買いましたよ炊飯器。
象印圧力IHの数年落ちのやつを。
変わりましたよごはん。
モチモチもツヤツヤも思いのままだ。
で、前デジカメの話をした時みたいに
なにかに例えようと思ったんですよ。
CanonのEOS 70Dを買った話。をリックドムに例える話。 - うさみ日記
みたいに
ところが何にも例えられなかった。
圧倒的な例え力不足。
私、例えるのが好きなんです。
好きなコントは例え警視です。
なのに、例えられませんでした。
例え力不足。
なんだか別物なの。
未体験ゾーンなの。
テクノロジーのお話。
圧力IHプラチナ内釜。
圧力は、内釜と内蓋が圧力鍋みたいになってる。
IHはInduction Heatingの略ね。
もはやおなじみ電磁誘導加熱。
プラチナ内釜はごはんを炊く水のpHを調整するために、
内釜内にプラチナのこまっかい粒子をくっつけてあるらしい。
これってもしかして「ごはんを炊くとき炭を入れるとおいしく炊ける」
とかと同じ原理っぽいかな。
と思って、
http://bambi.u-shizuoka-ken.ac.jp/hamamatsu/tk1112/tk11.pdf
あたりを見たんだけど、pHをアルカリに寄せると甘くなるんですね。
プラチナ内釜で水を変えpHを整え、
IHで内釜そのものを一気に高温加熱して、
圧力鍋で通常よりも高い圧力をかけ、
炊き方をコンピュータ制御することで
普通に炊いたのとは違う食感・味にする。
で？何買ったの、の話。
象印の定価５万円くらいのものが2万円くらいになってたのを購入。
これはミドル機で、ハイエンドなやつはさらに
複雑なテクノロジーがちりばめられてる様子。
うまみの調整とかおこげ機能とかついてるのもあるみたいね。
同じ素材を使って同じ料理を作っているのに、
別な料理みたいになる。
おいしいかどうかは人それぞれだと思うけど
私はおいしいと感じましたよ。
例えにくい話
こんな話ってなかなかないと思うんです。
モチーフが同じでも違う作品ができあがることはよくあると思うけど、
同じ素材で別ものができる。
奥田民生、すかんち、濱田マリの３組が「人の息子」って曲をリリースしたときみたいな。
でも炊飯器の違いはアレンジ違いというのとも違う。
モノはいっしょだからね。
でも素材が変わってるかのような変化なんです。
でも正真正銘同じお米だし同じお水だし、
美味しんぼの本村さんみたいに欠けた米や色の悪い米を分けたわけでもない
（たぶんそれをやればさらにおいしいけど、手間。）
デジタル一眼レフカメラでたとえてもいいかも？と一瞬思った。
くっきりタイガーがニコンで、まるい印象の象印がキヤノン。
同じ被写体を同じカメラマンが撮っても別な写真ができあがるあたりは似てるかな？
あ、でも、カメラマンの腕を問わないあたりはカメラっぽくないな。
イヤフォンか？の話
強いて例えればふつうのイヤフォンを使ってたのを、
ちょっといいカナル型イヤフォンに変えたときみたいな変化。
音楽を聴く行為とか音源そのものは変わらないけど、
数段レベルアップする。
最高級ヘッドフォンほどではないし、
超いいスピーカーの迫りくる臨場感！てのではないんだけど。
同じ素材を同じ方法で鳴らしてるのに、
低音が深まったりボーカルがシャッキリしたり
甘味が増したり輪郭がはっきりしたり。そんな感じ。
あれ千円くらいのと数千円代後半だとかなりかわりますからね。
しかも一言で「いい音」というのは言いにくくて
個人の好みによってはおいしくないと感じるあたりも似てるのかも。
モチモチしすぎてなんか疲れるわ！という人もいると思うし。
あ、ほら、音のドンシャリとごはんのシャリがかかってるんですよ！
あとね、「印象の象印」ってなんか回文みたいで楽しい！
うわ！蛇足！
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