うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

コミュニティについておもうことなど、っていうかコミュニティの深みにハマろう、という話

この記事は、
【2枚目】コミュニティマーケティング Advent Calendar 2024 - Adventar
の9日目の記事です(1日遅れ…)。


はじめましての方ははじめまして。
東京都日野市よりまいりました宇佐見直人です(この言い方すると自治体の人かと思われるんですが、所属はセゾンテクノロジーです^_^)。
私は過去Pardotユーザー会というののリーダーをしていたり、今はDMS Cubeという自社の製品ユーザーコミュニティの運営側にいたり、ITEG(企業IT力向上研究会)というのの理事をやってたり、個人でも最近「宇宙ビジネス」をテーマにしたグループを主催してたりします。

何が言いたいかというと

何かしらコミュニティに参加しようぜ!
参加した積極的にコミュニティを強化しようぜ!
なんなら興味あるテーマの偉人にDMしようぜ!
アウトプットもしようぜ!LTでも登壇でもブログでもnoteでもQiita でもxでも!
なんなら運営に参加しようぜ!
なんなら主催しようぜ!
ということです


もちろんあなたとそのコミュニティがマッチして、内面から湧き出るモチベーションっていうかほんとの「動機」があるのなら、という話ですが。
あなた自身の幸せと、人類の進化のためにね。
幸って数値化できないけどね、幸せってなんだろね。
幸せなことがらを増やすことと、そのことがらに関われる回数や時間を増やすことなんじゃないかしら。


あと、偉人にDMはほんと、失礼のないようにね、自己責任でね。
皆さんあまりやらないかもしれませんが、本の著者が巻末にメアド載せてたりするじゃないですか、ああいうのにメールするとたまに返信来るんですよ。
あんまり来ないですけど返信。


以上結論でした!終わり!だと短いので、以下だらだら書きます。

コミュニティってやつと最近の変化

46億年前に地球ができてからなんやかんやあって、46年前に私が誕生しました。


その間に生命が誕生したり、ホモサピエンスがのさばったり、いろいろなコミュニティができたり、ITやスマホやAIが生まれたり回線が5Gになったりしましたね。ステキですね。
ちなみに今後人類は宇宙に出たり人を超える知能を作り上げたりするんでしょうね。こちらもステキですね


あ、オフラインなコミュニティってもう人類生まれた当初からあるんですよ。
ふつうにほら。家族親戚隣組とか、集落とか、村とか、ローカルなコミュニティとか、○○同好会とか、草野球チームでもいつもの飲み会メンバーでも読書会メンバーでもなんでもいい。
それがこの30年くらいで激動の進化を遂げたんですよ。「人と人とのつながり」って、インターネット登場以降大きくかわったものの一つです。


んで、最近コミュニティマーケティングがたいへん盛り上がってます。
コミュニティもコミュニティマーケティングも昔からあるものですが、時代の流れが超キテる。


人と人とのつながりが変化したように、企業と人、企業と企業のつながりも変化したんですよね。
接点がものすごい増えた。
ネットがなければSNSもないし、オンライン上でのサブスクリプションサービスもない。
もちろん昔だといわゆる「定期購読(こっちが本来のサブスクリプションなんだけども)」はあったけど、印刷すらしないデータや情報を見えるようにするだけで月額課金できる今の世の中ほんとスゴイ。

コミュニティの運営って

これを読んでる人は主にコミュニティの運営者の人かな?と思います。


「コミュニティの運営」というのは実にたくさんの要素を含む言葉ですよねー。
企画、実行みたいな行動軸もあるし、
集客、アンケート実施、ヒアリングなどなどマーケティング的要素も含まれる
Webサイトやアプリ、オンラインイベント、オフラインイベントといった場の軸もある
また、コミュニティ構成の裾野を広げる新規メンバーを増やすことや、スター発掘!的なこともある
司会進行的な表に出る面もあるし、アンケート集計などの裏方仕事もある


これ「コミュニティマーケティング」という言葉でくくってますけど、実はものすごい幅広いタスクの積み重ねなんですよね。
しかも業種問わずだし。
実はなにかやるべきことを見落としてないか、という目線は持っておきたい。
あと、自分がやってる、あるいは○○さんがやってるのは果たしてその人がやり続けるべきか?というのは気を付けたいですね。


コミュマネ界隈の人で運営だけしていてよそのコミュニティに所属してない方は、コミュニティリーダーやコミュニティマネージャーや自分がやってない役割を数年やってみると、どなたも解像度があがると思います。
私が実際「リーダー→コミュマネ→リーダー兼コミュマネ」みたいなことをしているので、ここは強くそう思います。

おまけ:孤独と寂しさの話

先日亡くなった詩人の谷川俊太郎さんが「孤独ってなんですか?」と聞かれて
「孤独は前提でしょう」って答えたことがあったそうなんですよ。人間さん、孤独。恋に落ちようが、結婚しようが家族が増えようが、孤独。


あと私、中学校の国語で勉強した「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」っていう漢詩をなぜかいまだに時々思い出すんです。
友達を乗せた船が離れていくのをさびしく眺めてる詩なんですけど、寂しさがものすごくて。
黄鶴楼送孟浩然之広陵 - Wikipedia
これが西暦740年くらいの詩らしい。


ちなみに同じようなテーマのはずのゆずの「サヨナラバス」っていう名曲があるんです。こちらは1999年。
まだギリギリ
あとこれ20年遅く出してたら「またLINEして~それかxでDMして~」っていう歌詞が入っちゃうよね。

AIさんにoutlookとかGoogleとかのカレンダー登録用のファイルとかリンクとかを作ってもらう話

***20240805追記***

以下の記事を見て実際にカレンダーのファイルやリンクを作った結果は
必ず動作確認をしましょうね
過去あった例で、ZoomのURLが表示されないとか、指定した日付が間違ってるとか曜日が間違ってるとか、
いろいろハルシネ―ションあるので。ホント、気を付けて。かならず確かめてから公開しましょうね。

************


AIというかLLMにGoogleとかoutlookのカレンダー登録用のファイルとかリンクを作ってもらうのが、
とっても便利でステキね、と思うこのごろです。
地味~に手間だったんですよこれ作ろうとすると。


さて、前置きはこのくらいで、サラッといこう。
はい。以下、プロンプトです。

outlookのカレンダーに予定を追加するためのicsファイルを作成してください。日本時間でお願いします。

以下はファイルに含める内容です。
タイトル:オンラインセミナー_ほげほげ塾のほげり方
開始日時:20240829150000
終了日次:20240829160000
予定の詳細:
オンラインセミナー
ほげほげ塾のほげり方
日時_2024年8月29日(水)15:00_16:00
視聴URL(Zoom)
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_Do6rGoksSFe3O6RapJEnrw)XX_XXXXXXXXXXXXXXXXX

ここまで。
そうそう、日本時間って言うのもお忘れなく。


これでicsファイルを作るためのテキストを出力してくれるので、
xxxx.ics
というファイル名で保存します。
するとどうでしょう。
開くとoutlookへ予定を追加するファイルが出来上がります。


さて、この後ですよ。
次は同じ内容でGoogleカレンダー用のリンクを作ってもらうスクリプトですよ。

ありがとうございます。
次にまったく同じ内容でGoogle Calendar用のリンクURLを作成してください


はいこれ2行!
楽!
前までだったら別サイトとかに行ってリンクを作んないといけなかったりしたやつですよね。


このね、2つの形式を事前の設定なしでドーンとちょっとバカっぽい顔したままでもできちゃうのがありがたいんですよ。
おかげで前までは「この規模のイベントではカレンダー登録ファイル&リンクはいらないっかな~」とか思ってたイベントまで
カレンダーのファイルやリンクが作れちゃうくらい楽になっちゃって!!
あれ!?
結果やること増えてね!?
と、思わなくもないけど。


まあ、前までできなかったことができるようになってるのは楽しいじゃないですか。


ちなみに同様のめんどくさいのがやりやすい系として、

  • 正規表現を書くとき
  • 項目数の多いめんどいSQLを書くとき
  • 使い慣れないpythonのプログラムを書くとき

あたりもだいぶ便利だなー、と思うこの頃です。

大学生の頃、perlでイチからプログラム書いたりしてたのが懐かしい
BBS、カウンター、作ったよねぇ~。

よっつのオフラインイベントを通して考える、2024年のオフラインコミュニケーションの多様性

2024年の夏(正確にはほぼ梅雨時)は、コミュニティそのものと、オフラインイベントのこれからを考える時期でした。


コロナ禍で一回リセットされたオフラインイベントについて。
みんながみんないろいろ考え始めた感があったんです。
「スクール形式でみんな同じ講義を聞いて、一方通行ずつのコミュニケーションでいいのか?」
「人数多いまま、それぞれがそれぞれとコミュニケーションをする方法はないか」
みたいなおおきな問いから生まれる力を感じたんです。


それぞれの運営さんが考えてそれぞれに取った形式がおもしろかったのでシェアリングしますね。
なにか思うところがあった方はフィードバックいただけると嬉しいっす。

1.ITEG夏祭りこと中間報告会(企業IT力向上研究会、事務局:アイティアール)

概要:会費制でtoB,toC問わずいろいろな会社の情シスさんやマーケさんが参加する、歴15年。年二回ある大型イベントの夏版


・7部会がブースを出す、1部会あたり8~10人くらい
・年齢層すこし高め
・大き目の外付けディスプレイと、パーテーションで発表用の紙資料を貼る
・画面や資料を使いつつ説明
・その場で見た人から内容のフィードバックをもらい、ディスカッション
・フィードバックは付箋と口頭で、フィードバックが多かった人はあとでノベルティのくじ引きが多くできる
 ちなみにノベルティは参加各企業の持ち寄り
・某お酢メーカーさんのお酢ドリンクが欲しかった…
・懇親会も会場その場で、会費はたいへんリーズナブル
アーカイブ配信無し


懇親会は近所の〇Kストア(〇は伏字)さんに大量発注。
コスパ最強。おなかはちきれるほどいっぱい。そして残りは持ち帰り。


ITEGの特徴だけど、ある程度経験値を積んでいる人同士なこともあり、とても活発に議論ができて刺激的
自分が普段触れない業種職種の人と話をしたりできるのがいい


また、みんななんというか未来志向で「今をどうするか」というよりも「ちょっと先ってこうなるじゃん?」という話で盛り上がれるのが素晴らしい
2時間ほぼ立っていたのも気にならなかった

nestカンファレンス2024(事務局:WingArc1st)

概要:WingArc1stさんの製品ユーザーコミュニティ、情シスさんや部門内のシステム担当さん的な人が多い、コアメンバーの仲がよく、サイトも気軽に相談できる雰囲気

・6名の島が多数あるレイアウト、座席指定
・セッションが終わったら同じ島の人と意見や自分のとこの事例をお話
・さすがの心理的安全性!なんでnestの人ってあんなにイイ人ばっかりなの!
・登壇内容は事例や新機能とそれに絡めたユーザーのご意見など
・古参ではないメンバーのLTもあり、nestの良さを再認識する
・飲み物等々いろいろ(テーブルに水、別にコーヒーやジュースやエナジードリンク、休憩時間にアイスクリーム)
ノベルティいろいろ(デフォでトートバッグとクリアファイルとけっこうすごい情報量の冊子、あとガラガラで抽選会、帰りにおみやげ)
アーカイブ配信無し
・交流会は短時間だけど、ユーザー企業のお酒なども出たり
・いろいろな人とご挨拶できた(ああ!Twitterの!みたいなのもあり)


なにがすごいって、この日の東京だけじゃなくて「東京:帳票編、新潟、福岡、東京:データ活用編、名古屋、大阪」とか、すごい数をやっていること
頭が下がります
会社としてコミュニティにどれだけ気合を入れてるかが伝わる
なのにしっかりユーザーファースト。


また、社内の偉い人とユーザーさんがいっしょにステージにあがる時間もあって、
なんというか作ってる人と使ってる人の距離がとても近いのがいつもながら素晴らしい
大満足

PORT(事務局:Commune)

概要:コミュニティ支援ツールのCommuneさんの大きめイベント


・席なし、テーブルのみ
・テーマは夏祭り
・壁際に屋台がいろいろ、飲み物食べ物
・今回は「ユーザーさんの交流がメイン」との宣言が開会宣言でされる
・ロードマップ発表も、新機能紹介も、事例登壇もLTもなし
・とにかくネットワーキング
・ストラップ等の工夫で「チェンジ」ごとに違うタイプの人と話す
・もらった名刺の枚数たぶん最強
・参加企業さんのおみやげもアリ
・学ぶ気マンマンの人にはいろんな話が聞けて嬉しいかも
・メモ魔的にはメモが取りにくい
・自分がtoBの人なので、toCの話や社内コミュニティの話からの学び多め


Communeさんのイベントはいつもコミュニティマネージャーさんが集まるので、
なんというかコミュニケーションが円滑な場合が多い
運営する側だから、運営に協力する気持ちが強いのかもね
飲食店で働いてる人がよその飲食店に行く時くらい優しく、かついろんなところを見てそう


最初から最後まで懇親会みたいな構成はめずらしいよね
私的には大満足でした

DMS Cube meetup(事務局:セゾンテクノロジー

概略:BtoBのITツールのユーザーコミュニティ、できて3年。まだまだ成長中

・少人数制のワークショップ
・アイスブレイクで盛り上がる
・テーマになった製品の開発の人も何人か参加
・ふだんなかなか表に出てこないはずのマニュアル担当さんもいる!
・人数少ないわりに過疎感がなく、むしろ親密
・ちょっと会社がアピりたい部分を出しすぎたかも?と、テーマを見たときは思ったが、はじまってみたらたいへん楽しい
・外では言えない話も出てきた…アーカイブ配信できないやつや
・その後の懇親会はその場で


結果、楽しかった
なんというか、最初はマーケがはじめたコミュニティが全社化しつつある実感
でも、会社や製品を全面に出し過ぎてはいかんよね
誰のためのコミュニティなのかを問い続けなければ
いや、手前みそすぎて書きにくいっす
DMS Cubeの話を聞きたい人がもしいたら直接私に言ってくださいませ
https://x.com/otoan_u
あたりからどうぞ

まとめ

もちろん、正解があるようなものでもないけど、コロナ前よりもずっと
「オフラインで集まることの意味」をみんなが考えてるんだな、と思った
もちろんスクール形式の講義型が悪いわけじゃない
人数の収容量と「がんばる動機があんまりない人にも気づきがある」というのはスクールの特長なのかもね


2:6:2の上位の2がはげしく盛り上がるのか、
2:6:2の上位と中位の2と6が盛り上がって下位の2にじわっと着火するのか、
みたいな違いがあるんじゃないかしら。


「おれのターン!」が順番に来る一方通行が両方向な形じゃなくて、
参加者がみんなメッシュのように複雑に全方向で話し合う感じがたいへん今どきなんだな。
とも思う。


わたくし的には今後もこのような変化/進化がどんどん起きてくれるとたいへんうれしいです!
コミュマネさん各位やコミュニティリーダーさん各位とこのへんお話したいわん。

余談:オフラインイベントとゲリラ豪雨

実は上記イベントのうち、2件が夕方あるいは夜にゲリラ豪雨or雷雨の日だった。
なんというか、温暖化対策や災害対策を考え続けていないといけないなー、と思うよね。

入社して3年経って思うこと。を、母への手紙っぽいノリで。 #どうでもいい話

母さん
直人です。


お元気ですか?僕は元気です。


僕が実家を出てからもう30年近くになります。
2021年の6月に転職して、今の会社にきて3年と少しの時間が経ちました。
たまに会ってもこんなは話はしないので、最近の話でも書いておこうと思います。

働く環境がとても良い

転職して3年経つ職場ですが、働く環境がとても良いです。
今までの社会人生活の中でで一番イイかも。
アルバイトをしていたころも含めてよければ30年の中で。


私は「どんな場所でも働く」というのを自分の強みにしていた時期があります。
アルバイト時代を含めれば真夏のラーメン店の厨房、これまた真夏の工事現場、あるいは真冬の秩父の山奥で軽トラ運転。
社会人になってからは、極寒のサーバ室内に一日中いたこともありました。


エアコンが壊れた真夏の事務所で働き続けたこともありました(これはその時の同僚みんなそうだけどね)。
暖房が壊れた真冬の事務所で働いていた日もありました。
まだ机どころか壁になるパーテーションも無い、内装工事中のだだっぴろい部屋でネット回線の工事を待ちつつ仕事をしたこともありました。
年末の深夜に仕事をしたり、一週間の労働時間がおかしなことになったりした時期もあるし、社長室のドアの目の前の席で働きつつ、お声がかかればすぐに飛んでいく!みたいな時期もありました。


それぞれいい思い出なんですが、まあ、疲れるじゃないですか。


不必要なところで消耗していることに気づかず、健康とは言えない暮らしをしたこともありました。常に眠かった日々もあったり。
事故に合わなかったのは、運がよかっただけかもしれない。
ありがたいことにここ3年はそんな思いを一つもしていませんけども。


働く環境の話に戻すと、働いてたビルの中で一番古かったのは築53年のビルでした。
そりゃ空調も止まるし、トイレの手を洗うところも冬場にお湯が出なくなります。
今働いているのは2017年築のビル、かつ、在宅もOKな職場。
通勤は大変だけど、出社すればちょうどいい空調と働きやすい事務所が待ってるんですよ。
イスとかもいちいちイイし、PCも「これなら文句ない」というスペック。
ありがたい話です。

いい人が多い

これも環境と言えば環境の話なんだけど、いい人、優しい人が多い職場です。
会社として創立54年とかなんですよ。
なんというか、大人な人が多いし、若い人も落ち着いて仕事をしている。
チャラついてもいない、枯れ過ぎてもない。


また、ここ数年の新卒の人を見ていて感じることとして、どうやら採用が上手くいってるんです。
一緒に仕事をしている人もいい人ばかり(たまに濃い人もいるけどね)。
あと、付き合いのある会社の人もありがたいことに健全な人が多いです。


入社して最初のころに驚いたのが、雑談が多いことです。
対面にしてもZoomやSlackにしてもふつうに雑談ができる環境。
大雨の話を振ったらしばらく続いて、話を振ったこっちが「そろそろ本題に入らなくてもいいのかしら」と心配になるほどです。
心理的安全性かくあるべき。


あ、ほめ過ぎ?


いやでもいろんな部署の人と話をしてても、いい人ばっかり。
きついことを言ってるかな?って思いながら話をしてくれてるような余裕があるんですよね。
相手のためを思いやって話せる人が多いというかね。
ありがたいんです。


ガニメデの優しい巨人くらい優しい。
んでまた各製品のユーザーさんもいろいろな思いのあるイイ人ばっかりなんですよ。
それぞれの企業で日本のIT化を支えてきたような人から、最近使い始めたけどもっといろいろできるはず!みたいな思いがある人なんかもいる。
私はコミュニティイベントに参加するとHPがみるみる回復します。

思ったよりもできることがたくさんある

そんなに歴史ある会社さんならもう日々決められた仕事だけをこなし続けるんでしょ?
みたいなことを思われるかもしれませんが、そんなこともありません。
新製品は出るし、新サービスは出るし、ものすごいてまひまかけてAIのこととかもしてるし、先日もテック寄りのVCさんに投資するって言い出して実際出資してるし。
歴史ある会社だけど、新しい会社さんと共存共栄しようとしてる感じ。


新技術の研究をひたすらやってるチームもあるし、海外イベントに参加だけでなく出展しようとするし、なんというか「旺盛」って感じ。
もちろん、品質には超気を使ってるから、ものによっては時間がかかる申請とかもあるけど、あれは安定運用のためのものなんだなー、とか思うよね。


私は球がきちゃうと打ち返しちゃうんですが、
来た球打ち返すだけで学びが無いとよろしくないので、ちゃんと学ぶ時間も作っていきたいと思います。好きなことかつできることかつ人に喜んでもらえること、あとそれでお金もちゃんともらえるやつうへへへへ。
3年が経過したところで、これからの3年、5年、10年を考えるいいタイミングなのかもな。
この記事をご覧のみなさんと仲良く暮らしたいと思います。


母さんお元気で。ではまた。

「commune & KEEN CMX SUMMIT2024参加報告会」というイベントに行ってきた(っていうか、今いる) #CMX報告会

※ほぼ敬称略でごめんなさい

commune橋本さん
2017~Google本社→commune共同創業、24年よりUS事業責任者
ワングローバルプロジェクト


羽田トーマスこうたさん
KEENのCOO
PWCコンサルティング
KEEN Managerhaコミュニティ施策の最適化


1.カンファレンス概要、
・4月末
・コミュニティ専門家向けの世界有数のカンファレンス
・グロース、エンゲージメント、戦略についてのレジェンドによるセッション
・ミートアップやネットワーキングの機会
インタラクティブな枠ショップ


トーマス
・登壇者錚々たる面々。ロビンフッド(株取引ツール)の会社のコミュニティの人とか、Asanaの人が司会してたり
・一方若い人の登壇もあった、22とか24とか
・幅広いコミュニティのプロフェッショナル
・熱量高かった。コミュニティラバーばっかり


橋本
・2014年から毎年やってる。いつもは10月。今年は4月(年2やるはずが4月だけになったっぽい)
・コミュニティマネージャー、ヘッドオブコミュニティ、コミュニティアナリストが集まる特別な空間
・10個のスポンサードブースが並んでいた。全員が「all in one community platform」で、それぞれに強みがある


一葉
・CMX Japanが日本支部。コロナ禍を経てCMXも変わった
・400名くらい。熱量高い。





2.注目セッション・ワークショップ
トーマス
・AI系の話は多かったけど、基本的なことでもAIで工数圧縮できるよね、という話が多かった。目からウロコ
・今後コミュニティプラットフォームがさらにAIと融合するイメージ
・コミュニティのデータ分析。AIと絡めて、の話があった。価値の可視化はどこでもテーマになっている
UGCの価値を金銭で見えるようにする話もあった(「実はそんなことでいいんだ」)


橋本
・スポンサードブースで忙しくて、セッションやワークショップに参加できなかった
・出資してくれているDNXの人と高田さんと橋本さんと参加した
・公式サイトに全動画が載っている


トーマス
・知ってる話が多かった。その中に「砂金探し」的なよいものがあった


3.コミュニティの日米における違い、文化的背景から考察


トーマス
・日本から見るとアメリカにあこがれる感あるけど、そんなでもないよ
・市場は向こうが全然でかいけど、アメリカをマネすればうまくいく、というものではない
・なぜなら規模が全然違う。万人規模がざらにある。日本は数千人だとすごい多い。
アメリカはオンライン中心。日本はオフラインで関係築く→オンライン
アメリカはオープンコミュニティ多い。日本はクローズ多い。
・「アメリカのコミュニティすごいからまねしなきゃ!」というのは思わなくてもいい


橋本
・BtoCでもBtoBでもオープンなコミュニティが多い。登録しなくてもほとんど情報にアクセスできる
・「競合も見ちゃうじゃん!」を上回る良さ、強さがある。ボリュームが大きいから、経済合理性がある
アメリカ人だけでなく、英語圏なら誰でも対象になることが大きい
・事例一つでもPDCAを回しやすい。
Salesforceのコミュニティがすごいのも世界だから、という点でもあるのでは。
・一週間前くらいのゲインインサイトのPULSEに参加していた、一部の人が「オープンにしていくぜ」と言っていた
・進んでるかって言うと、数が多くてPDCAが速いから、というのが現実だと思う。技術的な先進性というのとも違う


トーマス
・話者人口の違いがある
・オープンだからこその広がりをしている
・残念なのは銀の弾丸はないよ、ということ
・AIのセッションが多かった→工数圧縮
・AIはどうなっていくのか、ChatGPTへのプロンプトがYouTubeに上がってるよ


橋本
・AIの活躍する場面:コンテンツのサポート、怪しい投稿の検知(グローバルだと大問題)、分析と示唆出し
・Peroton。室内の自転車のプロダクト)…あらゆるところにくるフィードバックの自動収集と、どの分野に改善をいれたらいいかを議論させ、分析させ、示唆を出させている
ファシリテーションもAIがやってくれる世界線


トーマス
・画像生成もいいよ、の話あり


4,Communeさんブース
橋本
・コミュマネとのコミュニケーション
・グローバルのコミュマネとの会話、商談作り
・コミュニティをやりたい人と話をすることが多かったが、それだとバリバリやってるコミュマネさんとの会話は少な目
・10個ぐらいのブースはみんなコミュニティプラットフォーム
・Communeブースでは「あなたの名前を日本語で書きます」をやってたらしい
・ものを渡すだけよりも会話できる時間が取れた
・娘の名前を書いてもらった人や、冷蔵庫に貼ってると後日言ってくれた人などいるらしい
・お金もかからない
・高田さん橋本さんが「書道のブラックベルトです」と言っていたらしい
・コミュマネの悩みは全世界共通
・①ツールがあればうまくいくわけではない。メンバーと向き合い、理解し、手を打つ必要がある
・②経営陣に見せるデータだしも必要。また、社内他部署にもいい、というのが示唆を分析から出せるかが大事
・③コミュマネ忙しすぎ問題や、コミュマネ孤独問題はどこでもいっしょ→相談相手がなかなかいないので、伴走や壁打ちが助かる
・効率性を高めつつ、戦略と道筋を作る必要がある。話し相手も必要。だからイベントに多くの人が訪れる
ポジショントークではなく、ツールの比較しててもしょうがない
・「やっぱり人やん」


トーマス
・2日目以降は名札に日本語が書いてある人が多かった
・HUMAN AFTER ALL。コミュ二ティは人と人。


一葉
・ブースを出してみての感想ありますか?


橋本
・機能というかできることベースでいうこと差はない、どちらかというと深さ、アナリシスとレポーティングがたいへんなので、そこの解消
Salesforceのエクスペリエンスクラウドが最大だが、そこ含めどのプロダクトも「最強!」ではない
・①分析・レポーティングが求められている
・②打ち手の短縮が求められてる
・③プロのサポート(CSさんとかツール上での示唆とか)が求められてる



トーマス
・ブース同士お話したりしました?


橋本
・「私の名前も日本語で書いて!」はあった
・自分から他のブースへは行けなかった



5.ここがよかった、ぶっちゃけ期待外れだった(ここはオフレコ)



※オフレコ※



6。皆さんに一言
トーマス
「こういうところが残念だった、というのが多かったけど、話をしてみていい点があったことにも気づいた。
 2025みんなで一緒に行きませんか?」


橋本
「一番最初にトーマスさんが行ったようにUSだからスゴイ、というのはあってもそれが全てではない。
 数が多い、PDCAが多いのがすごい。
 日本でもできないことではないので、引け目を感じずにコミュニティやメンバーさんに向き合っていきましょう。それが近道です。 日本における知見を世界に、世界の知見を日本に、活動していきます」



QA
うさみ・なんで日本クローズ多い?
橋本:日本だとオープンにする合理性が感じられないからではないか
トーマス:文化的に「説得が必要」だからじゃない?
橋本:ユーザー獲得等しやすい優位性あるのにね



m社の人
・規模が小さくなってた話は、ソーシャルのトレンドを受けていると思う。マス→インフルエンサー→個人。その辺の課題


橋本さん
・コミュマネの仕事がマーケ、CSなどなんでもコミュニティの話が出るから、コミュニティ単体少ないのでは
・外的なプラットフォーム変わってきてる。コミュニティの話どこでも聞ける、SlackでもRedditでもLinkedinでも聞ける
・「この場所で情報を得る」以外が増えている
・イベントのオーガナイズがちょっと下手。マッチングもさせないし、「配信します!」も申込時点で言っていた


Kさん
・オフラインも増えてる中で、オンライン・オフラインどっちにフォーカスして機能追加されてますか

橋本さん
・「オンライン大事だよね」というのがセッションでも言われたが、オフラインできるからそっちも絡めるのが大事、という話があった
・機能的にオフラインを活かすベンダーも増えてる「夕食をコラボレーションしてます!」というツールとか
・興味関心に沿ってコラボ、前後左右とのコラボ、ができるようにしつつ、オフラインだけでなくオンラインのつながりも強めようとしてる

トーマス
・オフラインイベントをどうやるか、というセッションもあった
 →オフラインやろう!というのが会場の皆さんには衝撃的だったようで完成が上がっていた
・オン/オフを絡めながらやるのは日本の方がうまいのでは

※人類の時間を人類が奪い合う

会社名変更と私。あるいはSE、情シス、マーケそれぞれの会社名変更との付き合い方。

会社名が変わったんですよ
所属してる会社の社名が。

セゾン情報システムズからセゾンテクノロジーに変わった。

会社名変更と私

実は私、転職を2回していて、今で3社目なんですが、会社名はこれで7つめです。

  1. ワイエフシーに入社後しばらくして富士通ワイエフシーに会社名変更
  2. アットオフィスコンサルティングに入社して、しばらくしてアットオフィスに変更、さらにそのあとハッチ・ワークに変更
  3. セゾン情報システムズに入社して、しばらくしてセゾンテクノロジーに変更

です。

役割ごとの会社名変更

最初の会社ではSEをやってたんです、自分でやる作業はそんなになかったので「ふーん」くらいの印象でした。
名刺が変わったり、組織やらなにやらが会社名変更の後にあったりいろいろしました。


2つめの会社では情シス兼マーケ的な、いろいろやる仕事をやってました。
名刺や紙の資料なんかの作り変えは別部署(総務とか営業とか)でやってましたが、
Webサイトの作りかえやドメイン変更がたいへんだった記憶がありますね。
とはいえそんなにコンテンツが多くある会社でもなかったので、作業的にはそこまでたいへんではなかったように思います。
たしかCMS使ってなかったからFTPでごっそりダウンロードして、片っ端から会社名を置換したんです。


3つめ、今の会社はできて50年だし、製品も30年売ってたりするので、古いコンテンツも多数あり、MAツール内のLPやらフォームやらも多数。
しかも所属はマーケティング部内のWebチーム、ということで、いろいろ作業がありました。


最初のころはWebページだけならCMS使ってるし一括置換できる?とか思ってましたが、
PDFファイルの中にも画像の中にも動画の中にも会社名が入っていたり。
MAツールの中もLP、フォーム、メールなどなどいろんなところに会社名がある。
チームで実施しましたが、それでも一通り直すのはなかなかの作業でした。

プログラムやらDataSpiderとかHULFT Squareの変数みたいに1か所書き換えたら全部書き換わればいいのにねぇ。

THIS IS USを見終わった件あるいは最高だったTHIS IS USへの感謝状。

ここ最近のわたくし個人的ニュースというのがいくつかありますが、
その内の一つが「やっとTHIS IS USを見終わった」というのがあります。
連続ドラマをあまり見ない私ですが、これはとてもいいドラマでした。
THIS IS US。
2016年から2022年までやっていたアメリカのドラマ。
いわゆる海外ドラマです。


私は2018年か2019年くらいから見始めて、2023年に全シリーズ見終えました。
なお、見始めたころの感動を以前の日記に書いていたりもする
THIS IS USが最高すぎる。いろいろはやく書きたいこともあるのに、THIS IS USが最高すぎて書けない。 - うさみ日記
それほど心に響いたんですよ。
なにかのラジオ番組でDJの人が「すごくいい」と言ってて見始めて、本当によかった。たまたまラジオ聞いててよかった。
んで、ついに去年見終えてしまった。寂しい。


複数の主人公が36歳の時からお話がスタートして、
年に1シリーズ。登場人物たちは一つ年を取ります。
もちろんだけど見ている自分も年を取る。
最初から最後まで「悩み多きかな、人生」って感じ。
どの時代のどの人にも目の前の悩みや「少し先に見える影」みたいなものがある。


どうにもならないこともあるし、どうにかできることもある。
どうにもならないことなんてどうにでもなっていいこと、と歌ったのはザブルーハーツ甲本ヒロトさんでしたが、
その言葉を思い出すくらいにはどうにもならないいろいろなことが起きます。
で、ストーリーも優れてたんだけど、登場人物たちの心の描き方が見事だったなー、と思うんですよ。

心と感情の描き分け

海外ドラマって、昔は大味だったなー、と思うんですよ。
ストーリーも、登場人物も、脚本も。
今見るとものっすごい陳腐だったりするじゃないですか。
ノスタルジックに楽しいとは思うけども。


THIS IS USはね、撮影とか映像の技術の面だけでなく、演技や脚本の面でも最新でした。
「無表情で固まる」って、昔からある演技だけども、その無表情と、無表情のあとに動き始める演技に昔にはなかった技術がある。
いまいちなドラマみたいに、とりあえず驚く演技は目を大きく見開く、みたいな感じもない。
登場人物が生き生きと動いているのね。


ストーリーに沿って動いてるんじゃなくて、心に従って動いているように見えるんだよねー。
そのくせ名シーンがガンガン出てくるのよ。
見てない人は見たほうがいいと思う。
ほんと、第一話だけでもいいからぜひまだの人に見てほしい。

人生の教訓も得られると思うのよ

家族とか夫婦とか友人とかコミュニティとか、
生きてるといろいろな人とかかわるじゃないですか。
んで、THIS IS USの登場人物たちも同じようにいろいろな人と関わりながら生きていきます。


そこに学びがある。
ああ、こういう経験あるなー、ということとか、
えー、こんなんなっちゃったらどうしよう、とか。
夫婦喧嘩のシーンとかね、親子のいさかいのシーンとかね、
仕事で本当にどうにもならないほど打ちのめされるときとか、


いっこだけ参考まで書いておくと、
ランダルとベスっていう夫婦がつらいことに直面した時にやる
「最悪のシナリオゲーム」っていうのが、実際に私の役にたってます。


トラブルメイカーな家族が増えて、つらくなってきたときに、
「このままだと、最悪の場合はどうなると思うかお互いに順番に言いましょう」
とどちらかが言い出して実際にやり始める。


「娘が一人不良になる」
「他の娘もつられて不良になる」
「おかしな仲間と付き合い始める」
「ドラッグにハマる」
「ストリッパーになる!」


くらいまで出し合ってから、
なんだそれ最悪だ!そうなる前になんとかしないと!と、それを回避するための頭を使い始める。
で、実際その後その最悪なシナリオのままには進まないんだけど、
具体的に「なにが最悪か」を考えるのっていいことだと思う。


ちなみに私はたまに仕事の打ち合わせとかで、最悪の場合の話をしたりします。
イベントやるときとか、何が最悪かってお金と時間を使ってるのになんの結果も出ないことですよね。
じゃあそれを避けるために何ができるのか、と。
最悪を考えておくことって、最善のゴールを考えてそこを目指すのと同様にいいことだと思うのよね。


あ、逆も話すけどね。このまま続けて、いい結果ってなんだろね、という話。
最終的に収入が増えて!とかまで言ったりしてます。
「このwebサイトが安定して動いていて、今回の修正ができたおかげさまで、安定して問い合わせが来ているし、今後の改善計画もあるからより結果が出ちゃうと思うんですよ。
そうするとより大きな利益が生まれちゃったりして、デザイナーの〇〇さんやインフラの〇〇さんの評価も上がって収入も増えていって…」とか。


ベンチャーで働いてた頃仕事でお世話になった人に「最善の場合のフレーズ」として、
「これは完璧にやれたらハワイだなー」って言葉を使う人がいました。
その時の仕事が当たって儲かって、安定してきたらハワイに行く!と。超具体的だよね
お金もないといけないし、時間もないといけませんからね、ハワイ。


ちょっと脇道に行き過ぎたな。
THIS IS USの話に戻します。

時代と場面の描き分け

ネタバレになりそうなので、ちょっとでも見てみようかなー、と思った人には先に第一話だけでいいから見てほしいんですけど、書きますね。
THIS IS USって、1980年から2032年までを描いた現代劇なんですよ。
長くない?52年間だよ。
しかも、その52年間が時系列で進むだけじゃなくて、一話の中でも前後しまくる。


最初のほうは1980年代と2010年代の2つくらいだけど、
最後のほうなんて5つくらいの年代に移動しながらストーリーが進んでいく。
1話の中でも2000年と2020年で伏線回収したりするのよ。
しかも全6シリーズで齟齬なく、もれなく、MECEに、かつ感動的に。


昔出てきた登場人物の言葉が、行動が、未来の主人公たちの人生を導いていく。
過去放たれた心無い一言が、その後の人生を縛りつけたりする。
こんな方法で人生を描くとかほんとすっげー。
私、よくできたSFが大好きなんですよ。


最近で言うと三体とかプロジェクトヘイルメアリーとか楽しく読みました。
好きな映画はインターステラーかなー。
これらの共通点って「空想の技術を生かしながら、人間を描いていること」だと思うんですよね。
んで、THIS IS USですよ。空想の技術なんてなくて、ひたすら人間を描いている。


人間の弱さ強さやレジリエンスを描きまくっている。
脚本家やばい。
どんな作り方をするんだろうこんなの。
よくある「回想シーン」ってあるじゃない?昔を思い出してるときに出てくるやつ。
すべてのシーンがすべての回想シーンなんですよ。


どの事件も、どの感動的なシーンも、必然としてそこにあるんですよ。
緻密に計算されて作られたケーキみたいに、
巨匠の作ったクラシック音楽みたいに、
全ての部品に必然性があって、全ての部品が高いレベルで作られてて、それらが超高度に組み合わされている。

大団円

んで、最後がまた本当によかったんですよ。
6シーズンもあると途中ちょっと中だるみするじゃないですかさすがに。
こちらもドラマを見慣れてないからドラマウォッチャーとしての筋力もないし。
でも6シーズン目ですべて回収して超高評価で終わった。


登場人物の年齢がみんな上がってきて、いろいろな厳しい状況に直面することもあるんですよ。
でもその一つ一つを乗り越えたり乗り越えられなかったりしながら時間が流れていく。
人生に希望が持てるような終わらせかただった。
上のほうで第一話だけでも見て!と書きましたが、見始めたら最後まで見るのをおすすめします。

好きな登場人物

そんな長い期間を描いているお話だから登場人物もけっこう多いんですよ。
主要な人たちだけでも多いし、それぞれとっても味があるサブキャラ達もそこそこ多い。
私が一番好きなは上にも名前が出てきた「ベス」です。ベサニー!


厳格な家庭で育ってきた人で、ストイックさと人を許す心の広さを持った人。
皮肉な面もありつつ、周りのことを常に気づかっている。
深い悲しみの中にいる人にそっと寄り添えるような人
気づかいすぎて自分のやりたいことと周りのバランスで苦しんだりする。


「私は犠牲になってきたのに」って、人生において言いたくないセリフの一つじゃないですか。
そんな役。



そんなこんなで、
ストーリーとしてとてもよくできているし、
生きていく上での学びがあるので、作ってくれた人に感謝しています。
ありがとうTHIS IS US。まだの方はぜひぜひ。アマプラとかで見ることができますよ。