うさみ日記

東京都日野市からまいりました宇佐見直人です。ITとかマーケとかの話や、勉強した話なんかをするよ。

X-tech VRという勉強会に行ってきたよー。教育×VR、医療×VR、ファッション×VR。おもしろそうでしょ?

非エンタメ領域におけるVR新規事業の作り方 〜【教育・医療・ファッション産業を変革するVRスタートアップが語る】VRによって新たに生まれる新産業とは 〜 | Peatix
というのに行ってきました。
タイトル長い。




この画像がシャレオツすぎて
「オラみたいないながもんがごんなどごさいってもいいんだべか〜」
とビビりつつ。

どんなイベントだったのか

近年メディアやニュースで話題に上がることが多いVRVRというとゲームなどエンタメ領域で使われるというイメージを抱く人が多いかもしれません。一方で、VRを活用して、教育や医療、ファッションなどの非エンタメ領域でのイノベーションを起こそうとしているスタートアップ企業も生まれてきています。


そこで今回はVR×リアル産業の掛け合わせよってどのような新産業が生まれているか、その中でどのようにスタートアップや新規事業を立ち上げるべきか、VR特有の事業開発のポイントなどを教育×VR、医療×VR、ファッション×VRの非エンタメ領域で実際にイノベーションを起こしているスタートアップ3社をお招きし、事業作りにおけるポイントをお話してもらいます。

(peatixからコピペ)


で、登壇されたのは
・教育×VR:GIFTED AGENT合同会社 CEO  河崎 純真 さん
・医療×VR:HoloEyes株式会社 CEO兼CTO  谷口 直嗣 さん
・ファッション×VR 株式会社Psychic VR Lab CTO  藤井 明宏 さん
のお三方。
それぞれ15分ずつお話して、挙手でちょこっと質疑応答、
そのあと集まった質問を元に、パネルディスカッション。


結論といたしましては、超おもしろかった。
VRなんて、前にどこかの自治体が東京駅のkitteでやっていた
VR手筒花火」と、
格安チケットがあって行ったサンリオピューロランド
VRマイメロード」くらいの私がですよ。


VR手筒花火は「手筒花火型のコントローラー」と、
画面の中の手筒花火があってなくてちょっと切なかった。
サンリオのは、HMD外して見たほうが楽しかった。
なんかペラくて。パラッパラッパー以上にペラくて


そんなズブズブの素人で「VR?くるの?どうなの?」くらいの私が見に行ったんです。
すると、「この先に期待だなー」と思うようになったし、
「どこかで実際に体験しないといかんな!」
というモチベーションを持つくらい楽しかった。


以下、手元のメモから箇条書き

ざーっくりこんな内容でした

河崎さん(教育×VR

・キックボードで登場!
・15歳で家出してエンジニアになってスタートアップにいくつか関わって
・ヨルダンでシリア難民にVR体験
・オキュラスリフトのパルマー・ラッキーに褒められた
・SXSW
・「発達障害の人にVRコンテンツを作る技術を教える、社会企業」
・3Dプログラムや3Dデザインを教える
発達障害でも空間認知やデザイン方面でとっても優秀な人がいる
VRを教える学校と、VRを教育に活かすことが今後発展しそう
・学校:Gifted academy、VRアカデミー、tech camp
・教育:ボーイングが訓練時間75%減、スウェーデンの学校で歴史をVRで教える、
 ANAとか、ニコニコのN高校とか
・この辺についてはvrinside.jpというサイトがくわしい
・未経験の人はぜひ「Google Earth VR」を試して欲しい
・Gifted Academyをよろしく!発達障害じゃない人も受講できるよ

谷口さん(医療×VR

・「CTスキャンの画像を3Dにして、VRで見えるようにする」
・いままでの外科医はCTスキャンの画像を頭の中でつないでいた、
 それを3Dにして目の前でグリグリ動かしながら見えるように
・手術前のブリーフィングにも、後進の教育にも
・体内!VR
・都立墨東病院NTT東日本関東病院で実験中
・「人口100万人あたりのCTスキャン台数は日本がダントツ1位」
・WEB講演会ができる
 「何をどうやって治すか」「どこをどう切るか」
・B向けVRの考え方
 −ビジネスのベースを「VR」に置かないこと
 −割りとカンタンにUnityとかでできる
 −既存のものをVRに置き換えるだけじゃない価値を
 −3D症例のデータ化
 −参入が難しいジャンルに、その道のプロと一緒に
  (実際に谷口さんは外科医さんと組んでらっしゃる)
 −エンタメ等C向けはヘッドセットを長く付けさせる方向だが、
  B向けは「ヘッドセットをつける時間を短く」がキモ
 −「VR酔い」にはコストをかけない、気にしない
 − サクッとプロトタイプを作って、ユーザとの対話にこそ時間をかける」
・ニーズは現場にある

藤井さん(ファッション×VR

・「STYTY FASHION VR」12名でやっている
・実績はSXSW、パルコ、伊勢丹、toitoitoi!
HMDを付けて、ヴァーチャル展示会
・その服に合った空間、ブランドイメージに合う空間
・ルックブックをVR
・今のVR
 −高精度で遅延を感じない
 −広い視野角
 −高リフレッシュレート
 −高い没入感が安価に得られる
・目指すところは
 「FASHION×VR×SHOPPING」→STYLY
クラウドVR空間構築/配信サービス
・今後はコミュニティを広げる
・クリエイター向けには無料
・分析等できるように、どこをどのくらい見たか
VR内ではまだ購入できません

パネルディスカッション

Q:VRビジネスをやる上での参入障壁は?

谷口A:その業界のプロと組むこと。例えば外科医
藤井A:コミュニティを作ること
河崎A:今なら早い者勝ち(先行者利得)あと、特許とること

Q:どんな方法でどんなフィードバックを得てますか?

谷口A:病院の先生と話あながら作ってる
藤井A:展示会場に行って体験した人に話を聞く
河崎A:体験してもらって話を聞く

Q:VR、今後儲かりそう?

A:医療分野はお金のニオイ。ゲノムが見えるとか

Q:マネタイズはどのくらいのスパンで?KPIは?

藤井A:まだ先。KPIは体験時間
谷口A:年内には
河崎A:もう実際学校やってて黒字で、KPIは卒業生の就職人数

Q:VR知らないけど、今からでも技術者になれる?

A:技術力を高めれば今からでもOK!
  スマホアプリもそうだけど、
  むしろ今でしょ!
  数学とプログラムを勉強しよう

他、こまごまメモ

・2020年に18億円市場
・パソコンが思いと大変
・新しい人が出てこない
・これからは医療や教育からVRを!
・誰でもつかえるようにする
・なくても生きられるけどあると便利なものを
・バレットトレインっていうゲームとかヤバイ

質疑応答のしくみがすごい便利だった

ちなみにこのパネルディスカッション
sli.doという仕組みを使ってやってたんだけど、
これがとっても便利だった。
この前行った
うる水
で使っていたgoogle slideの活用も良かったけど、
甲乙つけがたし!な感じでよかった。


質問をスマホやパソコンから書けて、
イイね!を押されると、その質問が上に上に上がってくる仕組み。
お金周りのエグい質問を匿名で投げても
イイね!がつくと上にあがりますね。

X-Techについて

今回のイベントは
「20時から2時間の勉強会で2千円?参加少ないかな―」と思っていったら
60人くらい集まっててビビった。
今までは1年くらいエンジニアに向けてやってて、
今回は「エンジニアじゃない方」に寄せてやってみたそうでした。


ちなみにこのイベント主催者さんが作っている
「未来を愛する新規事業担当者のための情報サイト」
はこちらから↓
クロステック
別に新規事業担当者じゃなくても、
見ててふつうに「未来!」って感じでおもろいよ。


* * *


つーか2連続で勉強会ネタになってる。おかしい。
こんな人じゃないのに…。
念のため書いておくとこのブログはこういうのよりも
なか卯で「親子丼、汁無しで」という注文を見かけた話 - うさみ日記
みたいなのを書くために作ったブログですからね。
もっとくだらないことを書こう。



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