うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

チームが機能するとはどういうことか ― 「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ。を読んで。読書感想文。

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

「実行するための組織づくりと、学習するための組織づくりは違う。
 そして、実行する組織よりも学習する組織が優れている。」
という本です。


例えば、評価方法を見ると
実行するための組織では「あなたは実行したか」が評価され
学習するための組織では「私達は学習したか」が評価される
自分が教えるでも学ぶでもなく、「私達は」っていう主語が強い。
個人の評価だけど、「私達が学習したか」が評価される。


この「目的と評価」みたいな話って身近なテーマで、
いろんなところで目にし耳にしてはおもしろいなー、と思っている。
一件「この人がこの数字にコミットするのってなんかふしぎー」と思うような目標数値が設定されているように見えるけど、
よくよく話を聞いてみるとものすごく納得感があったりする。


例えば以前Pardotユーザ会に登壇いただいたSalesforce.comの伊藤靖さんのお話にあった
インサイドセールス部門(注:電話で営業する方たちね)のマネージャーの目標数値は、紆余曲折ありますが、売上金額を設定してます。」
という話。


昔は「電話でのアポイントメントの数」とかだったのを、
それだと数だけ増えて質がいまいちになって、数も見てるけど今はそこからできた案件の売上金額にしている、とか。


顧客満足度とNPS(NPS…ネットプロモータースコア:人におすすめしたいかを見えるようにする指数)なんかもおもしろいよなー、と思う。


だいぶ話が本からそれたけども。


「作業を効率よくこなし続ける仕事と、
 学習して自らをアップグレードしていく仕事。」
みたいな話が書いてあります。
こういう本を素直に読める読者でありたいもんです。


ちなみに、私のメモには
「みんなが自分の子供も働かせたいと思う会社。みんなが一緒に仕事をしたいと思う人。自分を成長させ、他人を成長させるのが仕事。」と書いてあります。だいぶ前から。


ほんとにシンプルな作業ならやっててだんだんトリップするのもあるけどね。


**こんな人に読んでほしい本でした
・もっと仕事を楽しみたい
・同じ作業に飽きた
・周りの人が同じ作業に飽きている
・学習する組織を作りたい