うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

Inside Sales conference 2019 session C-2データドリブンセールスはどこまでできている?“営業の質”を高めるデータ戦略の秘訣とは #iscon2019

登壇者
インフォマートFintech事業こだまつとむさん
タブロージャパンきぬむらはるかさん
ランドスケイプ営業本部いわさまさしさん


データドリブンセールス:データを軸にした活動
3社の取り組みを伝えつつ、みなさんのヒントになれば


1.自己紹介
2.各社の取り組み
3.QA

1.自己紹介

インフォマート児玉勉さん
営業、営業企画、事業企画、提携戦略
インフォマート歴10年
業界動向把握ツール
会社:東証一部、20年強、BtoBプラットフォームの提供
16年くらい外食チェーン向け受発注ツールをやっていて5万社までユーザーが増え、業界を超える必要があり
請求書電子化のサービス提供開始。今は30万社が利用


請求書電子化のOne to Manyのビジネスモデル
無料アカウント→有料見込み(IS、FS)→有料企業


タブロージャパン絹村悠さん
・もともと外資系ITベンダー→デジタルマーケ→タブローのインサイド部門へ
・タブローは2003年設立、従業員4,000名。顧客数86,000社(グローバル)
・最初はデータ分析ツールだったが、今は「すべての従業員がデータを使うプラットフォーム」に
・会社の中心は「People」
 We help people see and understand data
・Data everywhere Tableau for everyone
 johnson and Johnsonで数万ID等の事例実績
・いろんな職種がデータを使いこなすためのツール
・日本で130人くらい


ランドスケイプいわささん
・10年以上の報じね異形経験をもとに顧客DB構築と営業マーケ活用支援
・18/10にDXグループに
・CCCの社長室長が創業した会社。
・1990年創業、社員230名
・顧客DBの一元化(CDI)と活用促進支援
・一元化のためのDB「LBC」820万拠点630万企業のデータを使える
・uSonarでデータ統合できる


2.各社の取り組み Data Strategy

・会場の半数がISを持ってる
・ほぼ持ってるかこれから作りたい企業
・登壇3社はIS部門がある


・前提の話
 tableauさんは2001年にIS立ち上げ:社内20名 アウトプットは売上、案件作成、Meeting/デモ、顧客カバー率
 ランドスケイプさん2016年:社内14名 アウトプットはSQL
 インフォマートさん2019年:社内7,社外7名 アウトプットはSQL
・インプット
 企業情報、業界分析、MAスコア、無料ID数、WEB行動履歴、勾配動向、イベントリスト
市場占有率が見たいけど難しい。ランドスケイプさんのデータで
・3社ともLBC使用、MAはMarketo、eloqua、
 インフォマートさんはMiitel使用。セルフマネジメントのため。会話かぶりやできるISの音声聞いたり、自己学習。

インフォマートさんのデータ活用

・自社名寄せエンジンがあって使ってます
・施策立案/活用情報:業界別会員占有率×業界分析
 →アクション:各種イベント、DM、広告
 →仮説立案、活用情報:企業情報、企業内無料ID数、MAスコア、業界分析、WEB行動履歴
 →アクション:ISコール、オンライン商談
 →仮説立案、活用情報:企業情報、無料ID数、k業界分析、ISヒアリング情報
 アクション:商談


ポイント
・企業データ間の名寄せを自社開発エンジンでやっている。名寄せ大事
・業界情報の活用をしている。元は飲食業界特価だった
・各種データの可視化をしている、会員状況、SFA、行動履歴
 (tableu活用)


業界情報、どんなものをどう使ってる?
バリューチェーン…商売の流れとメインプレーヤーの把握
・ファイブフォース分析…その業界における脅威の把握
・マクロ環境(PEST)・・・・影響を与える外部環境の把握、政治経済技術社会
・今後の業界がどのようになりそうか?の把握
・営業から聞いた業界情報とか


・tableauさんはSpeeda使ってたりする
・顧客課題をどう把握して使うか
・顧客課題に寄り添わないとだめ

tableauさん

・データの3つのルール
・いろんなデータがあってどれが正しいかわからない、のを、
 全て統合して、みんなが使えるようにする
・普遍的なKPIはどんどん定形レポートで公開+アドホック分析
 →ビジネススピードに合わせたデータ活用
・個々のパフォーマンスの最大化ができるようなデータ分析を


定形レポートって?
SQL、MQL、フォローアップ、アフターサポート、webサイトへの戻り等を可視化
 かなりシンプルに「OKなら緑、NGなら赤」
 入ってきたリードは必ず1日で対応する→緑。
 1日でやれなかったら「赤」
ダッシュボードは売上進捗、
 今週今月今Qの活動状況、
 下にSFDCに入力しないといけない項目の記入漏れ
・必ず入力する文化
・営業がBIツールを見ないので、メールで送付するなど
 営業プロセスに組み込まれるようにする
 Salesforceダッシュボードに出したり
 わざわざ見に行かなくていい配慮
・「戦略立案、個々人の行動プラン策定、アクション、結果のトラッキング、パフォーマンス改善」
 のサイクル
・購買や継続を見つつロイヤルカスタマーを探す
・2回め購入までの期間を出して、そこからコールリストを作ったり
・言葉で言ってもわからないから、データを見せる
 パフォーマンスを改善するためのコミュニケーションツールとしての
 見える化されたデータ
・個人的に面白いデータを、みんなが見てすぐ行動にできるように日々精進している
・社員に見せるデータは作っては直し作っては直ししている
 「何言ってるかわからない」と言われることもある
・分析のチューニング頻度ってどのくらい?
 →定型的に決めてないけど、その場でどんどん変えていく
・社内にデータのエキスパート(ドクター)もいて、教えてくれる

ランドスケイプさん

ISの設置背景
2016年からISやってる。
もともと展示会で獲得した名刺が活用されてなかった
(アツイところだけフォローされてて、他が追われてなかった)


・失敗:「とりあえずアポとろう!」で失敗したりもした。怒られた。本人対話率10%以下、見込み度の薄い商談
・改善:関係構築を優先するように変更。対象を精査し、HOT企業以外にはいきなりコールしない
 関係初期の配信コンテンツに自社商材を入れず、働き方改革等、自社商品の宣伝をすくなくした
 →関係性ができてるところにやっとコールする
・現在:本人対話率35%超、月間商談100件超を供給
・効率を求めつつ、役割、価値を増していく
・ターゲット顧客以外にバナー出さないようにDSP等活用
・属性の付与と名寄をしっかりしている。揺れないように、活動がかぶらないように
・日々LBCとuSonarで情報のメンテナンスをする


運用のポイント2つ
・アプローチ対象を判定するための仕組み
・母数からターゲットアカウントを絞りこみ、
 営業先や顧客を除いて
・「母数、複数マッチキー、名寄せ精度」


・入り口で制御する
・フォームは項目数増やせば減る
・メール署名もデータ化してたりする
・データドリブンの活動による効果
 …ホワイトスペース抽出、属性付与+名寄せ、情報更新


データ活用
・経営陣への経営レポート
・営業活用
・ランドスケイプさんはエロクアマルケト両方利用。クライアントのための実験と
 運用上ベストかどうかを見るため


3.QA

Q1:教育のための音声解析はまだ難しいときいた。ぶっちゃけ機能してる?
A1:Miitel実験中。話してる時間の評価、という軸が一つ。トークのかぶりがないか、という軸が一つ。
  教育の観点だと、先輩のトーク内容を音声データとしてあとから聞ける環境を用意したかった。
  音声解析はセルフコーチングに使っている。
  トークタイムの長さは大事。相手に話をさせたほうがトークタイムが伸びる。


Q2:各社さんSDR/BDRの比率はどれぐらいですか?反響型と新規開拓型。プルとプッシュ。
A2:tablearu:SDR
  ランドスケイプさんフード系はSDR比率高い7割くらい。
  インフォマートさんBDRのほうが多い。アルバイト派遣の7名はBDR。正社員のうち2名はSDR。
  BANTを聞いて営業にわたすか否か


Q3:データ解析担当の評価はどうする?
A3:tableauさんは全員解析担当。データ分析力とデータを伝えるチカラ。
  費用対効果は「データから導かれたアクションの成果」によって測られる
  社内の分析のプロっぽい人に質問すると、答えてくれたりもする。

Q4:IS担当の達成感醸成が難しい。
A4:数字よりも日々のコミュニケーション、1on1みたいな部分かも
  数字云々だけでない。
  営業やってどうなったかのフィードバックとか。
  日々感謝を伝えるとか


Q5:費用について、社内説得のために短期的な成果にどれくらい寄与しますか?
A5:MAとかツールの業者さん言うところの、3ヶ月、6ヶ月、1年等、
  長い目で見ないと効果は出ない
  社内啓蒙活動も必要。
  費用対効果だけで終わり、ではない。事例を用いて内容を理解してもらう必要あり。
  いきなり大きなゴールを求めず、小さいところから。

Inside Sales Conference 2019 Session A-2 国産MAツールベンダー競合3社が語る!成果を出すインサイドセールスの仕組みとは? #iscon2019

Mtameたなかじろうさん
SATORI とよかわりゅうこさん
シャノンむらおよしひささん


モデレーターtoBeM小池さん


MAツール提供社自身に聞く


1.自社自身がどのようにMA、ISに取り組んでるか
2.各社がどのようなサービスを提供できるか

自己紹介

モデレーターtoBeM小池さん

・toBe Marketing
 MA導入。MA最強の導入手法の著者
 マーケ、セールスの支援
 社員100名
 導入実績1137社
 MA、SFA、コンテンツの支援もします

Mtame田中次郎さん

スターティアホールディングスの子会社。
3つの柱
・コンテンツ制作(WEB、ライティング、広告)
コンサルティング(マーケ、広告、MA、)
マーケティングツール(Bownow、CMS、電子ブック作成、AR作成ツール)


出自
インサイドセールス立ち上げ、マーケも、営業企画もやってる
セミナーもやってます

SATORI とよかわりゅうこさん

社内のリードを無駄にしない!
450社が利用している
BtoBが多い、Cも一部
3年連続150%成長
自分たちでもSATORIを使っている
ゴールは「商談」
MAで年間2000商談創出を仕組み化

シャノンむらおよしひささん

2000年創業。12年目。
19年間ずっとマーケティング支援をするシステムを作り続けてる。
ずっとマーケを支援しています
150名くらい。
メインのところは
シャノンのマーケティングプラットフォーム
・特徴:デジタルとアナログを組み合わせる
・マーケはマーケとISに分かれていて、
 ISは1to1マーケティングをする機能
・ISグループ3年。当初は3人。今は8人(マーケ3、IS4、リーダー1)


3人とも会社が小さいころからやっている

自社自身が何をしてるか

田中さん

・・・の前に、最近相談を受けることが増えている
ISの役割と3つのモデル
・リードフォロー、アポイント、クロージングの3つ
 分業、混合、独立の3モデルがあるよね。


マーケ
→SDR(反響対応)
→BDR(これから接点を作る)
  →OS、FS

田中さん

リード獲得、リードナーチャリング
SDR、BDR、セールスはオンライン(ベルフェイス)とフィールド


アポイント獲得
・SDR(無料デモ)→アツイ反響リードに対してフォローコール。


リードフォロー
・ポテンシャル高めで検討レベルが低いリードへアプローチ


ステータス(検討レベル:行動起点…MA)とポテンシャル(顧客条件:属性)


リードが増えてる要因
・オウンドメディア3年くらい。日々マーケ情報を上げてる。
・中間コンバージョン:ホワイトペーパー20~30

シャノンむらおさん

ISに必要なしくみ3つ
・目標達成:行動/結果のKPI、アポ、商談、受注を見る。週次ミーティングと予実対応
・チームワーク:施策・ターゲット・結果の見える化、部門横断した見える化、称賛し合う
・自己成長:仮説を実現できるターゲティング、検証・分析できるデータ管理、マルチチャネルフォロー


「どういう人に電話をかけるのか」というのを共有する。
ISだからって電話だけじゃなくてメールもDMも送るし、手書きの手紙も


「1年以内に展示会に来て、セミナーも来てる、とか、複雑な顧客行動から分析。」
営業連携やアポの質も見る
「初訪ロスト」をISからののパス後に見ている


IS個人ごと、営業個人ごとに処方ロストを見ている


立ち上げ時に意識したこととか評価とかどうしてますか?
・立ち上げは自分と新卒の二人。だったので、行動のKPIにした。
 何件電話、応答?はじめはとにかくインバウンドを増やした。
 そこから商談が出てくると、KPI商談数を加えて
 いまはそれに加えて契約も見ている

SATORI豊川さん

最も進んだマーケティング実践企業で有り続ける。
45名。
8割マーケティング営業部
・マーケ:KPIリード獲得、商談
・セールス:商談、獲得
・CS:解約防止
今はマーケとセールスの間にIS:商談


ISは今7、8名 マーケと連携
・過去実績がある人
・週2の2名もいて、そちらは特定顧客コール
・自分たちでSATORI使ってセミナーやイベントに誘導
・資料DL用のレポートを作って電話のトリガーにしてたり


ちょっと前までIS1名マーケ2名
リーダー同士がちゃんと会話している


組織について

SATORIさん
ISがどこかの下にいるのと、独立部門と、という観点だと?
最初はマーケ内のISだったが、他の作業と兼務だとできなくなってしまう
→IS専業を一人作って、話しながらやった


マーケとISと営業はリズムが違うよね


シャノンさんは?
組織によって違うと思うけど、
FSのの責任者がISやろうとすると外に出ちゃうから見れない
マーケ責任者がIS責任者のほうが見えていい


Mtame組織
田中さんが「ISやりたいです」と言ってやりはじめた。
FSのイイ人を入れて
社内仲がいいので、「あいつのために案件取ってやる」というのがあってよい。

MAツールがあるからできるISの取り組み、どうでしょう

むらおさん
MAツールならではでいうと、
スコアリングを架電条件ではなく、優先順位付けに使用している。
セミナー参加してサイトに来た人を優先順位付けする」


たなかさん
リストとリソースのコントロールにMAを使っている
・ISリソースが少ない場合はSDR(反響型)が検討レベルの高いリードから対応
・リソースが多い場合はBDRをガンガンにやる
・MAありきでCVを設計したwebサイトを作る
 「料金ページを見た人対応のA君」とか
・個人情報しかわからない状態でアウトバウンドコールをしない


こいけさん
・web行動把握後だとアポ率変わる


とよかわさん
・セグメント3分類
 料金表、事例、他社との比較を180日以内に見た人が松
・契約前に意識するコンテンツがキラーコンテンツ
 比較表、契約の流れなどもキラーコンテンツの一種
 サポート、保守メンテナンスを見ている人は契約を意識している
 他社比較コンテンツがアツイ


小池さん
・まだクッキーついてないときに、紐付け数をKPIにしているとこもあるよね


豊川さん
・コールNGの場合の対応は?
 →仕組み化してます。
  資料DL→架電結果:不在→MA発火!かわりにメールを始める
  結果、その人からメールやアポの連絡が来る
  コールNGだからって、悪い印象があるわけじゃないよ
  3回コールしたらメールに切り替えしたりもする
  コールNGでも受注できたりする(月2件)

各社のツールがどのように顧客に生きるか、外資系ベンダーとのちがい

SATORIの特徴

・圧倒的にリストが増える
・匿名顧客のクッキーからアプローチできる仕組みがある
・UU100%のうち、97%は匿名のまま
 →この97%にアプローチできるツールです
・年14万リード増やすのが目的なので、オフラインのリード獲得も大事に

BowNowの特徴

・リストアプローチ業務の最適化
・コンテンツ作成しつつ
 STEP1ホットリード活用と商談化→STEP2ナーチャリング活動強化→STEP3自動化による生産性向上


・企業条件、何を何回アクションしたか、アツイページを閲覧したか、
 みたいなことから
 リードステータスをわかりやすくセグメント
 アプローチしやすくする
・めんどうな設定をテンプレ化してある
・どういう目標をいつまでにやりましょう、というCS活動をしている(有料)
・CSは基本無料!
 有料で更に入り込んでコンサルするプランを持っている
 (ご本人より訂正依頼あり。スイマセン!)

シャノンさんの特徴

・デジタル・アナログの連携。
・シナリオに「DMを飛ばす」というのを組み込めたり
・企業情報を活用したマーケティングが可能。
・リードないけど企業ベースで認知拡大施策を見える化できたり

国産だからできることは?

・むらおさん:ユーザの声を直接製品に活かせる

QA

Q1:リード創出件数を木法にすると受注率が下がり、売上貢献を目標にするとリードが減る
  このバランスどう取ってますか?
A1:豊川さん:リードを取ってそこから受注に至る、まで、たしかにリードが増えれば契約も増えるかと思いきや、
  けっこうきびしい。リソース持ってかれるし。そのためにリードの転換率も抑えようとしている。
  「どこを手厚く取りに行くのか」が大事。
  施策ごとにも「この施策ならこう」といったように個別KPIも持つようにし始めた
  展示会なら転換率1桁→10%超えをしよう!とか。


  田中さん:チャネルごと、中間CVごとに数字を持って管理してる
  結果FSの空き具合によっても案件のレベルを変えるようにしている
  「軽くても案件ほしいか、重い案件だけほしいか」


  村尾さん
  The Modelに沿って見ている
  リードからの転換率。商談契約率。
  それぞれを決めてやっていくしかない。
  SFDCさんは両方追っている


Q2:アノニマスにどうアプローチするの?
A2:ブースに来てください


Q3:リード数に対してISの人数が多い、MAも導入している。そんな場合はどうやる?
A3:むらおさん長期フォローで半年以内にアツイリード何件作る、というイメージだとやりやすいのでは
  アウトバウンドに近いところの優先順位とか。


  田中さん:下手なことしてエンゲージメント下げるのは良くない
  SDR、BDRにどう割り振るか


Inside Sales Conference 2019基調講演memo #iscon2019

2019/6/5 inside sales conference 2019 produced by future of work #iscon2019

■1.基調講演

これからの成長戦略
アドビMarketo部おぜきたかしさん
SFDC執行役員インサイド本部いとうやすしさん


おぜきさん

NECDELLインサイド、オンラインマーケ→SFDCインサイド立ち上げ→マルケト


・新入社員が入ったらいとうさんの横につけていたほど
・「世の中に存在するまだ有名ではないが素晴らしいサービス日本に広めたい」
・少しでも多くの学び、気付き、モチベート


世界を旅するあなた、ある国の町外れを歩いていると一人のISがいた、私はなにをしてるか聞いた
・1人目:私は電話をかけてるんだ
・2人目:私は商談を作っているんだ。美しいヒアリング。おれはナンバーワンのISになるんだ
・3人目:なんと言ったでしょう


セッションのテーマTOGETHER Achieving high performance by aligning the revenue engine
(sirius decisions 2019 summit のメインテーマだった言葉)


最初に
Aligning the revenue engine


何?というと、revenue engineでググってね
・medium内の図とか
・The modelのレベニューエンジンの絵とか
どちらもレベニューエンジンの「一つの形」


マーケティング部門、アライメント取れてないね
部分最適ではなく全体最適を。


アライメントを取りながら、高い成果を出すには


「ハイパフォーマンス」というのは1部門ではなく、会社全体の各部門が連動して成り立つ。


「システム思考のインサイドセールス」
・システム(思考)とは
・システムは部分の総和以上のもの
・要素、相互のつながり、目的の3つからなる
・対局の流れをつかみ、部分を改善する
・野球チームとか、蛇口とバスタブと下水とか


書籍「世界はシステムで動く」を読もう

世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方

世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方


レリジエンス:弾力性:方針体制の変更、リードフローの変化、競合への対応
自己組織化:個の成長、チームの専門家と細分化を通じた進化
ヒエラルキー:知見の体系化、ベストプラクティスのパーツ化


チェックボイント
・施策への抵抗
・低パフォーマンスへの漂流
エスカレート
・時間的遅れ
・ルールのすり抜け
・間違った目標の追求
・シナリオが現実的かどうかだけでなく、現実的なパターンに対応するか
 これならできるはず、ではなく、現実的にそうなるか、ということ


全体間を見ながらチームとしてアライメントを取って、
自部門だけでなく全体感を見ながら会社全体の成長に貢献すること。


インサイドセールスは大変。一日中電話、たいへん。
だからこそ、
「あなたが出会った3人目のISは、何をあなたに語ってくれただろうか」


SFDC伊藤さん
DELL→SFDC12年。インサイドセールス200人規模の運営。
1.インサイドセールスを取り巻く環境
2.SFDCのインサイドセールス組織


などなど見よう

1.インサイドセールスを取り巻く環境


7つのポイント(マクロミル500サンプルアンケート)
・企業の8割が労働力不足を感じている。
 5から7割が営業販売が不足していると感じている
・生産性アップも課題として認識している人が8割
・一番難しいのは新規見込み顧客の獲得で、5割が感じている。


それを埋めるためのソリューションが
インサイドセールス


5年で30倍に検索数が伸びてる
求人数も5年で2~3倍に増えてる


導入後の効果
・生産性、一人前になるまで、半年から1年未満が32%
 訪問営業は育つまで数年かかる
・38%の企業が新規獲得に効率的、と感じている


「セールスフォース ブログ」で検索してインサイドの記事を読もうね

2.SFDCのインサイドセールス組織

THE MOEDL
マーケ、IS、FS、CS
レーニング、アライアンス、ストラテジー(戦略立案)、リクルーティング(採用)


SFDCではISをセールスディベロップメントと呼ぶ
・新規案件の創出
・人材の育成(将来の優秀な人材を育成。10部門に配属)
という2面でのディベロップメント


2007/11に5名でスタート。2019に200名。当初は売上に貢献できなかった。
創設→苦悩→成長、発展
あと数年で2000人増やしてタワーで仕事する


VISIONの明確化
V2MOM。チーム単位、個人単位で共有する。
Chatterで共有してる


伊藤さんの部門Insight sales
お客様の成功が優先事項。
そのためにお客様の立場でInsightを与えられるビジネスパーソンになる。
お客様の立場に立つ。
市場を知り、お客様のサービスを知る


成長環境の整備
コンピテンシー(能力)とアセスメント(評価)・・・6sense
・外勤営業と同じように自分の領域を持つ
・数値で成長が見えるようにする
・お客様や部門から信頼されるためには?


・ホワイトボーディング、あるべき姿、Action
 「こうあるべき論」と「こうなってはいけない論」を織り交ぜて、
 理想の姿を認識した


毎四半期マネージャーとIS間で合意


レーニングとアセスメント
30,60,90日で「覚えてほしいこと」を誘導。
経験に対するトレーニング。
「再現性の高い組織」


インサイトセールスユニバーシティ(ISU)
必修科目と選択科目。
だいたい2~3年で異動。


研修の体系化をはじめた課題は
マネージャーごとに異なることを教えるとばらつきがあるので、
カリキュラムを決めた


1on1で一人ひとりの社員にコミットする
1.エンゲージメント
2.生産性
3.心理的安全性


気をつけること
・より効果的にするには:頻度、自己開示、FB
・注意すべきこと:定期的に行う、キャンセルしない、MTGの主役を誤らない(7:3で部下が話す)


アライメント。営業部門との関係強化
共通のゴールに向けた責任範囲の明確化
ISの貢献度は全体の売上を見ていくことで上がる


ISとFSの間で組織のねじれが無いように調整


まとめ
VISION明確化
・成長できる環境の整備
・営業部門との関係強化



Q1:人員について
A1:20人位のマネージャーがいろいろネタを持っている。営業とISがどう向き合うのが正しいか。
  しっかり教えられるメンター的な人もいる。
  みんなのネタをあわせてISU


Q2:ISからFSにチェンジするときの指標は?
A2:半年毎に変えてる。売上と貢献??(メモ取れず)

趣味のシェアリングエコノミー探訪。の話。あるいは滅ぶ/滅ばないカテゴリ探しの終わりなき旅。

シェアリングエコノミー

いや、私ほら仕事で貸し会議室とか月極駐車場とかに関わるじゃないですかー関わるんですよー。
んで、そのどっちもご多分に漏れず「シェアリングエコノミーの脅威」みたいなものにさらされてるんです―こわーい。
どちらも「場所をシェアするサービス」なので。


ということで、「海外のそんなんってどんなんなってんの?」っつって
Googleでぐぐっとググってみるじゃないですか。
そうすると出るわ出るわいろんなサイトやアプリが。


んで、
The most popular ideas in the sharing economy | JustPark
っていうwebページにまとまってたので、
見てみたんです。
2015年にはもうtwitterでシェアされてたので、
かれこれ4年前くらいのサイトがまとめられている。


残ってるサイトもたくさんあるんだけど、
404Errorとか、ドメイン買い取られてまったく別サイトになっちゃってるやつとか、
見ただけで「ウイルスの脅威にさらされています」ってウイルスソフトの警告が出るやつとかいろいろ。
こわーい。


さて、そんなリストを上から順番に見てみた結果、
どのくらいのサイトが残っていたか、という話と、
一番下に「なんで絶滅したのか、なんで繁栄したのか」みたいな
考察を載せようと思います。

シェアリングエコノミー各カテゴリーにおけるご存命率

個人間でお金を貸してくれるサービス(I can lend you some money)
→そこそこ残ってる。っていうか元々ものすごい多い


家事を手伝ってくれるサービス(I can help you with your chores)
→3分の1くらい残ってる。


車を貸し借りできるサービス(You can borrow my car)
→3分の2くらい残ってる


ビジネス用のお金を貸してくれるサービス(I can lend you money for your business)
→3分の1くらい残ってる


部屋を貸してくれるサービス(You can stay in my spare room)
Airbnbだけかと思ったら3分の1くらいは残ってる


個人間でいらないものの取引(You can buy stuff I no longer need)
→2割残くらい。Craiglistは相変わらず元気。


なにかのスキルを教える系(I can teach you some skills)
→かなり減ってる。1割残りくらい??
 でも新しいのも多数ありそう


地元を案内してあげる系(I can show you around town)
→半分から3分の2くらい残ってる。


荷物を送ってあげる系(I can deliver your parcel)
→3分の1から半分くらい残ってる


いっしょにドライブ系(We can drive somewhere together)
→7割がた残ってる。


近所の人からモノ借りる系(You can borrow stuff you don't want to buy)
→3割残くらいかな。けっこうなくなってる。


空きスペースを駐車場として貸してくれる(You can borrow stuff you don't want to buy)
→半分残くらい


ボートの貸し借りサービス(You can borrow my boat)
→9割残ってる


家を訪ねてごはん食べる系(Come have dinner at my house)
→2割残


家にごはんを作りに来てくれる系(I can cook you dinner)
→2割残


いらないものを物々交換(We can swap stuff we no longer need)
→8割残ってる


いらない服を個人間売買(You can buy my clothes)
→6割残りくらい


大学の勉強を助けてくれる(I can help you with your college subject)
→7割残


ひっこしのお手伝い(I can help you move house)
→8割残。なんとなくわかるなー


ビジネスのアドバイスをしてもらえる(I can help you with some business advice)
→半分残くらい。


ドッグシッターしてくれる(I can look after your dog)
→7割残くらいかな


車に乗せてもらえる(I can give you a lift)
→6割残。ていうかUberLyft以外も生き残ってるのね。


家を一時的に交換するサービス(You can stay at my house and I'll stay at yours)
→意外と8割残。


プロジェクトにお金出してもらえる(I can fund your project)
→全残り!kickstarterもINDIEGOGOも2015くらいにはもうあったのね


コワーキングとか事務所の間借りとか(You can work from a spare desk in my office)
→9割残。WEWORKも2015年にはもうあった。


デザイナーものの服を個人間貸し借り(You can borrow my designer clothes)
→9割残。「いらない服の売買」と似てるのに


旅行者に買い物してもらう(I can buy something for you next time I go abroad)
→2割残くらい


自転車の貸し借りサービス(You can borrow my bicycle)
→2割残くらい


荷物の個人間お預けお預かり(You can store your stuff at my place)
→6割残くらい


うちのスペースで仕事していいよ(You can work from my living room)
→7割残くらい


食べ物をレストランから届けてくれる(I can pick up your food shopping)
→1割残。今ならUberEatsだろうけど、当時はまだないみたい


服の交換(We can swap some clothes)
→4割残


家の掃除をしてくれる(I can clean your house)
→6割残


服を選んでくれる(I can help you choose what to wear)
→2割残だけど、サービス内容が違くなってるような…


芝生を刈ってくれる(I can mow your lawn)
→6割残。自動草刈り機とシェアリングエコノミーの勝負か…


海外送金サービス(You can buy currency)
→8割残


車の個人間売買(You can buy my car)
→1サイト残


なんかしらお手伝いサービス(I can offer you some services)
→10割残!意外とトラブル少ないのか?


家庭用品貸し借り系(You can borrow my household items)
→いっこもなくなってる


この辺になると1カテゴリに4サイトとかしかないので、
このへんで。

考察。あるいは進化論的な絶滅/繁栄っぽい話

・プチ富裕層っぽいのは滅びにくい(ボートとか)
・自転車とかカメラとか、愛着強そうなものはイマイチなのかも
・場所貸しはやはりアリだね
UBERLyft的なやつはやはり強いね
・どっちかっていうと「尖ったカテゴリ」のほうがいいのね、
 「服」ではなく「デザイナーズブランドの服」の方が強い
・お金貸し借りとか送金とかはシンプルだし強め
・ご近所お手伝い系はふつうに使われるけど、たぶん国や地域によって異なる
・スキルを教えてあげる系は意外と弱い


んー、こう見てるともしかして
「お金ある人が嗜好品っぽい使い方をするもの」と
「今までプロに払っていたお金を素人に払っても結果が変わらないもの」が強いのかな。
逆に
「今までもお金を使っていなかったけど
 ITの力でどうこうする」というのは弱いっぽい。


例えば芝生刈るのはいままでも自分でやるか業者に頼んでたのを
人にやってもらって、自分の時給がいくら位でという計算がしやすい。
もちろん、移動とか宿泊みたいな、今も誰かにお金を払ってるものは、
そのお金の出し先が変わるだけだから成立しやすい。
タクシーとUBERとかホテルとAirbnbみたいな話だよね。


でも「個人的に似合う服を選んであげるよ」というのは、
たぶん今まで使ったことがある人が少ないサービスだから、
社会全体でキープされてる予算が少なくて、流行らなかったんじゃないかなー、とも思う。
(もちろん「いや、服買ってるんだからその金あるだろうよ」という意見もあろうけども…)


あと、大事なことだけど
「過去に滅んだからニーズがないのか」っていうとたぶんそんなことないんだね。

余談。マダガスカルのもう一回進化しちゃった鳥の話

一度は絶滅し、再び進化してよみがえった鳥 | ギズモード・ジャパン
という話を聞いたんだけど、
生き物の進化ってほんとすごいよね。


「島が隆起→飛べる鳥が飛んでくる→安全だから飛べないように進化してしまう→島が水没→絶滅
 →再び島が隆起→飛べる鳥が飛んでくる→安全だから飛べないように進化してしまう→…」
みたいな、なんか手塚治虫まんがでありそうな話。


鳥の場合は意図があって進化したわけではないけど、
webサイトも滅んじゃうのは滅んじゃうんだよね。
そのサイトが良いか悪いかには実はあんまり関係なく。
運命みたいなもんがあるよねー。

Pardotユーザ会をZOOMで中継してみた話。っていうかZOOMとYAMAHAのYVC300の組み合わせが大好き。

~あらすじ~

2019年某月某日、Pardotユーザ会運営事務局に試練の時が訪れた。
「4月のユーザ会用の、東京駅近くの会場が押さえられない…。」さすが貸し会議室の繁忙期の4月である。
新人研修や期代わりでの研修が多くなる時期、迂闊であった!
みなさん4月の予約はお早めにね(サブリミナルPR)。


ちなみに、今後の開催予定等は
Pardotユーザ会 | Salesforce Trailblazers Event
で告知していくんで、よろしくお願いします。


途方に暮れていたその時、リーダー宇佐見が一枚の名刺とともにある人の言葉を思い出す。
そう、1月のSalesforce Japan Dreamin' 2019というイベントの際にご挨拶させていただいた、
ウイングアーク1STの某さんの「うちの会議室使ってくれてもいいですよー。」という言葉だ。


(まさかこんなに早く頼ることになるとは…)と思いつつ、
メールで詳細をお伝えすると、
当日は利用予定が入っていないから大丈夫です。の言葉と
いくつか利用上のご注意をいただいた。


そして、会場が決まり告知を開始したところ、
次の問題が持ち上がった。

遠方のご参加者さんからの声

何度も参加してくれている遠方の方から
「今回、六本木なんですね。さすがに、行けないかなー。
 でも、この前Pardotのイベント知り合った人たちと
 できれば、見たいよね―、と、盛り上がりまして。
 中継とか、できないですよねー。」
とのお話が。

葛藤。

・業務でZOOMをよく使うものの、
 初めて使う会場でうまく使えるのか?
・機材どうするの?
 昔だったら中継ってえっらいことだったじゃん
 回線どうとかなんか中継機材とかー
・予約制でクローズドでやってるイベントなのに、
 誰でも見える環境はマズくないか?
・地方の人のためと言って今後も中継してたら、
 今後現地に来てくれる人が減っちゃうんじゃないか?


ウホ。
考えて考えて、ある結論に到達した私は
着々と静々と準備を始める。

準備した話

・ツールはZOOMに決定。多少慣れてるし、音がまとも。
 無料アカウントだと複数人で時間気にせず使えないので、
 会社で持ってるアカウントを借りる
・マイクはYAMAHAのYVC300を会社からこっそり借りる

・カメラはBuffaloのBSW200MBK

・招待URLは誰でも見えるところではなく、
 非公開のTrailblazer Communnity内に
・撮影しないでね、の旨は登壇前に話を
・質疑応答目的のSli.doも、事前にTrailblazer Communnity内にて告知
 (中継先の人も質問できるように)

当日

はやめに会場入りし、会場の説明を受けてまず感動。
なんというか、カンペキ。パーフェクト。
貸し会議室やさんが見習いたいレベルの考え抜かれた会場。
部屋を区切るパーテーションや、音響、プロジェクターの連動、BGM、ブラインドといった装備のグレードの高さや、
受付セットや会場案内に至るまで気を使っていただいたウイングアーク1stさんのお心使い。


感謝の気持ちとあと一次感で始まる興奮を感じつつ、
事務局みんながレイアウト変更をしてくれているすきに、
PC、カメラ、マイクをセットし、LANも接続。
さっそく中継先につなぐ。
おお、音声が、映像がつながった。


そしてその後もう一つ問題が起きる。

遠すぎて画面がモヤモヤしますね…

そう、画面モヤモヤである。
見えなくないけどー。
見えなくないけど、
スクリーンの文字が読めない。


あ、じゃあ登壇PCでもZOOMに入って、
画面共有してもらうのはどう??と思ったが、
PCのいれかえが多いし、当日ためして実現できることじゃない
今回https://twitter.com/AdamBlitzerさんの登壇もあるし、
「ねぇねぇPCにZOOMいれさせてくんない?んで画面共有してよ」
とか、ムリ。


途方に暮れていたその時、
人知を超えた存在からの使いがふわ~っと訪れた。
そう、https://twitter.com/gakkey1022である。
どうしようもない僕に天使が降りてきた


「ああ、それ、スマホつこたらえんすよ。
 ぼくやったことありますもん。」
的な的確で素敵な助言。
さっそくスマホをセッティングし、さきほどのPCとは別にZOOMにイン。


読める、読めるぞ!
中継先からでも文字が読めることを確認。
そして本番突入。


あ、私、司会するんでしたそうでした。
いそいそ。
えーみなさん本日はー以下略。
内容はね、来てくれた人、見てくれた人だけのものです。


今回もまた素晴らしい登壇内容を必死にメモりつつ、
時々ZOOMの画面をチラ見する。
多くはないが、ちゃんと入ってくれて見てくれている人がいる。
前日に告知したとかなのに、ありがたい。
離れていても今のこの風景を共有できる場所がある。
こんなに嬉しいことはない。


そしてあっという間に会が終わって、
中継を切る前に「ちゃんと見えました。」との声。
どうやら会場で味わえる内容のいくらかが伝わった様子。

ユーザ会とか、コミュニティで得られるものって何?

私はこういったコミュニティに来てくれた人が得られるものは
「知識とやる気」だと思っていて。
たぶんどちらも会場に来てもらった人の方が、
より多くを得られるのだと思う。


ロックミュージックのライブのように、
映画館で見る映画のように、
龍安寺で見る石庭のように、
札幌すみれのラーメンのように。


ただ、それはそれ、これはこれで、
オンラインでもいいと思う。
iTunesの音楽のように、
Netflixの映画のように、
Google Maps越しに見る龍安寺のように、
セブンイレブンで買える札幌すみれのカップラーメンのように、
あるいは、Kindleで読む名著のように。

次回Pardotユーザ会は2019年6月26日です。

どうしても現地に来られない、
という方のために次回もまた中継をしようと思っています。
ですが、上にも書いたようにできれば現地でぜひ見ていただきたい。
移動の手間はあるかもしれないけど、
それ以上の何かを得られるから。
そうなるように、事務局みんなで大真面目に考えて、がんばっているから。

2020年3月4日追記

この一年後くらいの2020年2月19日に第24回のPardotユーザ会がありまして、
その時の記事をこちらに書きました。
Pardotユーザ会をZOOMで中継してみた話。っていうかZOOMとYAMAHAのYVC300の組み合わせが大好き。 - うさみ日記
コロナウイルスが流行っている時期なので、
オンラインを軸にオフライン開催もしたよ、という会。
機材等に興味ある方は一度読んでみてくださいね^_^


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「小さな伝統」とか「小さなストーリー」みたいなものについて考えている。

「伝統」というと、なんだかとっても身構えてしまうし、
「ストーリー」というと、なんだか壮大な、大げさなものな気がするんだけど、
そういうのが大事なんだな、とこのところ思っている。


例えば同じ会社で同じチームで働く人。
例えば家族。
例えば友達。
例えばバンドメンバー。


結果が出てて、仲も良くて、そこにいる事自体がうれしい。
みたいなのが素晴らしいと思うんですよ。
家族友達って考えると「結果が出るってなんだろう」と思うけど、
そこは各自考えて。


それぞれいろいろ目的があるけど、
なんというか、
「このメンバーでずっとやってたいわ」
みたいな集団ってあるじゃないっすか。


ほら、物理で習った「ベクトル」の話があるじゃないですが、
大きさと向きで力を表す、みたいなアレ。
各個人が集まってチームなわけだけども、
ベクトルがバラバラだと正直しんどい。


かと言って超筋肉ムキムキのリーダーが
「お前ら―!俺の言う通りにせんかー!」
とか言ってても、反感を買うだけでうまくいかない
(特に今のご時世)


そこで大事になるのが
「伝統とかストーリーを作ること」
なんじゃないかと思っている。
「伝統とかストーリーができること」じゃなくて
「作ること」ね。


なんというか、意識的に伝統を作ってストーリーを作ることによって、
「我々は偉大なことを成し遂げた」だけでなく、
「我々は偉大なことを成し遂げた偉大なチームになった」という話ができる。
というような。


なんつーの?
チームビルディングとか心理的安全性とかって言う話をするときに、
この辺をうまく使えると潤滑剤の役割を果たすと思うよ。
って話ね。


昔で言えば飲みニケーション的なものが伝統だったりしたのだろう。
私が社会人になった2,000年頃、初めて入った会社は
飲み会が多かった。でも、年々減っていった。
伝統が時代にマッチしなくなったんでしょうかね。


こういうのって少人数のチームだとできても、
大人数だと難しくなるんだよねー。

考え始めたきっかけ

人が集まって仲良くなるってことを考えてたんです確か。
Pardotユーザ会や他のいろいろで他社の人といろいろ話をしたり、
チームに後輩が入ってどうやっていっしょに仕事をするべきだろかー、と思ったり、

DataSpiderで特定の項目にnullが入ってるなら条件抽出で弾いちゃえばいいんじゃん、の話。の自分用メモ。

「変換→基本→マッピング
マッピングする処理を作って、
その中に、nullチェックしたい項目から
「条件→真偽→nullチェック」につないで、からの
「条件→真偽→Not演算」を入れて、
それのアウトプットを
「繰り返し→条件指定→条件による抽出」
に入れて、
「繰り返し→基本→単純な繰り返し」を消してしまえばいいのだ!


これが答えだ!
もっと早くわかればよかった!

あらすじ

このところiPaaS(integration Platform as a Service)のDataSpider Cloudっていうのをもそもそいじくってはニヤニヤしている私ですが、
やりたい処理を作る上でちょこちょこ壁が出てきてもくもくモヤモヤなになにフムフム言ってるんです。


そんなモヤモヤ案件の一つが
「foreach使うときのスクリプト変数にnullが代入できない」
ってやつでした。


最初は確かデータを読み込んでからforeachを使ってnullのレコードがあったら外す、みたいなめんどくさいことをやろうとしてました。
でも、これをやってて検証する項目にnullのレコードがあると、
そこでエラーになって止まってしまう。OMGのLoL
ただの空白なんだからそのまま進めてよ!って感じでした。


んで、
"DataSpider Technical Network"
を見てたら
マッピングの中でnullじゃないやつだけ次に渡す方法がある」
のがあって、
試しにやってみたらまあこれが便利。


その方法が

「変換→基本→マッピング
マッピングする処理を作って、
その中に、nullチェックしたい項目から
「条件→真偽→nullチェック」につないで、からの
「条件→真偽→Not演算」を入れて、
それのアウトプットを
「繰り返し→条件指定→条件による抽出」
に入れて、
「繰り返し→基本→単純な繰り返し」を消してしまえばいいのだ!

というわけ。

例えば

例えばというと、
B'zの「例えばどうにかして」というものすごい歌い出しを思い出してしまうんですが、
いや、たいしてファンでもないくせに。
でもすごくない「例えばどうにかして」って。
タイトル思い出せないけどこの歌詞は思い出せる。


「むかしむかしあるところに
 おじいさんとおばあさんと
 ももたろうが
 なかよく、暮らしていたそうな。」
くらいの衝撃ですよ。
その後かよその後。


あ、ええと、違う違う。
例えばね、
なんかのcsvかなんかを読み込んで、
その中にテキストか空白が入ってる項目なんてよくあるじゃないっすか。


例えばなんか名刺もらったリスト作っててさ、
役職の欄になにかしらの文字が入ってるレコードになんか処理するとするじゃん。
さすがにほら役職ない人のところに「ヒラ」とか書かないでしょ?空白にするでしょ?
そこで上記のスキップっす。


この例えが適切かどうかぜんぜん今考えてないけど。
そういう感じの処理っす。
エクセルだったらソートしてバーっと選択して削除してー、とか、
SQLとかAccessとかならis not null的なこと。


この手のことって最初戸惑うけど、
慣れると楽ちんでいいよね。


DataSpiderガイドブック
DataSpider 実践入門 (CD-ROM付)