うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

2020年の前半を振り返ろう。あるいは良くすることと強くすることの話。

そもそも良いとはなんなのか
健康であれば良いのか
幸せであれば良いのか
生きてりゃ良いのか


じゃあ強いとは
腕力なのか
精神力なのか
やりぬく力?的な?ものなのか?


2020年は本当に世界が変わった年だったなー、と思う
(まだ7月だし、あと半分あるけど)。
あとで自分が見返すために、普通の日記っぽいことを書いておく。


どう変わった年だったのか。


コロナウイルスが世界中で猛威をふるったり、
オリンピックが延期になったり、
いろいろな都市でロックダウンになったり、
都市間の移動ができなくなったり、
これにともなって在宅勤務や時差出勤をした。


コロナ以外でも、
フランスではプラスチック製カップや皿が禁止になったり、
日本でもプラスチックのレジ袋が有料化されたり。
はたまたアメリカのジョージ・フロイド抗議運動が広がったり。
アメリカがイランの革命防衛軍司令官を暗殺したり、
中国とインドの紛争なんて事件もあった。


これが半年の間に起きるとは。
そして、社会的な問題が自分にも降りかかる日が来るとは。
思いもしなかった。


家にいながら仕事をする日々が来るなんて思いもしなかった。
朝に昼に夜に家にいる。
平日も休日も家にいる。
22歳で社会人になってからいままで、こんなことはなかった。
2月から時差出勤、4月から6月途中まで在宅、今(7月)はふたたび時差出勤。


20代後半に「徒歩で会社に通える距離に住む」というのをやったけど
あれとはまったくレベルが違う。

■仕事

コロナウイルスがテレワークの後押しをした。
在宅で、ノートパソコンで仕事をし続けた。
ミーティングはオンラインでの開催が多くなり、
名刺をもらう回数が激減した。
セミナー等への参加もオンラインになった。


自宅からセキュアに必要な情報に接続する方法や、
各自が仕事できるような環境を素早く整えられた
(もちろん対応できるように少しずつ変化してきたからできた、というのもあるけど)。


集客の面では、展示会やリアルイベントがのきなみ延期や中止になり、
その予算がオンラインマーケティングに流れた感がある。
昔は紙と電話とFAXで仕事してたなんて嘘みたい。


コロナウイルスの直接的・間接的な影響に翻弄された
数ヶ月だった(まだまだこれからかもしれないけど)。

■コミュニティ

あいかわらずSalesforceのPardotユーザーグループを2ヶ月2一回やっているけど、
以前から「オフラインがメインで、オンラインでも視聴できるよ」という方式でやっていたが、そのバランスが完全に変わった。
完全オンラインでのイベント開催も数回行った。


以前から少しでもやっていたことが、
2ヶ月に一度のペースを維持できた要因だったかな、と思う。
いつも見てくれている人がいるのがとても嬉しい。


司会やパネルディスカッションのファシリテーションもしたが、
目の前に100人いるのと、名前だけが見える150人がネットの向こうにいるのだと、
緊張感が違う。
フィードバックの質と量が違う。


雑に言うと寂しい。
司会していて、誰かが登壇してくれたあとにコメントして、
100人中何人かの人が「うんうん」と無言でうなづいてくれるのが大好きだった。


と、ノスタルジーにひたっててもしょうがないので、
今後はどんな形でフィードバックを得られるかを考えている。
なんというか、月面のロボットアームを動かして、
石の硬さをたしかめてるような気持ちなんですよ。
まだ今のところは。


主催者でなく参加者としては、
オフラインのイベントだとメモ魔だった私だが、
オンラインイベントだとなぜかメモを取らないのが不思議。
上辺だけの理解をしているような意識がある。

■読書

在宅勤務をしている間はまったく読書が進まなかった。
単純に通勤時間が無くなって電車に乗らなくなったのと、
数行読むとその先に進まなくなってしまっていた。
事実が小説よりも奇妙すぎたからだろうか。


小説もビジネス書も関係なく、
あまり進まなくなった。


最後にちゃんと読んだ本は劉慈欣さんの「三体」というSF小説で、
これは本当に楽しんで読んだ。
なんというか、蒸留酒のようなSF小説だった。
濃いのにさらさらと読んでしまう。


そして、7月に三体IIも読んだ。
通勤電車の中で読んだが、超面白かった。
古いという意味ではなく、質が高くいつ読んでも良い、という意味で、
クラシックに数えられる小説だと思う。


そうそう、ほぼライフワークになっている図書館通いも
この期間はだいぶ控えていた。

■料理

外食をほぼしない期間になった。
土日に家族が食べる分の料理をしたり、
平日用の作りおきを土日に作ったりした。


家にいる時間が長かったので、
朝食用にフォカッチャとサラダを作って駐車場にアウトドア用の椅子とテーブルを出して食べたり、
餃子やタコスを皮から作ってみたり、
みたいな、時間のかかるものをコツコツやった。
以前から時々やる自作ピザも何回かやったし、
たこやきやチヂミみたいな粉ものの回数も増えた。
あとクレープなんかもやったっけ。
ホームベーカリーでパンもよく焼いた。
クラッカーも自作してみた。


まずこの「粉と水」みたいなものに対する理解が深まった日々だった。
粉50~250gと水や牛乳90~160ml、塩4~6g、砂糖0~10g、オイルあるいはバターが0~20gくらい。
この振り幅の中で、いろいろな皮ができる。
イーストを入れて発酵させたり、オリーブオイルやごま油が入ったり、まぜるのが水かお湯かの違いがあったり、
あ、クレープは粉50gくらいに牛乳200mlくらいだったから、また別ものかも。


そしてもちろん日々お米やパスタも食べるのだけど、
一合のお米は約150gで水180mlで炊く。
パスタは乾燥100gの茹で上がりが250g。


このへんはホームベーカリーや炊飯器は便利になったけど、
昔からほぼかわらないことなんだろうなー、と思う。
乾かして保存したものを水を含ませて食べている。


何百年か前といろいろなことが変わったけど、
米と水の量が変わらないことに少し安心を覚えたりする。
変わらないものもあるのだ。


あと、主食以外の調理については、
加熱や塩によって水分を外に出すか、
煮炊きによって水分を含ませるか、
あとはどのタイミングでどのように味付けするかだな、と、
原則みたいなものを考えていた。
このあたりも昔から変わらないことだと改めて考えていた。


レシピ本には書いてないけど、
料理ができる人は無意識にやっていることなんじゃないかと思う。
「強火で炒める」とか「中火でなるべく動かさないで焼く」とか「塩で下味をつける」みたいな一行の裏に、
その目的が隠されていたりするのが面白い。
このあたりを教える料理教室があればいいのに。


そうそう、妻のオンライン飲み会のおつまみを作ったりもした。
とんぺい焼き、アンチョビキャベツ、豚キムチ炒め、サーディンやたこやその時あるものを使ったアヒージョ、スティックサラダのディップを工夫したりもした。
冷奴に何を乗せるか、何をかけるか、というのは楽しいテーマだと思う。
こまごまいろいろ作ったけれど、あんまり覚えていない。
おいしければなんでもあり。


■運動
運良くコロナ前にNintendo Switchとリングフィットアドベンチャーのソフトを購入できていたので、それをやったりした。
こどもたちのサッカー教室も休みになったので、
休日に走ったり練習に付き合ったりもした。


あとはYoutubeにあったビリーズブートキャンプや、
3分間で膝がガクガクするまで追い込んでくれる動画を見ながら運動したり、
こどものサッカー教室が送ってくれた動画に合わせて運動したりもした。


夜はふつうに出勤していた時よりもよく眠れた。


結果、在宅期間で体脂肪は少し増したものの、
体重はほぼ変わらずだった。
時差出勤が始まったらまた体脂肪が減り始めたので、
徒歩が効いているのだろうと思う。