うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

神様ったら鳥山明先生のHETAPPIマンガ研究所を見てんじゃないかなって思うの。あるいはただの私信。

荒木飛呂彦先生が自分の漫画を描く術を記した本を出されたらしいじゃないですか。
まだ読んでないけども。


で、漫画の描き方といえばこれはもう
鳥山明先生のHETAPPIマンガ研究所」
ですよ。
具体的で実践的で本当に素晴らしい一冊。


これを読んで漫画家になろうとした人もいるんじゃなかろうか。
ホラ、なんか後半で紹介してる素人漫画がダメダメで、
ダメダメ作品が本当にダメダメで、
自分の方がマシだろうと思った人が。

鳥山明とは

鳥山明先生。
たぶん手塚治虫先生の次くらいに漫画の歴史変えてんじゃないかと思う。
ドクタースランプ描いてドラゴンボール描いてドラクエのモンスター描いて、
世界中で何人の子供や子どもの心を持った大人にカメハメ波を撃たせたのかって思う。


ドラゴンボール
ジャンプでリアルタイムに読んでた人なんてもう立派なおっさんですよ。
なのに未だに続編映画が作られ、続編アニメの話もあるらしい。
これ、スゴイ話だよね。


ドラゴンクエストもなんだか最近テレビCMで
「じゃあ…ドラキー?」みたいなのを見る。
それおれが小学校1年の時から見てるやつやーんと思う。

欠点のない人間なんていない!とか、言うじゃない?

そんな先生がその著書「HETAPPIマンガ研究所」の中でおっしゃることには
「魅力的なキャラクターを作るには、
欠点を作ること」
と。


え?欠点?
て思うけどこれが本当で、
完全無欠全知全能なキャラクターなんて出しちゃったらつまんないんだって。
なにかしら強くても欠点があるようなやつが
必死でがんばってがんばってがんばるから
魅力的なんだって。
それかどんなに全知全能に見えるワルいやつでも、
勝ち目がなさそうなのに最後に弱点を見つけて勝つから痛快なんだって。


スーパーマンクリプトナイトという鉱物に弱い。
ウルトラマンは3分しかもたない。
アラレちゃんはロボビタンAが切れるとと動けない。
孫悟空はシッポを掴まれると力が抜ける。


巨人は首の後ろに弱点がある、
悪魔の実を食べると泳げなくなる、
忍者はおおよそエロい、
天才バスケットボールプレイヤーはケガをする、
ヒーローを目指す少年は力が強すぎてケガをする。

転じて、現実の話

世の中の人みんな、欠点は欠点のままでいいんじゃないのかなー、
と思うんだ。
もちろん取り除くべきで、かつ、とりのぞけるような弱点は
無くすのをおすすめするかもしれないけど。


欠点とか弱点があるから魅力が生まれるのは、
まんがや映画だけの話じゃなくて、
現実もそうだ。


話がまとまってないのにデカい声で話しまくっちゃう?おおいに結構。
後先考えずにとりあえずやってみて失敗に気づくのだっていい。
落ち着きがないって動きが止まらないってことだし、
自分に自信がないのは運の要素もデカいじゃないか。


本当にいかんのは動かないことだよ。
立ち止まってしゃがみこんで動けないっつって動かないのは一番良くない。
動けないから止まってるんじゃなくて、
止まってるから動けないんだよ。
もちろん疲れた時はよく食べてしっかり休んでからでいい。


鳥山明先生は
「漫画は動きがないとつまらない』とも言っていた。
現実だって動かないと始まらない。
人に話してみるんでも、
何か小さな一歩でもいいから始めればいいと思う。
形にならなくても失敗してもなんでもいい。


欠点なんて見てないで動いてみてよ。
という、
友達に対する私信、
というか、
ここ見てないだろう友達に書いた手紙。