うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

生成AIさんに働いてもらって、企業IT力向上研究会(通称ITEG)の部会紹介ページを作ってみた

企業IT力向上研究会(通称ITEG)の部会紹介ページを作ってみたのよ
https://www.iteg.jp/groups

パソコンの仕事してっるってことはこういうことできるでしょ?という話

むかしからさ「なんかパソコンの仕事してるでしょ?ホームページ?とか?作れるんでしょ?」的な頼まれ事が時々あるですよ
いや全然専門じゃないんですけどー…いやできなくはないですけどー…みたいなこと言うとやることになるのね
(ちなみに機械の設定とかなにかの故障とかも依頼が来ます。だいたいできる。っていうかできない場合も切り分けのところまでいける)

実績は知り合いの美容院のサイトとか、バンドのサイト作るとか、妻の写真家としてのサイトとか
大学生の頃に学内サーバ立ち上げてHTMLとCSSFTPでー、という時代から、
最近の各種SNS連携するようなやつとか、CMSを使うようなのまで

んで、今回は生成AIさんにお手伝いしてもらいながら作ったんですよ
ほら、生成AIさんって最近、有名でございますでしょ?

生成AIをつかって楽をしようとした私

んで、最近どっかでも繰り返し言ったんですけど、ほらわたしって怠惰な人間じゃないですか基本
過去の転職動機は楽して給料増やしたい、みたいな
真面目でストイックな人に怒られそうな話じゃないですか
そしてそんなわたしを甘やかすために作られたのが生成AIなわけですよ(個人の感想です)

今回はこのご時世なのでAIの使いどころを探しつついろいろやってみたんですよ
楽しい(純然たる仕事じゃないってのもあるけども)

原稿作成フェーズ

原稿は各部会のキックオフの時のパワポがあるからそれをAIさんに要約させて、どこ語やねん、みたいな単語にダメ出ししてITEGの各部会の皆さんにご意見聞いたりした
ちなみに原稿はNotionに貼り付けて共有して確認してもらった

元の原稿がけっこうエモかったから、要約してもエモが残ってていい感じ

画像作成フェーズ

各部会の見出し画像はAIさんに作成させて、いやなんでその画像やねん、というのにツッコミをいれ、なんとなくイイ感じかつ統一感があるようにした
ちなみに、統一感は1個イイ感じの画像ができたときに

他の部会のイラストもこの雰囲気を活かして作ってほしいんだけど、その前に
このイラストを一回で作ってもらうとしたらどんなスクリプトで指示したらいいかを教えて
あと、「このイラストの雰囲気」に名前を付けてほしいんだけどなにがいい?
ピカソの「青の時代」じゃないけど、このイラストのフレーバーに名前を付けて、次から依頼をするときにその名前を使いたい

みたいな話をしたりして
あとから同じ部会のたつきさんに「過去画像のイラスト化とかもいいんじゃない?」と言われて、たしかにーーー、と思ったり

CMS操作フェーズ

wixでできてるから使い方わからーんってなったら片っ端からAIさんに聞き(ここはわりと複雑な機能をわかりやすく伝えてくれた。マニュアル読む時間がだいぶ軽減された)

CSSやらJSやらも教えてくれるし
SQL正規表現も教えてくれるし(これはCMSの話じゃないけども)
たいへんお世話になっている

思うこと

んで、こういうのさ、使ってみないとわかんないもんだろうなー、と思ってたけどやっぱりそうなんだね
Google Mapsとか使い始めたころの感覚に近いのかも
今となってはないころに戻れない、あるいはロボット掃除機とか(意外とロボット掃除機が働くために物をどかしたりいけないあたりとか、ちょっと似てるかもな)

使い始めるまでも便利そうとは思ってたけど、いろんなケースで使ってみると素人なりに便利に使える
超プロい人達だともっととてつもないことになってるんだろうけど
専門分野外の素人でも(だからこそ)便利に使えるのだから、どんどん使っていこうと思ったよね


あ、で、なにが言いたいかというと、情シスの人とかITとかDXとかみたいな仕事の人は
ITEGのサイトを見て、興味を持って参加してみなよ~って話です
1企業5万円/年の会費で何人でも入れて、いろんなよその会社の人とお話できるよ

AIOことArtificial Intelligent Optimazationの話。あるいはAIが選挙の候補者についてまともに要約する時代が終わりを迎える話。

AIO、してる?


AIOはSEO検索エンジン対策最適化)に続いてWebマーケティング業界で使われ始めた言葉ですね。
Artificial Intelligent Optimazation。
人工知能(っていうか生成AI)に対する最適化、くらいの意味。


ほら、Google検索でさ、たとえば「COBOL」って検索すると「AIの要約」っていうのが検索結果よりも広告よりも一番上に出てきて、わかりやすく説明してくれるじゃん。
んで、これの「もっと見る」を開くと、どこのサイトが出典なのか、とかの説明も読めるんだよね。
これ、AIOね。
自分とこのサイトに誘導するやつ。


ただ、今までのAIOって結局SEOの延長線上にあるものだったんですよ。
SEOは検索結果の1ページ目の1番上、一丁目一番地に自分のとこのサイトを出すために研究され実践されてきたメソッド。
Googleを見ている人を自社コンテンツに誘導するための施策」だった。
SEOって結局は「Google対策」だったんですよね。


で、ここからはそれとは別な話というか、大きくは同じ話なんだけど。
「2025/4/13の日野市長選挙に出馬している3候補について、バックグラウンドや政党や政策に対する方針や考え方を教えて」
という問いを、今日私は複数の生成AIに投げたんですよ。
GPT-4、Gemini 2.0とGemini Deep Research、Perplexity、Grok、Claude。
各自それぞれに回答を返してくれて、とても参考になったりまったく参考にならなかったりした(3人の候補の一人として、退任する現市長を入れてるAIもいた)。



だってさ、選挙に立候補してる各候補の支持母体調べたり、自治体の諸問題に対してどうしようとしてるかとかってめんどうじゃない。
だったら、要約と文章生成に優れた生成AI様に聞こうと思うのは普通のことでしょ。


で、これ、見えるかしら


数十秒で生成AIが教えてくれたことを意気揚々と見ていた。
なんて便利なんだろう、と。思っていた。


最初は。


ああ、便利だなー、これからのAIネイティブな世代はこれを普通にやるんだろうな、と思った。
で、いずれは各生成AIがブレの少ない回答を返すんだろうな、と思いつつ、あれ?しばらくの間はこれちょっと怖くないか?と思った。


なにが怖いって「AIが要約/分析するためのデータの元に、各候補者や各支持団体や各支持政党(あるいは一見そうは見えないが実はそれら)が作ったものも含まれる」ってことですよ。


某国大統領が選挙の時にフェイクのコンテンツも作ったのではー?的な話もあったけど、それ以上の戦いが今後の選挙では行われるよね。
AIが要約に使いたくなるような「(AIから見て)価値のあるコンテンツ」「(AIから見て)ユーザーが見るべきコンテンツ」みたいなものが取りざたされるし、そうじゃないものは無視される(っていうか目にも止まらない)。


人が指示して生成AIに作らせた選挙用のコンテンツを、
生成AIで要約した人が見て判断しようとしている。
だんだんわけわかんなくなりそう。


皆さん、ぜひお住まいの地域で選挙がある際に生成AIに各候補者の支持母体や諸問題に対する姿勢を要約させてみてほしい。
で、その結果表示されるテキストや、各候補者が自身のために作ったコンテンツや、自分以外の候補者を蹴落とすようなコンテンツがないかを確認してほしい。


あ、上記を踏まえた上で「なんだかわかんないから選挙に行かない!」っていうのはナシね。
選挙権がある限りは投票しましょうね

2025年の仕事とか私事のこととか

毎年恒例、新年に書く記事を今年も書きます。
もう2月ですけども。


2024年12月某日、社内の人がたくさん集まるイベントで偉い人が「みなさーん、イイ一年でしたかー?」的な質問をみんなにしたんですよ。
で、私、迷いなく手をあげたんです
2024年、イイ一年だった。


今の会社に入って3年半、より意味のある行動が取れるようになった。
細々したヌケモレにはできる限りの対処をしつつ、優先順位を考えながらStruggleし続けた。
去年の
2024年の仕事とか私事のこととか - うさみ日記
に書いたことではできてないこともあるし、年度初めにやろうとしてできてないこともあるけど、新たに価値あることをやり始めてたりするのでまあよしとしてあげよう。
元々やりたかったのは今の山を越えてから再度やろう。二度手間になっちゃうので。


私生活ではこどもふたりが中2と小4に成長し、それぞれの人生を楽しむ術を見つけ始めている。
15年前には想像できなかったなー。
まさか運動大嫌いだった私のこどもが二人ともサッカーやってるとはね。


自分のここ数年の新たな趣味であるランニングでは10kmとはいえ初の大会出場ができ、時間内でのゴールもできた
(申込した時には制限時間を意識してなくて、後になって焦ったけども)。
去年のこの記事
2024年の仕事とか私事のこととか - うさみ日記
に書いていた
・366km走る
・かわらずに読書音楽料理を楽しむ
・公私共に仲の良い人と楽しい時間を過ごす
みたいなこともそこそこできたんじゃないかしら。


2回くらい体調崩して、走れない日があったものの、年間で550km走れたし、
読書音楽料理については、読書は変わらず土曜朝の読書会に参加していろいろ読んだり(そのくせ読書感想文のブログはサボってるけど)、相変わらず音楽要素が少ないもののまたギターに触り始めてたり、料理はもはやライフワークになりつつある。
あと、
「公私共に仲の良い人と楽しい時間を過ごす」については、楽しい時間の多い一年だったなー、と思う。


Pardot界隈のみんなとは何度か集まれてるし、新たに始めちゃった宇宙ビジネス界隈の集まりも輪郭が見えてきた。
BBMGも参加できたり、ITEG活動もやれることの幅の広さが見えてきた。
こどものサッカーつながりのお父さんたちともごはんに行ったりね。


うん。なんか2024は「見えてきた年」だったかもな。
視野の曇りが少し晴れた一年だったのかも。
視力は落ちてメガネの度を変えたりもしてるんですけどね。


去年は
「生きる上での前提を変える必要がある」
みたいな悲観的なことを書いてたけど、もっと楽観的でいいのかもしれない。
そうそう、運動すると楽観的になれる、というのもあるかもね。
ハードウェアとしての体質を変えてる最中ですね。


変化の多い時代じゃないすか。
こっちも変化する必要がある。
で、変化の基盤になるハードウェアとしての体のメンテナンスなんですよね、走ることとか筋トレとか、良い睡眠とかね。


さてさて2025はどうしよう、というと、
仕事面、アレを入れ替えてアレをアレする
コミュ二ティ面ではアレをアレしてアレする。質と量の意識
あともうちょい技術力を付けたいですね、必要な武器を
私生活の面では、
720km走る(365のおおよそ2倍。日に2㎞換算)
音楽ちょっとずつ復活させる
資格とかもちょっと増やしたいなー、とか
最近アウトプットが減っちゃってるから増やしたいなー、とか、思っています。


雨にも風にも夏の暑さにも冬の寒さにも
勝ったり負けたりしながら
自分の強さ弱さも認めて

いつも楽しく朗らかに
自分を幸せにし、周りの人をできる範囲で幸せにしながら引き続き生きてゆけたらと思います

「宇宙の話を聞いて、未来を考えるグループ」を作ってイベントしたよ、と言う話。

宇宙の話を聞いて、未来のビジネスを考えるグループ - connpassというのを作りました。
そして2024年9月9日にはuchubiz.comの藤井さんにいろいろ聞いたり話したりする会 - connpassというイベントの主催&司会もやりました
講師はUchuBizの編集長の藤井涼さんです
参加はたしか18名。たいへん楽しかったです

どんなイベントでした?

ざっくり3つのパートに分けていて
1.藤井さんからのインプット
2.質疑応答タイム
3.ワークショップ「あなたは宇宙事業部の事業部長!」
って感じでやりました

参加者みなさんはどんな人?

宇宙ビジネスのプロフェッショナル!とかではなくて、
私がSNSやらなにやらでお声かけして集まった皆さんです
情シスマインド・マーケマインドある人が多かったですね
あとは私のX https://x.com/otoan_uFacebookあたりで募集しました

藤井さんからのインプット

途中クイズも交えつつ、各国の宇宙開発や、宇宙関連のビジネスの現状から始まり、広範囲に宇宙の現状を教えてもらいました
楽しい…超楽しいなこれは


ちなみに当日のpostまとめはこちら
2024年9月9日 uchubiz.comの藤井さんにいろいろ聞いたり話したりする会 - posfie


宇宙は地上100㎞から、宇宙ゴミのスピードは秒速8㎞で拳銃の弾の10倍、宇宙服は10億円とか、「へー!」なことをいろいろ教えてもらったり、
海外は軍事費が宇宙開発のベンチャーに流れこんでて、とか、2040年には宇宙ビジネスは一兆ドル市場になるんですよ、とか
本当にいろいろ学んだ


中でも一番の学びは、宇宙ビジネスを各国が進めていて、日本も今がんばってる、という話でしたね

その後

その後2024年11月に「宇宙 x ビジネス x 食」のオンラインイベントを同じ形式でやって
さらに2025年1月に少人数ですが初のオフライン開催(っていうかただ新年会がやりたかった)を実施したりもしました
実際に宇宙ビジネスをやってる会社の方も参加があったり、宇宙業界に転職しようとしてる人がいたりで、学び多い時間になりました


この会を通して浮彫になったのが
「宇宙ロマン ⇔ ビジネス宇宙」の構図ですね
いわゆる趣味として宇宙が好きな人(私も含む)は、宇宙にロマンを感じているんですよ
まだ見ぬ大海原!的な
それに対して、宇宙で食ってる人には、宇宙ロマンが動機じゃなくて、ビジネスのために宇宙に関わってる、という人が当然ですがいるんですよね

今後の活動は?

次回どんな内容にしようかなー、というのはまだ考え中ですが、
参加者の方から宇宙系エンタメよりに振った回があってもいいかもー、というお話があったのでそんなのにしようかな


なにかしらの宇宙系作品を大好きな人のLTとか、聞いたらぜったい楽しいもんなー
私もインターステラーかオデッセイの話ならできるかなー、宇宙兄弟もいいっすよね。あ、ドラゴンボールのあのポッドの話とかね

なんでそんなんやってんの?

宇宙、好きなんですよね
好きなことについて語りあいたいじゃないすか
超楽しいのよこの活動


こういうのがやりたくてコミュニティについて学んでいたのかもな、とも思う
いや、この活動自体は「コミュニティ」って感じでやってるわけでもないのだけども


記事書きついでに宇宙関連のおススメ本のリンクを貼っておきますね
やっぱり宇宙はすごい (SB新書)

コミュニティについておもうことなど、っていうかコミュニティの深みにハマろう、という話

この記事は、
【2枚目】コミュニティマーケティング Advent Calendar 2024 - Adventar
の9日目の記事です(1日遅れ…)。


はじめましての方ははじめまして。
東京都日野市よりまいりました宇佐見直人です(この言い方すると自治体の人かと思われるんですが、所属はセゾンテクノロジーです^_^)。
私は過去Pardotユーザー会というののリーダーをしていたり、今はDMS Cubeという自社の製品ユーザーコミュニティの運営側にいたり、ITEG(企業IT力向上研究会)というのの理事をやってたり、個人でも最近「宇宙ビジネス」をテーマにしたグループを主催してたりします。

何が言いたいかというと

何かしらコミュニティに参加しようぜ!
参加した積極的にコミュニティを強化しようぜ!
なんなら興味あるテーマの偉人にDMしようぜ!
アウトプットもしようぜ!LTでも登壇でもブログでもnoteでもQiita でもxでも!
なんなら運営に参加しようぜ!
なんなら主催しようぜ!
ということです


もちろんあなたとそのコミュニティがマッチして、内面から湧き出るモチベーションっていうかほんとの「動機」があるのなら、という話ですが。
あなた自身の幸せと、人類の進化のためにね。
幸って数値化できないけどね、幸せってなんだろね。
幸せなことがらを増やすことと、そのことがらに関われる回数や時間を増やすことなんじゃないかしら。


あと、偉人にDMはほんと、失礼のないようにね、自己責任でね。
皆さんあまりやらないかもしれませんが、本の著者が巻末にメアド載せてたりするじゃないですか、ああいうのにメールするとたまに返信来るんですよ。
あんまり来ないですけど返信。


以上結論でした!終わり!だと短いので、以下だらだら書きます。

コミュニティってやつと最近の変化

46億年前に地球ができてからなんやかんやあって、46年前に私が誕生しました。


その間に生命が誕生したり、ホモサピエンスがのさばったり、いろいろなコミュニティができたり、ITやスマホやAIが生まれたり回線が5Gになったりしましたね。ステキですね。
ちなみに今後人類は宇宙に出たり人を超える知能を作り上げたりするんでしょうね。こちらもステキですね


あ、オフラインなコミュニティってもう人類生まれた当初からあるんですよ。
ふつうにほら。家族親戚隣組とか、集落とか、村とか、ローカルなコミュニティとか、○○同好会とか、草野球チームでもいつもの飲み会メンバーでも読書会メンバーでもなんでもいい。
それがこの30年くらいで激動の進化を遂げたんですよ。「人と人とのつながり」って、インターネット登場以降大きくかわったものの一つです。


んで、最近コミュニティマーケティングがたいへん盛り上がってます。
コミュニティもコミュニティマーケティングも昔からあるものですが、時代の流れが超キテる。


人と人とのつながりが変化したように、企業と人、企業と企業のつながりも変化したんですよね。
接点がものすごい増えた。
ネットがなければSNSもないし、オンライン上でのサブスクリプションサービスもない。
もちろん昔だといわゆる「定期購読(こっちが本来のサブスクリプションなんだけども)」はあったけど、印刷すらしないデータや情報を見えるようにするだけで月額課金できる今の世の中ほんとスゴイ。

コミュニティの運営って

これを読んでる人は主にコミュニティの運営者の人かな?と思います。


「コミュニティの運営」というのは実にたくさんの要素を含む言葉ですよねー。
企画、実行みたいな行動軸もあるし、
集客、アンケート実施、ヒアリングなどなどマーケティング的要素も含まれる
Webサイトやアプリ、オンラインイベント、オフラインイベントといった場の軸もある
また、コミュニティ構成の裾野を広げる新規メンバーを増やすことや、スター発掘!的なこともある
司会進行的な表に出る面もあるし、アンケート集計などの裏方仕事もある


これ「コミュニティマーケティング」という言葉でくくってますけど、実はものすごい幅広いタスクの積み重ねなんですよね。
しかも業種問わずだし。
実はなにかやるべきことを見落としてないか、という目線は持っておきたい。
あと、自分がやってる、あるいは○○さんがやってるのは果たしてその人がやり続けるべきか?というのは気を付けたいですね。


コミュマネ界隈の人で運営だけしていてよそのコミュニティに所属してない方は、コミュニティリーダーやコミュニティマネージャーや自分がやってない役割を数年やってみると、どなたも解像度があがると思います。
私が実際「リーダー→コミュマネ→リーダー兼コミュマネ」みたいなことをしているので、ここは強くそう思います。

おまけ:孤独と寂しさの話

先日亡くなった詩人の谷川俊太郎さんが「孤独ってなんですか?」と聞かれて
「孤独は前提でしょう」って答えたことがあったそうなんですよ。人間さん、孤独。恋に落ちようが、結婚しようが家族が増えようが、孤独。


あと私、中学校の国語で勉強した「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」っていう漢詩をなぜかいまだに時々思い出すんです。
友達を乗せた船が離れていくのをさびしく眺めてる詩なんですけど、寂しさがものすごくて。
黄鶴楼送孟浩然之広陵 - Wikipedia
これが西暦740年くらいの詩らしい。


ちなみに同じようなテーマのはずのゆずの「サヨナラバス」っていう名曲があるんです。こちらは1999年。
まだギリギリ
あとこれ20年遅く出してたら「またLINEして~それかxでDMして~」っていう歌詞が入っちゃうよね。

AIさんにoutlookとかGoogleとかのカレンダー登録用のファイルとかリンクとかを作ってもらう話

***20240805追記***

以下の記事を見て実際にカレンダーのファイルやリンクを作った結果は
必ず動作確認をしましょうね
過去あった例で、ZoomのURLが表示されないとか、指定した日付が間違ってるとか曜日が間違ってるとか、
いろいろハルシネ―ションあるので。ホント、気を付けて。かならず確かめてから公開しましょうね。

************


AIというかLLMにGoogleとかoutlookのカレンダー登録用のファイルとかリンクを作ってもらうのが、
とっても便利でステキね、と思うこのごろです。
地味~に手間だったんですよこれ作ろうとすると。


さて、前置きはこのくらいで、サラッといこう。
はい。以下、プロンプトです。

outlookのカレンダーに予定を追加するためのicsファイルを作成してください。日本時間でお願いします。

以下はファイルに含める内容です。
タイトル:オンラインセミナー_ほげほげ塾のほげり方
開始日時:20240829150000
終了日次:20240829160000
予定の詳細:
オンラインセミナー
ほげほげ塾のほげり方
日時_2024年8月29日(水)15:00_16:00
視聴URL(Zoom)
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_Do6rGoksSFe3O6RapJEnrw)XX_XXXXXXXXXXXXXXXXX

ここまで。
そうそう、日本時間って言うのもお忘れなく。


これでicsファイルを作るためのテキストを出力してくれるので、
xxxx.ics
というファイル名で保存します。
するとどうでしょう。
開くとoutlookへ予定を追加するファイルが出来上がります。


さて、この後ですよ。
次は同じ内容でGoogleカレンダー用のリンクを作ってもらうスクリプトですよ。

ありがとうございます。
次にまったく同じ内容でGoogle Calendar用のリンクURLを作成してください


はいこれ2行!
楽!
前までだったら別サイトとかに行ってリンクを作んないといけなかったりしたやつですよね。


このね、2つの形式を事前の設定なしでドーンとちょっとバカっぽい顔したままでもできちゃうのがありがたいんですよ。
おかげで前までは「この規模のイベントではカレンダー登録ファイル&リンクはいらないっかな~」とか思ってたイベントまで
カレンダーのファイルやリンクが作れちゃうくらい楽になっちゃって!!
あれ!?
結果やること増えてね!?
と、思わなくもないけど。


まあ、前までできなかったことができるようになってるのは楽しいじゃないですか。


ちなみに同様のめんどくさいのがやりやすい系として、

  • 正規表現を書くとき
  • 項目数の多いめんどいSQLを書くとき
  • 使い慣れないpythonのプログラムを書くとき

あたりもだいぶ便利だなー、と思うこの頃です。

大学生の頃、perlでイチからプログラム書いたりしてたのが懐かしい
BBS、カウンター、作ったよねぇ~。

よっつのオフラインイベントを通して考える、2024年のオフラインコミュニケーションの多様性

2024年の夏(正確にはほぼ梅雨時)は、コミュニティそのものと、オフラインイベントのこれからを考える時期でした。


コロナ禍で一回リセットされたオフラインイベントについて。
みんながみんないろいろ考え始めた感があったんです。
「スクール形式でみんな同じ講義を聞いて、一方通行ずつのコミュニケーションでいいのか?」
「人数多いまま、それぞれがそれぞれとコミュニケーションをする方法はないか」
みたいなおおきな問いから生まれる力を感じたんです。


それぞれの運営さんが考えてそれぞれに取った形式がおもしろかったのでシェアリングしますね。
なにか思うところがあった方はフィードバックいただけると嬉しいっす。

1.ITEG夏祭りこと中間報告会(企業IT力向上研究会、事務局:アイティアール)

概要:会費制でtoB,toC問わずいろいろな会社の情シスさんやマーケさんが参加する、歴15年。年二回ある大型イベントの夏版


・7部会がブースを出す、1部会あたり8~10人くらい
・年齢層すこし高め
・大き目の外付けディスプレイと、パーテーションで発表用の紙資料を貼る
・画面や資料を使いつつ説明
・その場で見た人から内容のフィードバックをもらい、ディスカッション
・フィードバックは付箋と口頭で、フィードバックが多かった人はあとでノベルティのくじ引きが多くできる
 ちなみにノベルティは参加各企業の持ち寄り
・某お酢メーカーさんのお酢ドリンクが欲しかった…
・懇親会も会場その場で、会費はたいへんリーズナブル
アーカイブ配信無し


懇親会は近所の〇Kストア(〇は伏字)さんに大量発注。
コスパ最強。おなかはちきれるほどいっぱい。そして残りは持ち帰り。


ITEGの特徴だけど、ある程度経験値を積んでいる人同士なこともあり、とても活発に議論ができて刺激的
自分が普段触れない業種職種の人と話をしたりできるのがいい


また、みんななんというか未来志向で「今をどうするか」というよりも「ちょっと先ってこうなるじゃん?」という話で盛り上がれるのが素晴らしい
2時間ほぼ立っていたのも気にならなかった

nestカンファレンス2024(事務局:WingArc1st)

概要:WingArc1stさんの製品ユーザーコミュニティ、情シスさんや部門内のシステム担当さん的な人が多い、コアメンバーの仲がよく、サイトも気軽に相談できる雰囲気

・6名の島が多数あるレイアウト、座席指定
・セッションが終わったら同じ島の人と意見や自分のとこの事例をお話
・さすがの心理的安全性!なんでnestの人ってあんなにイイ人ばっかりなの!
・登壇内容は事例や新機能とそれに絡めたユーザーのご意見など
・古参ではないメンバーのLTもあり、nestの良さを再認識する
・飲み物等々いろいろ(テーブルに水、別にコーヒーやジュースやエナジードリンク、休憩時間にアイスクリーム)
ノベルティいろいろ(デフォでトートバッグとクリアファイルとけっこうすごい情報量の冊子、あとガラガラで抽選会、帰りにおみやげ)
アーカイブ配信無し
・交流会は短時間だけど、ユーザー企業のお酒なども出たり
・いろいろな人とご挨拶できた(ああ!Twitterの!みたいなのもあり)


なにがすごいって、この日の東京だけじゃなくて「東京:帳票編、新潟、福岡、東京:データ活用編、名古屋、大阪」とか、すごい数をやっていること
頭が下がります
会社としてコミュニティにどれだけ気合を入れてるかが伝わる
なのにしっかりユーザーファースト。


また、社内の偉い人とユーザーさんがいっしょにステージにあがる時間もあって、
なんというか作ってる人と使ってる人の距離がとても近いのがいつもながら素晴らしい
大満足

PORT(事務局:Commune)

概要:コミュニティ支援ツールのCommuneさんの大きめイベント


・席なし、テーブルのみ
・テーマは夏祭り
・壁際に屋台がいろいろ、飲み物食べ物
・今回は「ユーザーさんの交流がメイン」との宣言が開会宣言でされる
・ロードマップ発表も、新機能紹介も、事例登壇もLTもなし
・とにかくネットワーキング
・ストラップ等の工夫で「チェンジ」ごとに違うタイプの人と話す
・もらった名刺の枚数たぶん最強
・参加企業さんのおみやげもアリ
・学ぶ気マンマンの人にはいろんな話が聞けて嬉しいかも
・メモ魔的にはメモが取りにくい
・自分がtoBの人なので、toCの話や社内コミュニティの話からの学び多め


Communeさんのイベントはいつもコミュニティマネージャーさんが集まるので、
なんというかコミュニケーションが円滑な場合が多い
運営する側だから、運営に協力する気持ちが強いのかもね
飲食店で働いてる人がよその飲食店に行く時くらい優しく、かついろんなところを見てそう


最初から最後まで懇親会みたいな構成はめずらしいよね
私的には大満足でした

DMS Cube meetup(事務局:セゾンテクノロジー

概略:BtoBのITツールのユーザーコミュニティ、できて3年。まだまだ成長中

・少人数制のワークショップ
・アイスブレイクで盛り上がる
・テーマになった製品の開発の人も何人か参加
・ふだんなかなか表に出てこないはずのマニュアル担当さんもいる!
・人数少ないわりに過疎感がなく、むしろ親密
・ちょっと会社がアピりたい部分を出しすぎたかも?と、テーマを見たときは思ったが、はじまってみたらたいへん楽しい
・外では言えない話も出てきた…アーカイブ配信できないやつや
・その後の懇親会はその場で


結果、楽しかった
なんというか、最初はマーケがはじめたコミュニティが全社化しつつある実感
でも、会社や製品を全面に出し過ぎてはいかんよね
誰のためのコミュニティなのかを問い続けなければ
いや、手前みそすぎて書きにくいっす
DMS Cubeの話を聞きたい人がもしいたら直接私に言ってくださいませ
https://x.com/otoan_u
あたりからどうぞ

まとめ

もちろん、正解があるようなものでもないけど、コロナ前よりもずっと
「オフラインで集まることの意味」をみんなが考えてるんだな、と思った
もちろんスクール形式の講義型が悪いわけじゃない
人数の収容量と「がんばる動機があんまりない人にも気づきがある」というのはスクールの特長なのかもね


2:6:2の上位の2がはげしく盛り上がるのか、
2:6:2の上位と中位の2と6が盛り上がって下位の2にじわっと着火するのか、
みたいな違いがあるんじゃないかしら。


「おれのターン!」が順番に来る一方通行が両方向な形じゃなくて、
参加者がみんなメッシュのように複雑に全方向で話し合う感じがたいへん今どきなんだな。
とも思う。


わたくし的には今後もこのような変化/進化がどんどん起きてくれるとたいへんうれしいです!
コミュマネさん各位やコミュニティリーダーさん各位とこのへんお話したいわん。

余談:オフラインイベントとゲリラ豪雨

実は上記イベントのうち、2件が夕方あるいは夜にゲリラ豪雨or雷雨の日だった。
なんというか、温暖化対策や災害対策を考え続けていないといけないなー、と思うよね。