うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

亀戸のフラガリア×アナナッサに行った話。


亀戸に「フラガリア×アナナッサ」という
いちごスウィーツ専門店があります。
ここは、ちょうど6周年になる2014年3月末に閉店の予定だそうです。
ここに去年の12月、久しぶりに行きました。


「ケーキ屋さんのケーキを、開店当初から年一回でも六年間食べる。」
ということがないので、行くたびにその成長に驚いてました。



味の進化

最初の頃は、「製菓学校の生徒さんのケーキ感」みたいなものが残っていて、
「苺やケーキ好きな人のためのお店」だったのが、
回を重ねるごとに洗練されて、
誰でも納得させるようなケーキが出てくるようになりました。


とくに去年12月に行った時のおいしさは圧巻でした。
甘すぎず、甘くなさすぎず、重すぎず、軽すぎず、華やかで、食べやすくて、
苺が自己主張をしっかりしているのにでしゃばり過ぎてもいない。
「おいしいケーキ屋さんのケーキ」でした。


他のお店のケーキをそんなにたくさん食べてるわけじゃないですし、
素人意見ですが、
ほんとにおいしかった。

行った時の話

妻と息子と三人で。
実家に帰る途中に立ち寄り。
店内でケーキとコーヒーとスムージーをいただいて、
おみやげ用のロールケーキを持ち帰りで。


昼食後に行ったんです。
なのにチーズケーキ完食。
で、ロールケーキは夕食後に食べたんです。
こちらも完食。
しかも、3歳の息子から60代の母親までがおいしく食べた。


音楽でいえばコアなものからポップなものになってるのに、
下世話にも行かずネタにも走らず、真面目に質を上げる努力をして、
万人に好かれる上質なポップになった、とかそんなん。
あ、この段落いらない?

お店を畳んでしまう、という話

ここは友達の女の子二人が始めたお店で、
お店をやる前から、お店の名前が決まる前から知ってたんです。
無くなってしまうのは正直寂しい。
でも、二人のこれからを応援したい気持ちです。


テレビや雑誌にも何度も紹介されたし、
スカイツリーで期間限定店舗をやったりもしてた。
卒業した製菓学校のモデルケースとして紹介されたりもした。
常連のお客様もたくさんついた。


そんなタイミングでの閉店なので、
ブログにも「そんな!無責任!」みたいなコメントも付いていました。
経営悪化でもなく惜しまれながら店をたたむ。
人気絶頂のバンドが次のステップに進むために、と言って解散するような、
いさぎよい閉店だなー、と思いました。


将来彼女達がお母さんになったら、
子供は自分の誕生日がすごく楽しみになると思う。
そんな子供はたぶん、
ぜったいグレたりしない気がすんだよね。