兼業公務員としてスタート
一歩踏み出すと視界が広がる
自治体は狭い世界で仕事をしていて「もったいない」、でも実は「街をよくしたい」熱い思いを持っている。「挑戦する姿勢」を通じて、自治体の世界を広げたい
デスクを離れて、外に出よう!その一歩が、新しい自分のはじまりかもしれません
…後日のうさみ感想
涙ちょちょぎれるくらい笑った
しかも後半まじめに語りだすのズルい。最高
データの使い方、仮説の立て方、なにげに社会問題に触れそうで触れないあたり、素晴らしかった
■TFHDデジタル 福村英之さん
設備の専門家でもIoTの専門家でもない
どうIoTに出会ったか
もともとフィットネスクラブに勤めていた、トレーニング好き→応募→フロント業務をやっていた
フロントには風呂熱い冷たい、シャワーぬるいなどいわれる
→人に言っても直らない→フロントにクレームが来る→本社に行って水光熱費削減(タイマー設置、インバーター設置)
→IoTとの出会い
1回目:アルディーノ(マイコン)…IoTという言葉もなかった
2回目:水質の会社の人が水の検査キットを作り持ってきた→できすぎて関与する余地がなかった
3回目:同じ会社の同僚が「こんなのがあるからやらへん?」魅力を感じてやってみることに→IoTとの出会い
IoTの失敗じゃないけど…
漏水検知器→通知が来る→漏水を止めに行く
→他の人が知らない状態が続いてしまった!!
→報告すべきだった
実験を家でやっていた
ガスメーターにカメラを付けるための磁石を付けたらガスが止まった!→家族に怒られた…
はんだづけを家でしていた
→はんだかすが部屋に散り→ベランダでしかはんだが使えないことに…
モニタリングしている画面でも
・電気流量を取ったり
・カメラを使ってメーターの数値を取ったり
・電流のグラフを見て「これはなぜ?」と思ったり
コロナ後働いていたフィットネスクラブがなくなってしまった→はんだスキルが上がった
Motion Radar Monitor
センサー前をふさいでいたり呼吸してたりすると反応するセンサーと可視化画面も作った
センサーは自分で作って、見える化はAWSのS3上にチャッピーで作った
部品を買ってはんだにチャレンジして、センサー作ろう!IoTしよう!
…後日のうさみ感想
この日もっとも熱量高かったのはこの福村さんかもしれない。明らかになにかに突き動かされていて、とても良い
なにかにすがすがしいまでにハマっている人を見るのって、顔がそっくりな親子を見るくらい幸せですよね
ちなみに、この日わたしは「AWS IoT Sensors」というスマホアプリをこの人の影響でインストールしました
■まとめ
xにも書いたんだけど、登壇者みんなガチ笑顔のものすごいイベントでした
イチローの名言で「努力を努力だと思ってる時点で、好きでやってるやつには勝てない」というのがたしかあったけど、それを目の当たりにした感じ。
っていうか、好きでやってるっていうか好きかどうかも考えずにずーっと同じことできちゃうんですよね、本当に好きなこと
ちなみにこの日の動機強めピーポーの熱気に充てられた私は、翌日とある自動化ツールのアカウント作ったり、Auto Exportというアプリを入れたりしはじめました
いいイベントに参加して、いい登壇を見ると、面白い人との出会いがあるだけでなく、動機づけられてなにかをしたくなるもんですよね
とてもいい体験だった。また参加したいわー