うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

人を理解する時「人間は何度目か」とか「どんな色が見えてるか」に例えて理解する、という話。

先日髪の毛を切りに行きまして、切ってもらいながら
「マッサージうまい人とへたな人はなにが違うんだろうね〜。
わかってんなーって人とわかってないなーって人といるよね。」
という話になりまして。


こういう話をすると思いだすのが、
昔見た「松紳」というテレビ番組の
「人は生まれ変わる?」という話。
生まれ変わりを信じるか否かとかはまあおいといて。

松紳の「人は生まれ変わるか」という話

ざっくり書くと、松紳で話されていたのは
汚いままかかり湯もせずに銭湯の湯船に入ってくるおっさんや、
空港カウンターで発券待ちしてるのに平気で割り込みをするおばさんは、
いままで他の生き物で、今回初めて人間になった。
そう思うと許せる。という話でした。


で、髪を切ってもらってマッサージなどしてもらってるときに
マッサージのうまい下手も
「人間を何十回もやっている人」と
「前世がトカゲで今回が初めて人間の人」で違うんじゃない?
みたいな話をしてたんです。


力は同じようにあるんだから、
手先の感覚なのかなんなのか、受け取り方が違うんだろうね〜。っつって。

見える色に例える話

んで、似たような話を前にある人が言ってたのを思い出した。
その人が言ってたのは
コミュニケーションの場で受け取る情報を色に例える話。


どういうことかというと、
まったく同じ話を聞いても
Aさんは言葉そのままに受け取るし、
Bさんは口調や顔色やいろんなことを受け取って相手の気持ちも汲みとる。
そういうことってあるよね、と。


「この車は誰のものですか?」という質問の答えは
英語のテストなら
「はい、私の車です」で済むけど、実際は
「ごめんなさい!すぐどかします!」だろうよ、と。


それってなんだか
色の見え方が違うみたいに、
感じ方、受け取り方が違うんだよね。という話です。


たとえば、
人によってはクレヨンみたいな12色しか見えてなかったり、
256色なんだけど赤系が見えてなかったり、
素晴らしく細かいグラデーションだけど白黒グレーと青だけだったり、
Retinaばりの1,670万色超が見えていたり。
人によっては昆虫みたいに紫外線が見えたり、
鳥類みたいにベースが3原色じゃなくて4原色だったり。


女性は見えてる色数が多い気がするよね、とか。
○○さんは原色しか見えてないんじゃないかとかね。


んで、この話のおもしろかったのが、
「じゃあいろんな色が見えてる人って、必ず成功するの?」
というと、そんなことはまったくない。ってところ。
どんなにセンサーが良くできてても、得たものをどう扱うか、その結果何をするか、
というのは全く別な話。


原色のみ、グラデーション一切なし、みたいな人が偉大な経営者だったりする。
余計なものが見えない分、
決断力や行動力があるのかもしれない。

ちょっとわき道にそれる話

このへんSEさん的には
「コンピュータの5大装置」の話を思い出します。
入力、出力、制御、演算、記憶ね。
入力して、処理して、出力する。
情報処理の基本中の基本です。


処理や出力が間違ってるのかと思ったら、
入力の段階でそもそも間違ってる、
ってこともよくあります。
何を頼まれたのかわかんないとか、
わかんないとこがわかんないくらいな人とか。

なんの話だったっけ?というと

なんかコミュニケーションがうまくいかないときに、
そもそも相手と自分は
見える色も違うし、
人間に生まれ変わった回数も違う。
というのを基本にしないといかんよね。
という話だったような気がします。


けっこう違いがあるんだよ。
それに昔はちゃんと気づいてなかった。
気づくのが遅いのも見えてる色が少ないからだよね。
こんなん人間50回目くらいでフルカラーが見えてる人には
いまさら?な話なんだろうなぁ。

おまけ、EQの話

EQ こころの知能指数 (講談社+α文庫)
ダニエル・ゴールマン 土屋 京子
4062562928

という本を前に読んだんだけども
通ずるところがある話でした。
感情やコミュニケーションの話。


http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20121101/328974/?ST=business&P=2
あたりに内容もかいてありますので興味がある人はどうぞ。