うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

ソフトバンクiPhoneからSIMフリーiPhoneに変えてMVNOにしよう、ってときに、ふと、前は回線の速さにこだわっていたのを思い出した話。と、なぜか未来の話。

iPhone3GS以降、iPhone4siPhone5sと、ソフトバンクiPhoneを使い続けてきたんですが、
このたびSIMフリーiPhone+MVNOにしました。


実際どうやって機種変したかとかなんでしたのかとかも
今度記録用に書いておこうと思うけど、
それよりも、前ならこんな考え方をせず
「コストがかかってもいいからとにかく早い回線を!」
というのを選んでたなー、ということを思い出しましたよ。


ISDN→CATV→Bフレッツと速いもの速いものを選んで来ました。




今となっては速さに価値を見出すこともなくなったのかも、と思う。
もちろんキャリアとかMVNO先によって場所の強い弱いはあるんだろうけど。
インターネット。速くなったよね。

80年代〜90年代前半

実家のPC8801やら9801はあったけど、
ネットワークにはまだつながってなかった実家のパソコン。
フロッピー2枚ささるやつ。
ギターマガジンとベースマガジンとベーシックマガジン買ってた頃。

90年代

1996年に一人暮らしをはじめて、
NTTのISDN回線を入れたのがインターネットの始まりです。
もちろんその前年1995年に始まったテレホーダイを使っておりました。


テレホーダイ
「特定の電話番号にだけ23時から翌朝8時までつなぎ放題になるサービス」
です。お値段は5千円/月くらい。


その頃通信速度は64kbpsとか128kbpsとかでした。
ろくじゅうよんきろびーぴーえす。
1秒間に最大64キロビットを転送することができておりました。
ちょっと画像が多いオサレなサイトとかだと表示するのに数秒から数分かかったりしてました。


夜な夜なネットにつないでは、
浅いところから深いところまで見て回ったりダウンロードして回ったりしたものでした。
このころはまだ学生だったし、時間があった。
巨大掲示板とか、某高速検索とか、いろんなものがダウンロードできるサイトとか。

00年代前半

2000年4月に社会人になった私は引越しをして、
埼玉の奥地から神奈川県相模原市に移ります。
なぜ相模原か、というと、いくつか理由があるけども、
当時付き合ってた子が住んでただけではなく、
相模原市がケーブルテレビ会社の「JCOM」のサービス範囲内だったからですよ!


んで、ケーブルテレビとネットを一緒に契約して、確か8,000円くらいで
ネットは見まくるし、MTVとかスペースシャワーTVとか見まくってました。
回線速度は数Mbps
(ベストエフォート10数メガだったような気がする)
メガはキロの1024倍ね。


最初はその速さに感動した。
普通の画像なら待つようなことはなくなったし、
動画も見えるようになった。
でもこの当時から少しずつネットの取り締まりが厳しくなったよね。
ついこないだまで普通にできていたことができなくなった。


当時思ったことといえば、
やったぜ回線が速くなったぜ、と、
ケーブルテレビは見過ぎないように気をつけよう。
という2つですね。


2ちゃんやらまちBBSやらのオフ板に行ったり。
「大盛りつゆだくギョク」とか。
mixiが始まるのもこのころだね。

00年代後半

そして次の引越しは2005年。
京進出とともに、もう一歩進んでBフレッツです。
この時も思ったことも
やったぜ回線が速くなったぜ。です。


ベストエフォート数10Mbpsだったっけ?
でもこのころはあんまり家にいなかったから、
早い回線の恩恵をあんまり受けてないかも。
寝に帰る部屋でした。


速いのが当たり前になってしまった。
youtubeとかtwitterとかFacebookを使い始めたのもこのころ。
でもまだmixi全盛期だったな。
携帯は2009年までガラケーだった。


インターネットと、その向こうにいる人々がとにかくおもしろかった。

10年代

ちなみにこの後結婚を機に引っ越してからもBフレッツ
(正しくは2009年だから10年代マイナス1だけど)


iPhone3Gsのころはまだ遅かったんです。
家なら動画がガクガクしないのに、出先だとガクッ!ってなって終了。


今となっては、ネットもモバイルも回線速度が各社横並びな感じでつまんないな〜。
「値段3倍だけど、容量無制限かつ、よその十倍速い」みたいな回線があればいいのに。
端末側も「SIM二枚刺してスピード8倍!」とかあればいいのに。


比較サイトとか見ると差がけっこうあるんだけど、
もうみんなそこそこ速いから、
そう感じないんだよね。


「テレビつまんなくなった」みたいに
「ネットつまんなくなった」な世の中が近づいているのかもしれない。


とはいえ、テレビもネットもそのものがおもしろいんじゃなくて、
その向こうの「人」がやっぱりおもしろいんだよな。
「人」がおもしろのはわりとずっと変わりません。

2020年代

もうここまできたら、
人口知能さんにがんばっていただいて、
私が見るようなサイトは全て先にダウンロードしといてほしいです。
回線が早くなるだけじゃなくて、他の部分の速さが欲しくなります。


それと、情報の提供方法も工夫していいと思うのよ。
もうHTTPじゃない感じにしてもらいたいです。
携帯の充電は1週間くらいは持ってもらいたい。


手に持ってるカメラなのに、頭上からの鳥瞰図とか撮れるようなアプリとかほしい。
5秒後の未来が撮影できるカメラとか、
靴を履いたままなのに足の裏のかゆいところがかけるアプリとか。
データ数が増えても重くならないフレームワークとか。


あ、パソコンのキーボードの隙間にゴミがたまらないようにして欲しいな。
超ちっさい掃除ロボットアイロボットさんが開発してくれればいいのに。
これがほんとのスキマ産業、なんつって。


2030年台

このへんになるとさらにもう一歩進んでほしいな。
歯磨きとか爪切りなんて、しないで済むようにしといて欲しい。
首こり肩こりも無くなってよし。
二日酔いは任意で選べるようにしてほしい。
未来だし、そのくらいできるでしょ?


あ、でもメガネはあってもいいし、
ボールペンのインクは自分で交換するんでいい。
コーヒー業界にはたぶん7thウェーブコーヒーくらいのブームが来てんの
「今、缶コーヒーが熱い!」みたいなやつ。